うちのサブPCであるAiについては、約4年前に構成を入れ替えて以来、HDDの換装やCPUの換装はあったものの、大幅な構成変更を行うことはなく、ほぼそのままの構成で運用していた。うちではいずれは4K等へのディスプレイの高解像度化を行うつもりなのだが、うちのデスクトップPCの中でAiだけがディスプレイポートを持たないのでそのままでは4Kに対応できない構成であったことと、多少、予算に余裕があったこともあり、思い切ってAiの構成を更新することにした。
PC業界的には、そろそろメインPCであるYuiで採用したCPUであるCore i7-7700Kが属するKabyLake世代の次の世代となるCoffeeLake世代のCPUの噂が出てきている頃であり、やや、タイミングは悪い気もしないでもなかったけれど、今回の構成更新はパフォーマンス優先での構成更新というわけでも無かったので、今回もCPUとしてはKabyLake世代のCore i5-7600Kを選択。マザーボードについては例によってASUS製の製品から選ぶつもりだったのだけれど、ケースの都合でMicroATXフォームファクターが必須となり、かつ、ASUS製マザーボードの現行製品でMicroATXかつディスプレイポートを備える製品はROG STRIX Z270G GAMINGしかないので、必然的にこのROG STRIX Z270G GAMINGを選択することとなった。メモリーについては、何となくCorsair製のDDR4-2666規格対応製品CMK16GX4M2A2666C16を選択。8GB×2枚で16GBである。
CPU・メモリー・マザーボード以外の構成は、これまでのAiの構成から流用するつもりだったのだが、今回はシステムドライブをHDDからSSDに変更することにした。新たにM.2規格のSSDを購入することも検討したのだけれど、Aiは24時間運用のため発熱が大きいM.2規格なSSDを採用するのは耐久性の面で冒険に思えた。また、たまたま256GBなPlextor PX-256M3Pが余っていたこともあり、今回はこのPX-256M3PをAiのシステムドライブとして採用することにした。データドライブ側は、これまで通りWD30EFRX-68EUZN0をそのまま使用。
今回の構成更新では更新対象がCPU・メモリー・マザーボードで、かつ、システムドライブを別途確保できたため、予備電源を使用してバラック状態で組み立てることで動作が可能であった。この状況を利用し、先にWindows10Proのクリーンインストールと最低限の環境整備をバラック状態で実行。週末になり時間が取れたので、まずはAiから既存の各パーツを取り外して清掃を実行し、流用する各パーツと新しいパーツ一式を組み込んだ。Windows 10 Proのライセンス移行を行い、残りの環境整備を行い、動作確認後、正式運用を開始。今回も、いちばん手間だったのは清掃作業であったりする。吸気フィルタを装備しているAiではあっても、やはり、長期間連続稼働させていると各所にホコリがたまってしまうのだ。
今回の構成更新前後で、3DMark / PCMark / CINEBENCHでのベンチマークを実行したので、以下に記載してみる。消費電力についても計測してみた。
旧構成(4670K) |
旧構成(4770K) |
新構成(7600K) |
|
3DMark |
Total:3622 |
Total:3832 |
Total:4989 |
PCMark |
3351 |
3444 |
4513 |
CINEBENCH R15 |
OpenGL:32.74fps |
OpenGL:33.73fps |
OpenGL:59.10fps |
消費電力 |
アイドル:25W |
アイドル:25W |
アイドル:25W |
新構成については、内蔵GPUのパフォーマンスが旧構成と比較するとかなり上がったようで、グラフィックス回りのベンチマークのスコアが上がった。CPU回りは、ハイパースレッディングが有効で論理コア数が倍になっているCore i7-4770Kは別格としても、動作周波数が向上した程度にはパフォーマンスが上がっている様子。新構成でCINEBENCH R15でのCPUスコアがイマイチな点については改めて検証予定。消費電力については、新構成でSSDを追加した影響が出たようで、当初は旧構成のCore i5-4670Kでの計測結果より4Wほど多くなっていたが、省電力設定の見直しにより、ほぼ同じ消費電力となった。
一応、安定性の検証のためOCCTを高負荷の設定(LINPACK・AVX有効・論理コアを含めた全コア使用)にして1時間実行してみたところ、エラーになる事も無くテストを完了できた。安定性についても、現時点では特に問題はないようだ。
ちなみに、今回の構成更新で浮いた各パーツについては、いずれも流用予定である。Core i7-4770Kについては、作業用PCであるKanaeに移植。Kanaeに搭載していたCore i5-4670Kと、旧Aiのマザーボード GRYPHON Z87については、実家PCの構成と入れ替えて使用予定である。