メインPC、SSD換装。(2025/10)

うちのメインPCであるYuiについては去年にシステムSSDをSOLIDIGM P44 Pro(以下P44 Pro)の2TB品に換装していたのだけれど、今年早々にSOLIDIGM社が消費者向けSSDから撤退したのが気になっていて、別のSSDに換装したい気分になっていた。

換装するSSDとしては、PCIe Get5 NVMe SSDがいくつか入手可能になっていたこともあり、PCIe Gen5 NVMe SSDの中から選ぶことにした。最終的に、評価が高い感じであったWD BLACK SN8100 2TB(以下SN8100)を選択。

SN8100はいつものように通販で購入し、まもなく届いた。CPU側のM.2ソケットに装着していたP44 Proをチップセット側のM.2ソケットに移動し、CPU側のM.2ソケットにSN8100を装着。この状態でYui上でクローンソフトによりP44 Proの内容を全てSN8100側にクローンしようとしたのだけれど、クローンソフト上でP44 ProとSN8100のいずれも認識されない状況であった。認識されない原因はすぐに判明。Yuiの環境はIntel VMDを有効にしていて、この状態ではクローンソフト上でNVMe SSDが認識されないのだ。UEFIセットアップ上でIntel VMDを無効にすればクローンソフト上でNVMe SSDが認識されることは確認したけれど、Intel VMD無効の状態で各NVMe SSDにアクセスすることに不安があったので、一旦、YuiからSN8100とP44 Proを取り外し、作業用PCであるSaoriでクローン作業を行うことにした。クローン作業は問題なく完了し、念のためにパーティション内容のコンペアも行い正しくクローンが行われていることを確認できたので、改めてSN8100とP44 ProをYuiに装着。

P44 Proについては、これまでYuiでテンポラリ用として使用していたWD Black SN850 1TB(以下SN850)と置き換えることにした。こちら側はシステムドライブではなくてデータのみのドライブなので、Windows上でP44 ProにSN850の内容をコピーした。念のためコピー完了後に内容のコンペアも行い、問題なくコピーできていることを確認。SN850については、GWM.2NVMe-U3.2x2CCに装着。これまでGWM.2NVMe-U3.2x2CCに装着していたWD Black SN750は実家にあるPCに移植し、実家のPCに装着していたSamsung 960EVOとSanDisk Ultra SSD 1TBを取り外した。960EVOについては、いずれ、Saoriに装着してFedora環境を導入の予定。

今回のSSD換装の際に、SN8100をYuiのCPU側M.2ソケットに装着した状態でベンチマークを実行したのだけれど、SN8100はNVMe Gen5 SSDであるにもかかわらずGen4相当の速度が計測されたので、UEFIセットアップ等、何か設定変更が必要なのかと考えた。しかし、それらしい設定項目が見つからず、Gen4相当の速度になる理由がよく分からなかった。改めて調査してみたところ、YuiのマザーボードであるROG STRIX Z690-F GAMING WiFiのCPU側M.2ソケットがGen5対応ではなくGen4対応であることに気がついた。また、YuiのCPUであるCore i9-14900Kについても、NVMe SSD用のPCI-ExpressがGen5ではなくGen4な気配である。つまり、現状の構成ではGen5 NVMe SSDの速度を完全に生かせる状態ではない、という結論に達した。ちなみに、Z790チップセット搭載マザーボードの中にはCPU側M.2ソケットがGen5対応の製品もあるけれど、Gen5対応とする場合、グラフィックスカード用のPCI-Expressスロットと帯域を共有する形になるようだ。SN8100の購入を決断した時点ではYuiの構成がGen5 NVMe SSD対応と思い込んでいたので、まさか勘違いしているとは思わなかった。しばらくの間はGen5対応の環境とはならないけれど、いずれはYuiの構成についてCPU・マザーボードとも更新する予定なので、それまでは辛抱することになる。

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