うちのサーバーPCであるKanaについては前回の構成更新から3年近く経過していて、予算の目途も立ったこともあり、そろそろ構成を更新したくなった。メインPCであるYuiやサブPCであるAiと同じくAlderLake世代のCPUとマザーボードへと換装することにし、調査を開始。
Kanaにこれまで搭載していたCPUはCore i3-9100でパフォーマンス的には十分以上であったので、今回もCPUとしてはCore i3-12100を採用しようと考えたのだけれど、少し気になったのがオーバースペックではないかという点であった。Core i3-12100は4コア8スレッドなCPUであり、また、シングルスレッド性能自体もかなり向上しているため、パフォーマンス的にはCore i3-9100よりかなり上になる。そこまでのスペックは必要なさそうに思えたのである。しかし、Core i3-12100より下位のCPUとしてはPentium系のPentium Gold G7400となりパフォーマンス的にはCore i3-9100より低いレンジになる。このような状況であるため採用するCPUについて迷っていたのだけれど、ちょうど、Core i3-12100の低消費電力版であるCore i3-12100Tが発売開始された。Core i3-12100Tはの基本周波数はCore i3-12100より抑えられているものの、それ以外のスペックはCore i3-12100と同等である。Core i3-12100Tはバルク版のみの販売であったが販売価格自体はCore i3-12100とほぼ同じだったこともあり、このCore i3-12100Tを採用することにした。
メモリーについてはAiでの採用実績があるTeam製のTPRD416G3200HC22DC01-Aを採用。マザーボードについては少々迷ったものの、Aiと同じくASUS TUF GAMING B660M-PLUS D4を採用。このマザーボードはSATAポートが4ポートまでで、Kanaに搭載している6台のHDDを接続するにはポート数が足りないので、別途、玄人志向のSATA3-I2-PCIE2を確保し、SATAポートを2個追加することで対応することにした。
各パーツは例によって通販にて購入し間もなく届いたので、週末に時間を取って換装作業を行うことにした。いつものように、各パーツ取り外し→ケース・パーツの清掃→新パーツと流用パーツの取り付け、という手順で実行。
今回の構成更新でCPUやマザーボードが変わるので、これまでなら各種設定のバックアップを行ってからOS(Fedora)の再インストールを行っていたのだけれど、今回はバックアップは行ったもののOSの再インストールは行わずそのまま起動させてみることにした。あらかじめ同等のCPUと同じマザーボードを採用しているAiでFedoraの起動テストを行い問題なく起動できることを確認できていたので、問題なく起動できると予想したためである。実際に試してみたところでは、予想通り問題なく起動できることを確認。