うちのメインPCであるYuiについては簡易水冷CPUクーラーとしてASUS ROG Strix LC II 360 ARGBを搭載しているのだが、これの付属ファンの音が少し気になっていた。全速回転時のファンノイズがかなり盛大に発生するのである。で、ラジエーター向けのファンについて調べていたところ、XPG VENTO PRO 120 PWMという製品を発見。
このXPG VENTO PRO 120 PWM(以下XPG VENTO)は、しばらく前に発売されていた日本電産製のGentleTyphoonの改良版という感じで、GeltleTyphoonとの大きな違いはPWM対応になった点である。デュアルボールベアリング採用による信頼性と高静圧を謳う製品である。GentleTyphoonは以前にいくつか使っていてお気に入りのファンの一つであったので、今回もこれを採用したくなった。ちょうどラジエータ向けっぽい3個セットのパッケージが販売されていたので、購入してラジエーターファンを換装することにした。
| ファン換装後の状態。 ラジエーターが斜めなのはVRMヒートシンクやメモリーとの干渉を避けるため。 (この記事を参照)  | 
ファンのスペックを比較すると以下のような感じ。
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 最大回転数  | 
 最大風量  | 
 最大静圧  | 
 最大ノイズ  | 
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 元のファン  | 
 2500rpm  | 
 80.95CFM  | 
 5mmH2O  | 
 37.6 dBA  | 
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 XPG VENTO  | 
 2150rpm  | 
 75CFM  | 
 3.15mmH2O  | 
 28 dBA  | 
ファンとしての基本性能は元のファンの方が上だけれどノイズレベルはXPG VENTOの方がかなりマシ。換装後は多少冷却性能が落ちるかもと思いつつOCCTのLinpackテストを行いCPU負荷をかけてみたのだけれど、さほど冷却性能には違いが出ていない様子で一安心。ファンノイズについては、さすがに全速回転時は静音というわけにはいかずそこそこのファンノイズは聞こえてくるけれど、元のファンよりは確実にノイズレベルはマシで許容範囲である。性能面での問題はなく幾分静かになったので、特に問題が発生しない限りはこの構成で行くことにする。