うちのサーバーであるKanaについてはNICとしてRTL8127Aを搭載したLGY-PCIE-MG3を装着している。このLGY-PCIE-MG3はPCI Express 4.0 x1対応のNICであるけれどKanaのマザーボードはチップセット側がPCI-Express 3.0までの対応なので、LGY-PCIE-MG3の性能を生かし切れていない状況であり、いずれは対応を行おうと考えていた。
しばらく前にRTL8127AのバリエーションモデルとしてPCI-Express 3.0 x2対応のRTL8127ATが発表されて、AliExpressではRTL8127ATを搭載したNICがいくつか販売開始されていた。AliExpressでNICを購入するのはまだ抵抗があるので国内でRTL8127ATを搭載したNICが入手できるまで待ってみようと考えていたところ、少し前にプラネックスからRTL8127ATを搭載したNICであるGPE-XGTが発表された。GPE-XGTが入手可能になった時点でたまたま衝動買い予算に余裕があったので、思い切ってGPE-XGTを購入してみることにした。
GPE-XGTは通販にて発注しまもなく届いたので、Kanaに搭載する作業を開始。Kanaはフルサイズのボードを装着できずロープロファイルのボードのみ装着できるので、GPE-XGT付属のロープロファイルブラケットを使用してKanaに装着することにした。消費電力の都合(CPU側のPCI-Expressスロットに装着すると消費電力が上がる)で、GPE-XGTはLGY-PCIE-MG3と同じようにチップセット側のPCI-Express 3.0スロットに装着。
| 左がGPE-XGTで右がLGY-PCIE-MG3。 ボードのサイズはさほど変わらないがGPE-XGTはヒートシンクがかなり小さい。 |
KanaにGPE-XGTを装着後、問題なく動作することを確認。ただ、以前にLGY-PCIE-MG3を装着した際に気になっていたフローコントロールがOFFになる状況はGPE-XGTでも同じ。ただ、今のところフローコントロールOFFによる影響は特に感じられないので、このままでいくことにする。浮いたLGY-PCIE-MG3については、メインPCであるYuiに装着することにした。
参考までに、iperf3による各PC間での転送速度の計測結果は以下の通りとなっている。
| メインPC(RTL8127A) ⇔ サーバー(RTL8127AT) | 約7Gbps |
| 作業用PC(AQC107S) ⇔ サーバー(RTL8127AT) | 約9.4Gbps |
メインPCとサーバーの間の転送速度は、メインPC側のPCI-Express 3.0 x1の帯域による影響で本来の速度が出ず約7Gbpsに留まるけれど、これだけ速度がでていればほぼ問題無しである。作業用PCとサーバー間の転送速度は、各PCともPCI-Expressの帯域が十分にあるため、約9.4Gbpsという10GBASE-Tでのほぼ上限の速度が出る。
なお、ヒートシンクのサイズの大きさが影響しているようで、LGY-PCIE-MG3はチップ温度が約40度あたりであるがGPE-XGTは50度台前半になる。GPE-XGTの温度が高いのが少し気になるけれど、とりあえず様子見とする。