外付けSSD、追加。(2025/06)

うちではしばらく前からデータ持ち運び用にUSB3.0接続で2TBな外付けSSDであるSSPL-UT2Kを使用してきたのだけれど、持ち運んでいるデータの容量が増えてきて2TBだと厳しくなりつつあった。データ整理することも考えたけれど、4TBクラスの外付けSSDを使ってみたくなり、調査を開始。

4TBな外付けSSDを実現するためには、4TBな製品を選択する以外に、4TBなNVMe SSDを外付けケースに入れて運用するパターンが考えられる。当初は、この4TB NVMe SSDを使って実現する方法を検討していて、4TBなNVMe SSDについて調査を開始したのだけれど、SSD本体とSSDケースを合わせた値段が4TB外付けSSDとして売られている製品の価格と大差ないことが分かってきたので、方針を変更して4TBな外付けSSDを購入することにした。

4TBクラスの外付けSSDはいろいろな製品があったのだけれど、そこまで超高速な製品は必要ないと考えてUSB 20Gbps接続の製品から選択することにし、最終的にサンワサプライ製の600-USSH4TBという製品に決定。価格帯的には他社製品と同等であったけれど、製品自体がコンパクトで魅力的であり、また、サンワダイレクトのサイトで期間限定で5000円引きになっていて、やや安価に感じたことが決定の理由である。おまけに、サンワダイレクト初回利用割引が適用されて、さらに安価になった。

600-USSH4TBは発注後まもなく届いたので、念のため全領域リードテストを行い問題ないことを確認。作業用PCであるSaoriにてSSPL-UT2Kの内容を600-USSH4TBにコピーし、コンペアを行い差分が出ないことを確認できた。

この後で、メインPCであるYuiに600-USSH4TBを接続してベンチマークをCrystalDiskMarkにて行ってみたのだけれど、読み込みは安定するものの書き込みが不安定なことが気になった。ほぼカタログスペック通りの書き込み速度(約1.8GB/s)が出ることもあれば、遅い速度(600MB/s前後)だったり、さらに遅い速度(100MB/s程度)だったりした。その上、一時的にデバイスの接続が切れることもあった。うちにはGWM.2NVMe-U3.2x2CCにWD Black SN750 1TBを装着して外付けSSD化してあるものがあり、これの読み書き速度がほぼ600-USSH4TBと同等であるのだが、こちらについては書き込みが不安定なことはなさそうであった。この状況から600-USSH4TBの初期不良を疑ったのだけれど、Windowsのイベントビューアを確認すると、どちらの外付けSSDでも大量のディスク関連エラーが記録されていることを発見。たまたま、書き込みが不安定というわかりやすい状況がGWM.2NVMe-U3.2x2CC側では目立たない、というだけのようであった。ここでふと思いついたのが、USB Type-Cの接続先であった。これまでは、Yuiのケース前面にあるUSB Type-Cのポートに各SSDを接続していたのだけれど、試しに、Yuiのバックパネル側にあるUSB Type-Cのポートに接続してみたらどうなるかと考えたのだ。その結果、頻発していたディスク関連エラーが全く発生しなくなることを確認。YuiのマザーボードであるROG STRIX Z690-F GAMING WIFIの前面パネル向けUSBコネクタはUSB 3.2 Gen2x2対応で、20Gbpsにも対応できているはず。改めてYuiのケースであるFractal Design Define R6 USB-Cの仕様を確認してみたところ、フロントI/OポートのUSB Type-Cについて最大10Gbpsの転送速度まで対応(USB 3.1 Gen 2 Type-Cポート)との記載を発見してしまった。フロントUSB Type-Cポートは10Gbpsまでの対応となり、20Gbpsへの対応はされていない、ということのようだ。このため、GWM.2NVMe-U3.2x2CCや600-USSH4TBを20Gbpsで接続するとエラーが発生してしまう様子。バックパネル側にあるUSB Type-Cのポートはに20Gbpsまで対応しているポートがあり、ここに各SSDを20Gbpsで接続した状態ではエラーが発生しないようだ。このような状況であるため、フロントUSB Type-Cポートに外付けSSDを接続しないようにし、バックパネル側にあるUSB Type-Cのポートから長めのUSB Type-Cケーブルを経由して各SSDを接続することにした。少し不便さはあるけれど、エラーが出ないに越したことはないので、この運用で進めることにする。

今回の外付けSSDの追加によりSSPL-UT2Kが浮いたけれど、とりあえずの間は予備として手元に置いておく予定。

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