うちではスマート家電コントローラとしてラトックシステム製のRS-WFIREX3を導入していたのだけれど、少し前のフレッツ光クロス導入に伴うWiFi環境の変更後、動作が不安定になることがあった。RS-WFIREX3は使用開始から6年近く経過していることもあり、思い切って新しい機種に変更することにした。
以前はこの手のスマートリモコン系の製品はさほど選択肢がなかったけれど、最近はいろいろなメーカーから多様な製品がリリースされている。他社の製品に手を出すことも考えたけれど、RS-WFIREX3の機能や使用感にはさほど不満がなかったこともあり、今回もラトックシステム製の製品から選択することにした。RS-WFIREX3の直系の後継機種としてはRS-WFIREX4があるけれど、少し前にさらに高機能な製品としてsmaliaスマートリモコンという製品がリリースされていた。smaliaスマートリモコンはRS-WFIREX系と違って外部機器との連携も可能だったりWiFiの5GHz帯に対応している等、かなり機能向上しているが、その分、価格も高くなっている。使用する機能はおそらく同じになるので価格面で迷ったものの、最終的にsmaliaスマートリモコンを購入。
smaliaスマートリモコンは購入後すぐに届いたのでセットアップを実行。RS-WFIREX3はセットアップがやや面倒な印象があったけれど、smaliaスマートリモコンは比較的簡単であった。smaliaスマートリモコンもスマホにインストールするアプリ経由で制御するのだが、smaliaアプリに変更されていて、以前の家電リモコンアプリからUI等の変更点が多く少し戸惑ったものの何とか対応できた。なお、smaliaスマートリモコンの電源はRS-WFIREX3と同じようにUSB経由での給電となるが、RS-WFIREX3ではマイクロUSBであったのがsmaliaスマートリモコンではUSB TypeCに変更されたので、マイクロUSBからUSB TypeCへの変換アダプタを使用して対応。
smaliaスマートリモコンのセットアップが終わったのでRS-WFIREX3と同じように設置し運用を開始してみたところ、リモコン操作の反応が鈍いことが判明。smaliaスマートリモコンはRS-WFIREX3と同じようにやや高めの位置に平置きしたのだが、smaliaスマートリモコンはどうやら側面方向の赤外線出力が弱いらしい。このため、smaliaスマートリモコンの底面にある壁掛け用の穴を利用し天面を操作対象の家電に向けて垂直配置することにした。これで確実に対象家電を操作できるようになった。smaliaスマートリモコンは温度センサー・湿度センサー・照度センサーが本体内蔵ではなく本体から生えたバーに搭載されているのだが、今回の設置方法では照度センサーがちょうど壁の方を向いてしまい室内の照度を正しく計測できないことが分かった。これの対処として、smaliaスマートリモコンの照度センサーが向いている壁の方に簡単な反射板(ボール紙に銀色光沢のテープを貼っただけのもの)を設置し、屋内の光がこれに反射して照度センサーに当たるようにしてみた。これで十分に照度センサーが光を拾ってくれるようになった。
smaliaスマートリモコンの設置が終わったので正式運用を開始しているが、特に問題なく使用できている。今のところ、smaliaスマートリモコンに外部機器の連携を行う予定はないが、外部環境センサーとかスマートボタンとかスマートロックなどとの連携ができるようなので、場合によっては試してみるかもしれない。