フレッツ光クロス、開通。(2024/04)

うちのインターネット環境は自宅まで光ファイバーを引き込んだ上でNTT西日本のフレッツ光ネクスト スーパーハイスピード隼(最大1Gbps)を契約していた。現時点でも速度的には十分に高速ではあるものの、しばらく前から各社が最大速度10Gbpsを謳うコースを発表していて気になっていた。そこで、調査を開始。

NTT西日本もフレッツ光クロスという最大速度10Gbpsを謳うコースをリリースしていて、まずは、自宅でフレッツ光クロスを利用できるかどうかNTT西日本に問い合わせてみたところ、利用可能との返答をもらった。また、契約しているプロバイダがフレッツ光クロスに対応しているかどうかも確認したところ、対応可能でかつV6プラス固定IPサービスも利用可能との返答があった。で、フレッツ光ネクストスーパーハイスピード隼からフレッツ光クロスへの切替を申し込み。今回はついでに自宅の固定電話をひかり電話に置き換えることにした。

フレッツ光クロスへの切替を申し込んだのは今年1月上旬で、実際に光クロスへの切り替え作業が行われて最大10Gbpsでの通信が可能になったのは今年4月下旬と、かなり時間がかかってしまった。具体的な進行状況は以下の通りである。

1/10 フレッツ光クロスへの切替工事を申し込み
1/11 NTTから連絡・確認作業に2週間ほどかかるとのこと
2/5 NTTから連絡が来ないのでNTTに状況を確認・調査にはあと1ヶ月ほどはかかるとのこと
3/8 NTTから工事可能との連絡あり・週末工事可能なのは最速で4/20とのことで4/20に工事を依頼・プロバイダ側の切り替えも4/20に依頼
4/20 朝からインターネット不通・午後に切替工事開始し45分ほどで完了・プロバイダ側の切替完了待ち(夜から未明に切り替え完了予定)
4/21 朝になってもプロバイダ側の切替が行われていなかったのでプロバイダ側に連絡・午後に切替完了し通信可能に

自宅内の切替工事の内容は、V-ONU・ONUの交換とホームゲートウェイであるXG-100NEの設置、となっていた。うちで契約しているプロバイダではフレッツ光ネクストスーパーハイスピード隼でのV6プラス固定IPサービスでは一般向けのブロードバンドルーターには対応せずYAHAMA RTXシリーズやNECのUNIVERGEシリーズ等の業務用ブロードバンドルーターに対応していたため、うちではYAMAHA RTX830をブロードバンドルーターとして使用していたけれど、フレッツ光クロスではXG-100NEででV6プラス固定IPサービスに対応できるとのことで、XG-100NEをレンタルして運用することにした。また、XG-100NEにはWiFi機能があり有料オプションで利用できるので、これも申し込んで使用可能にした。ONUは1Gbps対応の製品から10Gbps対応の製品への交換が必要なのは明らかはであったが、V-ONUまで交換が必要な理由はよくわからなった。交換前のV-ONUと交換後のV-ONUについては筐体が同じで交換する意味がなさそうに思えたのだけれど、微妙に製品型番が違っていたので、何らかの仕様が変わっているのかもしれない。

V-ONU,ONU,HGW 左から、V-ONU・ONU(10G-ONU)・ホームゲートウェイ(XG-100NE)である。

上記したように自宅内での切替工事は45分ほどで完了したが、機材交換よりは各種設定や確認作業の方に時間がかかっていた印象である。自宅作業が終わってから開通までにはプロバイダ側の対応が必要とのことで、開通までにかかる時間はプロバイダによってかなり違いがあるらしい。30分程度で対応完了するところもあれば、2~3日かかるところもあるとのこと。うちで契約していたプロバイダについては当日から翌日までには完了する予定との連絡を受けていたが、翌朝になっても通信可能になっていなかったのでメールにて連絡したところ、翌日昼頃に開通しXG-100NE側のデータ通信ランプが点灯した。PC側のネットワーク設定に何かミスがあったようで開通直後には通信できなかったけれど、設定を見直すことで通信が可能になったことを確認できた。

インターネット通信が可能になったので、自宅内でWiFi接続している各機器について接続先をXG-100NEに変更する作業を行っていった。デスクトップPCについては有線接続していたので特に設定変更は必要なかったが、ノートPCについてはWiFi設定を変更して対応。

インターネット環境の整備が完了したので、メインPCであるYuiにて通信速度の測定を行ってみた。

SpeedTest-202404 SppedTest.netでの測定結果。下り2.2Gbps超、上り2.3Gbit超。

フレッツ光クロスの理論上の最大速度は10Gbpsであるが、現時点では宅内のLAN環境は最大2.5Gbps(各PCのNIC・ハブが2.5Gbpsまでの対応)となっているため、フレッツ光クロスの本来の速度が出せない可能性があった。速度測定の結果から宅内LAN環境の最大速度に縛られている可能性が出てきたので、いずれは10Gbps対応のハブを導入し各PCにも10Gbps対応のNICを搭載したいところ。ただ、まだ10Gbps対応のハブは高価で発熱も多めっぽいので、悩ましいところである。

やや余談ではあるが、XG-100NEのオプションランプはWiFiの5GHz帯・2.4GHz帯が動作中には青色で点滅するという迷惑な仕様になっている。ランプの輝度は結構あってチカチカと眩しいので、これまでと同じように濃色カーフィルムを貼り付けて減光することにした。

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