僕が現在所有しているデジタル一眼のα77には、α550で使用していたSanDisk製のSDHCカード「Extreme Class10 UHS-I 30MB/s」の32GB品を使用していた。この製品も十分に速いのだが、α77では高速連写するとすぐにバッファフルになり書き込み待ちが発生してしまうので、より書き込み速度が高速なSDHCカードを使いたくなった。で、思い切って現状最速クラスのSDHCカード「Extreme Pro Class10 UHS-I 95MB/s」の32GB品を購入してみた。
購入後、簡単なベンチマークを行ってみた。ついでなので、うちにあるSDHCカードとの比較も行ってみた。Read/WriteについてはBUFFALO製のUSB3.0接続カードリーダBSCRA51U3に装着してCrystalDiskMarkで計測したシーケンシャルリード・ライトの速度である。JPEG/RAWについてはα77に装着した状態で速度優先連続撮影(秒間12枚)を行った際の時間で、「Full」はバッファフルまでの時間、「End」は書き込み終了(アクセスランプ消灯)までの時間である。
メディア |
Read |
Write |
JPEG |
JPEG |
RAW |
RAW |
Transcend 8G Class6 |
18.45 |
9.7 |
1.4 |
23.4 |
1.4 |
40.4 |
Transcend 16G Class10 |
22.55 |
17.49 |
1.4 |
15.4 |
1.4 |
24 |
Extreme III Class6 |
22.6 |
18.34 |
1.4 |
13.9 |
1.4 |
23.2 |
Extreme Class10 30MB/s |
22.58 |
19.84 |
1.4 |
11.6 |
1.4 |
20.7 |
Extreme Class10 UHS-I 30MB/s |
43.72 |
33.07 |
1.4 |
10 |
1.4 |
14.5 |
Extreme Pro Class10 UHS-I 95MB/s |
88.13 |
76.68 |
1.4 |
6 |
1.4 |
8.4 |
時間はストップウォッチで計測した時間ではあるが、僕の反射速度が良くないのでかなり誤差あり。しかし、だいたいはシーケンシャルリード・ライトの速度に比例した結果になっている。さすがに「Extreme Pro」は速い。うまく使うと高速連写の後の待ち時間を短く抑えられそうである。RAW画像でも32GBあれば容量としては十分。ただ、動画を入れるのにはやや不安があるので、「Extreme Class10 UHS-I」の方を予備として使うことにしようと考えている。