今年も10月5日に小松基地で航空祭が開催されることが発表されたので、参加することにし、準備を開始。
例年のように航空祭当日は早朝から動くことになるので前泊することにしたのだけれど、例によって小松駅前のホテルは予約できなかったので、今年も金沢駅前のホテルを予約。去年と同様にサンダーバードで敦賀まで行き、そこからは北陸新幹線で行くことになるので、こちらも予約可能になってからすぐに予約。去年はお試しで北陸新幹線のグランクラスを予約したけれど、今年はグリーン車を予約。
開催日までに準備を行ったけれど、今年の航空祭にはブルーインパルスの航空展示がないと早々にアナウンスされていたので、上空を広角で撮影することはなく、また、広角撮影が必要であればスマホでの撮影で十分であると判断し、サブカメラとしてのRX100M6は持参しないことにした。
開催当日が近づくにつれて気になったのが天気の予報であった。開催当日である10月5日の予報は、曇時々晴れという予報が次第に悪化し曇時々雨という感じになってきて、最終的にほぼ雨の予報となってしまった。ただ、航空祭は雨天決行なので、予定を変更することなく出撃することにした。
前日である10月4日は雨が降っていた。自宅を出発して最寄り駅から大阪駅に向かい、大阪駅でサンダーバードに乗車。サンダーバードで敦賀に到着してから北陸新幹線に乗り換えた。乗り換え時間の予定は8分であったけれど、雨の影響があったのかサンダーバードの敦賀着が遅れたらしく、北陸新幹線は遅れの分だけ出発を遅らせていた。その分、余裕を持って乗り換えを行うことができて一安心。金沢に到着後ホテルにチェックインして荷物を部屋に置き、駅前の売店でお土産を購入し夕食も取った。翌朝は早朝から動くことになるので朝食を確保し、早めに風呂に入って就寝。
開催当日である10月5日の早朝は予報通り雨となっていた。IRいしかわ鉄道の始発電車に乗って小松駅に到達。この始発電車は2両編成の各駅停車だったけれど、最終的にほぼ満席になっていて、ほとんどの乗客が小松駅で下車していた。
去年の航空祭も小松基地まではシャトルバスでの移動を行ったので、今年も同様にシャトルバスでの移動を行うつもりで待機列に並んだ。去年は駅近くのこまつの杜の駐車場がシャトルバス乗り場だったけれど、今年は駅前からシャトルバスが出るようになっていて、駅前広場にバスの待機列ができていた。小松駅に到着したのが朝6時前で、その時点でかなりの長さの待機列ができていたけれど、待機列に全く動きがなく、係の方に確認してみたらシャトルバスが動き出すのは7時頃を予定しているとのことであった。待機しているところの近くにタクシーの待機列もあり、こちらは次々にやってくるタクシーにより順調に列が流れていった。去年はシャトルバスの初動が遅すぎて小松基地の開場時間に間に合わなかったこともあり、少々迷ったけれど、シャトルバスの乗車をあきらめてタクシーに乗車することにした。タクシーの待機列は順調に流れていって、さほど待たされることなくタクシーに乗車することができたけれど、待っている間にシャトルバスの待機列も動き出した。ちなみに、今年はシャトルバスの待機中に手荷物検査も行っていたらしい。
タクシーの料金は運転手さんが2000円で止めてくれて、7時前に小松基地に到着。ただ、この時点で既に開場待ちの長い待機列ができていた。この時点では雨が止んでいて、このまま止んだままになっていれば嬉しかったのだけれど、また、雨が降りだした。開場予定時間は8時とされていたが、7時20分頃に開場のアナウンスがあり、待機列が動き出した。手荷物検査までかなり時間がかかってしまい、実際に入場できたのは8時10分頃になってしまったが、オープニングフライトの予定時間である8時20分には何とか間に合った。
オープニングフライトに向けていくつか機体が離陸していったけれど、雨のためにオープニングフライトが中止になってしまったようで、離陸していった機体が着陸してきた。次の演目であるUH-60による救難展示は無事に行われた。
| 救難展示。 |
救難展示の次の演目としてF-2による飛行展示が予定されていたけれど、F-2は離陸する様子がなく、悪天候のため飛行展示を中止するとのアナウンスがあった。
次の飛行展示は303飛行隊による飛行展示となっていて、それまで、しばらく休憩。しかし、303飛行隊による飛行展示も悪天候のため機動飛行がキャンセルされ、離着陸のみとなってしまった。離陸時の撮影は失敗し、着陸の撮影のみ成功。スクランブル離陸のデモンストレーションも行われたけれど、こちらも離陸時の撮影は全滅。
| 303飛行隊のF-15の着陸その1。 こちらは特別塗装機。 |
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| 303飛行隊のF-15の着陸その2。 通常塗装機。 |
次の飛行展示はアグレッサーによる飛行展示が予定されていたけれど、こちらも悪天候のため機動飛行がキャンセルされ、離着陸のみの展示となった。
| アグレッサー所属のF-15の着陸。 |
最後の飛行展示として306飛行隊による飛行展示が予定されていた。306飛行隊にはF-15とともにF-35Aも配備されていて、F-35Aの飛行に期待していたのだけれど、エプロン前にはF-35Aの姿がなく、今年はF-35Aは飛ばないのではと予想していた。しかし、F-15とF-35Aの飛行がアナウンスされ、少々驚いた。また、悪天候のため離着陸のみで終わるのかと思ったら、実際には2部構成となっていて、第1部が離着陸、第2部が機動飛行となった。ここまでの経過から、悪天候のため機動飛行は全てキャンセルされるのではと予想していたので、機動飛行が行われることは非常にありがたかった。しかし、離陸と機動飛行の撮影は全て失敗し着陸のみ何とか成功。機動飛行は終盤の演目が悪天候のためキャンセルになってしまったけれど、いくつかの機動飛行が行われて、素晴らしい起動を見せてくれた。F-35Aはハイスピードパスを行ってくれて、目の前でベイパーコーンが出現して感動。
| 306飛行隊のF-35Aの着陸その1。 | |
| 306飛行隊のF-15の着陸その1。 | |
| 306飛行隊のF-35Aの着陸その2。 | |
| 306飛行隊のF-15の着陸その2。 |
エプロン前に待機している機体以外にも地上展示している機体がいくつかあったので、こちらも撮影。
306飛行隊の飛行展示をもって全ての演目が終了となり、帰ることにした。帰りはシャトルバスを利用したけれど、こちらは比較的スムーズに乗車まで進んで、さほど時間がかからずに小松駅まで到着。ただ、小松駅ではホームへの入場制限がかかっていて、電車に乗車するまでに少し待たされた。しばらく待ってから電車に乗車し金沢駅に到着。そこそこ疲れたのと昼食を抜いていて空腹だったので、早めに夕食を取り、風呂に入って就寝。翌日は、金沢駅から敦賀駅まで北陸新幹線に乗車し、敦賀駅でサンダーバードに乗り換えて大阪駅まで行き、そこからは最寄り駅まで乗車し帰宅。今年の入場者数は悪天候であったので少なめと予想していたけれど、後ほど約5万5千人と発表された。今年同様にブルーインパルスが来なかった2023年(約5万人)よりは多かったらしい。
今回は、航空祭の開催時間内はほぼ雨でコントラストが低く、また、ドットサイトの調整に失敗していたようで、離陸時や機動飛行の際に高速で移動する機体の撮影に全て失敗するという、かなり残念な結果となってしまった。ドットサイトの調整はあらかじめ行っていたのだけれど、雨天のため、バッグにカメラとレンズを収納して待機したり撮影前にカメラとレンズをバッグから取り出したりというのを何度か繰り返したので、ドットサイトの調整に狂いが出てしまったのではないかと予想している。来年もなるべく航空祭に参加し、より良い結果が得られるようにしたいところである。