うちのサーバAyakoのOSとしてはFedora
Core 5を採用していたのだが、少し前に次期バージョンであるFedora Core 6がリリースされていた。一応、Fedora
Core 6への入れ替えを行う予定であったのだが、しばらく週末に用事が続いたことと、メインマシンの中身入れ替えを実行したこともあり、
なかなか手をつけられなかった。ようやく先週になって時間が取れたため、思い切って入れ替えを実行することにした。
各種データのバックアップを実行し、入れ替え作業を開始。各HDDのパーティション構成は特に変えない予定だったけれど、
一部のデータパーティションの使用状況に偏りがあったので、250GBなHDD2台を500GBなHDD1台にまとめて、
実情に応じた容量のパーティションを切って運用することにした。単純に容量が逼迫しているHDDのみ容量拡大できればよかったのだけれど、
バックアップ用HDDの都合でこのようになった。
Fedora Core 6のインストール作業については、いくつかトラブルはあったものの何とか完了。トラブルというのは、
- パッケージ選択前、標準以外のレポジトリを検索する指定を行おうとするとインストーラが強制終了。
- i686カーネルではなくi586カーネルがインストールされてしまい、
cpufreq関連が動作しなくなるためSpeedStepが効かない。
の2点である。1.については、とりあえず標準以外のレポジトリを選択しないままインストール作業を続行することで回避できた。
2.については、うちだけの問題ではなくあちらこちらで発生していたようで、解決方法を検索した結果、一旦、
別の種類のカーネルをインストールした後i586カーネルを削除し、改めてカーネルをインストールすることで解決できるとの情報があり、
実行してみた。今回は、
- yum install kernel-PAEを実行
- インストールしたkernel-PAEにて起動
- yum remove kernelを実行し、一旦kernelを削除
- yum install kernelを実行し、kernelを再度インストール
- インストールしたkernelで起動、解決
という方法で無事に最新のi686カーネルにて起動成功し、cpufreqが動作し、
SpeedStepが動作していることを確認できた。
インストール後、各種設定を復旧し、正式運用を開始。運用開始からだいたい1週間ほど経過したが、
一度だけハングアップした以外は特に大きな問題は発生していない。
ハングアップしたタイミングがちょうどPC前に張り付いていた時だったので、ほほ損害は無しで済んだ。ちょっと心配ではあるけれど、
しばらくは様子見か。