うちのNinja1000SXについて、6ヶ月点検の時期がやってきた。特に不調を感じる箇所はなかったけれど、気になっている箇所があったので、ついでに対処を行ってもらうことにした。
気になっている箇所というのは、左のハンドルグリップである。しばらく前からベタベタになってきていたのだ。状況から予想するに、おそらく加水分解による変化と思われる。使い物にならないほどではないにしろ、素手で触るとそこそこ気持ち悪い状態であった。試しに無水アルコールを使ってベタベタを拭き取れないか試してみたのだけれど、ベタベタが取れる気配はなかったので、思い切って交換を依頼することにした。右側のハンドルグリップは磨耗はあるものの問題ない状況ではあったが、ついでなので左右とも交換を依頼することにし、部品を発注。発注時点では左ハンドルグリップが欠品していた様子なので心配だったけれど、6ヶ月点検の予定日の前に左右のハンドルグリップが入荷したとの連絡があったので、予定通り、点検のついでに交換してもらうことにした。
6ヶ月点検にかかる時間は1時間を超える程度、グリップ交換にかかる時間は2時間程度と予想されたので、Ninja1000SXをカワサキプラザに預けて作業を依頼し、しばらく外出。カワサキプラザに戻って来た時点でまだ作業中だったので、作業完了までしばらく待つことにした。
6ヶ月点検の結果にも問題がなく、ハンドルグリップの交換も無事に完了したので、左右のハンドルグリップの状態を確認。
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交換前の左グリップ。 磨耗しているだけではなくベタベタしている。 |
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左グリップ先端部分。 ベタベタしていて一部は崩れかけていた。 |
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交換前の右側グリップ。 磨耗はしているがベタベタしてはいない。 |
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交換後の左側グリップ。 さすが新品、綺麗な状態。 |
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交換後の右側グリップ。 左側同様、綺麗な状態。 |
ハンドルグリップの左右で劣化状況が異なっていた理由については、おそらく、Ninja1000SXを駐輪している場所の影響だろうと予想している。駐輪場所は建物沿いで普段はバイクカバーをかけているのだけれど、左側は直射日光が当たる時間があり、右側はほとんど直射日光が当たらない。このため、左側ハンドルグリップの方が厳しい環境になっていて劣化が早まったのであろう。
今回の左右ハンドルグリップの交換費用は、グリップの部品代が左右それぞれ1万円弱で作業工賃が1万円少々となり、合計で3万2000円程度であった。そこそこの出費となってしまったけれど、特に左側グリップの状態がかなり悪化していたことを考えると、仕方ない出費と考えることにする。