僕がワイヤレスヘッドホンとして最初に購入した製品はWF-1000Xであったが、いくつか不満点があったので購入後1年ほどで発売開始された後継機種のWF-1000XM3を購入して置き換えた。WF-1000XM3は良い製品ではあるものの、数点、残念なところがあり、購入時に気になっていた。今年5月頃になりWF-1000XM3の後継機種の噂が出てきて、WF-1000XM3で気になっていた点が解消されそうな感じであったので、購入を検討することにした。
WF-1000XM3を購入する際と購入後で気になっていた点は、
- ハイレゾ非対応
- 防水なし
- ケースが自立しない
である。WF-1000XM3が発売開始された時点では既にハイレゾ対応のワイヤレスヘッドホンが存在していたので、ハイレゾ非対応なWF-1000XM3は微妙に見劣りする感じがあったのだ。ただ、WF-1000XM3を使う状況はほぼ屋外でノイズキャンセル動作も併用するので、ハイレゾ音源を再生するには向かない状況である。このため、最近はほぼ気にしなくなっていた。防水機能については、先代のWF-1000X共々非対応で、防水対応が必要ならWF-SPシリーズを採用することになるが、WF-SPシリーズはWF-1000X系より機能面では劣る箇所があって手を出しにくかった。ケースについては、ヘッドホン本体を上面から格納する構造なのにケース自体が自立しない構造にしたのか非常に疑問に感じていたのだ。この3点について後継機種ではハイレゾ対応のコーデックLDACの採用・生活防水対応・自立するケースというように改善されて、内蔵チップの刷新等、ヘッドホンとしての性能自体も嵩上げされている様子。このあたりの情報が明らかになった時点で、正式に購入を決意したわけである。
今年6月になってWF-1000XM3の後継機種が正式にWF-1000XM4として発表され、ソニーストアでの予約受付も開始された。予約受付開始直後はソニーストアがかなり混雑していて予約することができなかったけれど、しばらくすると混雑も解消されて予約を行うことができた。実際の発売開始は6/25とのことで、しばらくの間、待つことにした。
WF-1000XM4は無事に発売日に到着。早速、各種セットアップを行った。
セットアップ完了後、WF-1000XM4を使用開始。今のところの感想としては以下のような感じである。
- 音質面では微妙にWF-1000XM3より上がったかな、という感じ。明確な差とまではいかないか。WF-1000XM3もそこそこ音質良いし。
- 音質重視設定だと接続不安定なので接続重視設定で使用。
- ノイズキャンセル性能が向上している感じがする。
- 装着感は微妙。もしかすると正しく装着できていないかも。
- ケースからの取り出し・ケースへの格納に少し戸惑う。これは慣れれば問題ないか。
WF-1000XM4は全体的に言うと間違いなくWF-1000XM3より良くなっているので、購入したこと自体は良かったと思う。まだ少し慣れない箇所があるが、これは時間の問題だと思うし。
なお、WF-1000XM3発売当初と同じようにWF-1000XM4も大人気のようで納期がかなりかかる様子。この記事を作成している時点で「ブラック:6週間以上 プラチナシルバー:4週間以上」とのこと…。正式発表後すぐに予約して良かった。