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WF-1000X、購入。(2018/07)

  • Posted by: おりおん
  • AV

少し前に、会社の同僚から左右独立ワイヤレスヘッドホンに関して相談されたことがあった。これまで、Bluetooth接続等のワイヤレスヘッドホンについて興味はあったもののあまり調査は行っていなかったのだが、この相談をきっかけに調査してみたところ、よさげな製品が見つかり、さらに調査を行うことにした。

僕がヘッドホンを使うシチュエーションはほとんどが通勤中で、有線ヘッドホンではノイズキャンセルを効かせた状態で使用していたため、左右独立ワイヤレスヘッドホンについてもノイズキャンセリング機能があるものに絞って調査。ノイズキャンセリング機能付き左右独立ワイヤレスヘッドホンとしてはSONY製のWF-1000Xと、WF-SP700Nがあり、このどちらかを選択することにした。WF-1000Xは2017年10月発売で、一時期品薄になるほど人気があった製品である。WF-SP700Nは2018年4月発売で、こちらの方が少し新しい製品になる。代表的なスペックで両者を比較すると以下のような感じになる。

  WF-1000X WF-SP700N
ノイズキャンセル
イコライザー
EXTRA BASS ×
外音コントロール
アダプティブサウンドコントロール ×
クイックサウンドセッティング ×
防水性能 △(記載なし) ○(IPX4)
NFC
マルチペアリング

両者とも基本的な機能にはさほど差が無いが、ノイズキャンセリングを重視するならWF-1000X、防水性能と低音再生を重視するならWF-SP700Nというところだろうか。

2018年7月の時点でソニーストアにおける実売価格に差がなかったので、両者を試用してみることにし、大阪のソニーストアに出撃。自分のスマホ(Xperia XZ)にそれぞれ接続し、ハイレゾ音源を再生して音質面のチェックを行うことにした。完全に同一条件での接続になっていたかは確認していないが、WF-1000Xがかなりすっきりした音質であったのに比べて、WF-SP700Nはやや曇った感じの音質に聞こえた。その一方で、WF-1000Xは試用中に音切れが何度も発生していたが、WF-SP700Nは試用中に音切れが発生しなかった。また、格納ケースの造りについては、WF-1000Xのスリムで細長いケースの方が好みであった。

WF-1000XかWF-SP700Nのどちらにするかは迷ったけれど、最終的に、音質を重視してWF-1000Xを選択することにした。音切れについての不安はあったけれど、ソニーストアのスタッフによる、ソニーストア店頭は電波を発する機器が多く電波環境が悪いので実運用ではそんなに音切れしないとの言葉を信じてみることにした。

WF-1000Xは、ワイド保証を付けるためオンラインのソニーストアにて購入し、まもなく届いた。Xperia XZに専用アプリHeadphones Connectをインストールした上でWF-1000Xとペアリングしたところ、WF-1000Xのファームウェアが最新版ではないことが分かったので、ファームウェア更新を行うことにした。ここで、トラブル発生。ファームウェア更新はHeadphones Connect上で行うのだが、Xperia XZとWF-1000Xは正しく接続されているはずなのにファームウェアの転送が行えない状態に陥ったのだ。何度も試したけれど成功しなかったので、試しに、Xperia Z3上にもHeadphones Connectをインストールし、Xperia Z3とWF-1000Xをペアリングした上でファームウェア更新を実行してみたところ、こちらではあっさりと更新が成功してしまった。気持ち悪かったけれど、ファームウェア更新自体は成功したので良しとする。ファームウェア更新完了後、WF-1000Xを手持ちのウォークマンNW-A17とペアリングして、運用を開始。

通勤時間で実際にWF-1000Xを使用していると、残念ながら音切れはたまに発生してしまうけれど、頻発するというほどではなく、許容できる程度であった。WF-1000XとNW-A17はSBCコーデックの音質重視設定で接続しているが、十分以上にクリアな音質でいい感じである。WF-1000XにはWF-SP700NにあるEXTRA BASS機能が無いので低音はあまり期待できないと思っていたが、有線ヘッドホンで運用していたときとさほど変わらない程度に低音も出ている。毎日の使用時間はさほど長くない(一日あたり20分強)こともあり、十分にバッテリーも持つようだ。とりあえず、毎週1回はケースのバッテリーを充電しておけば問題ない様子。一度、ケースの充電を忘れていたことがあったけれど、一週間と少しでケース側のバッテリーが切れていた。他に、NW-A17のスリープ解除や電源を入れるたびにWF-1000Xとの接続作業が発生し、実際に音楽を聴けるようになるまでは10秒前後の間、少し待たされる。これは仕方ないとは思う。WF-1000Xの装着感については満足できるレベルである。激しく首を振ったりしない限りは落ちなさそうだし。また、WF-1000Xは左右独立ワイヤレスなので、有線ヘッドホンで発生してしまっていたケーブルのタッチノイズが発生しないのも良い。

全体的に言って、WF-1000Xの購入は正解だったと思う。ワイヤレスヘッドホンについては、どうしても音質低下が避けられないと思っていたので手を付けていなかった分野だったけれど、今時のワイヤレスヘッドホンは十分な音質を確保できているようだ。不便な点が皆無ではないけれど、それ以上に便利な点が多いので、WF-1000Xを購入して良かったと思う。

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