うちのFireStormには今年5月にX-LED CCというLEDバルブを装着してLED化していて、実用レベルの明るさは確保できていたのだけれど、ややロービームが暗めなことが気にはなっていた。で、時々LEDバルブの情報を調査していたのだが、X-LED CCより明るくできそうなLEDバルブがあることに気がついて、導入してみることにした。
今回採用したLEDバルブは、通称、G7と呼ばれているタイプ(以下、G7バルブ)のLEDバルブである。かなり小さいLED素子(LUMILEDS LUXEON ZES)を採用し、ハロゲンバルブのフィラメントに近い位置に複数並べることでハロゲンバルブに近い配光を実現している。
G7バルブは発注後まもなく届いたので、次の週末に換装作業を行った。今回は、やや傷が気になっていたヘッドライトユニットの交換も同時に行った。
装着作業完了後、暗くなるのを待ってから光軸調整のため出撃。
Loビーム | Hiビーム | |
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Lo・Hiビームの配光。 X-LED CCと違ってHiビーム時にはLoビーム同時点灯でないのでやや手前側は暗め。 |
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Lo・Hiビームを壁に向けて照射。 |
今回の換装で、配光が改善し、また、劇的とまでは行かないがLoビーム側が明るくなった。Loビームについては、X-LED CCはスペック表記上は3600lmで、G7バルブは4000lmとなっていて大きな差はないけれど、発光点の形状がG7バルブの方がハロゲンバルブに近いので、リフレクタとの相性がいいのではないかと思われる。ただし、Hiビーム側はX-LED CCだとLoビーム側との同時点灯でスペック表記上は4800lm、G7バルブはHiビーム側のみなので4000lmとなり、やや暗め。しかし、使用頻度は圧倒的にLoビーム側の方が高いので、Loビーム側の改善のメリットは大きい。
あと、G7バルブはファンレス構造なので温度面が少し心配だったけれど、しばらく点灯状態で走行したところでは問題なさそう。今のところ、ヒートシンク温度について最大で70度あたりまでは確認。長距離走行はまだ試していないので、機会があれば確認してみたい。