シェーバー、故障。新シェーバー、購入。(2016/06,09)

うちでこれまで使ってきたシェーバーはPanasonicのラムダッシュシリーズES-LV96であった。これはラムダッシュシリーズの5枚刃・自動洗浄対応モデルである。購入日は2015年2月なので約1年半ほど使用していたのだけれど、少し前から、唐突に怪しい動作(電源がいきなり入ったり、電源が入らなかったり)をし始めた。最終的に、全く電源が入らない状態になり使用不能となったので、次のシェーバーの購入を検討することにした。

Panasonicのラムダッシュシリーズは、例年だと8月頃に新製品が発表され、9月から発売開始される。ES-LV96が故障したのは6月で、もう少し待てば新製品が出るという状況であり、タイミングが悪かった。しかし、シェーバーが使えない状況は考えられないので、9月までのつなぎとしてとりあえずのシェーバーを購入することにした。選択したのは、Amazon限定となる下位機種ES-AST2A-Kである。これもラムダッシュシリーズではあるが3枚刃モデルで自動洗浄非対応となり、機能面ではES-LV96よりかなり落ちる。ただ、実用上では大丈夫そうだし、メインで使用するのは9月までで、その後は予備としてキープするつもりだったので、妥協。

で、ES-AST2A-Kを9月までの間使っていたのだけれど、よく剃れて十分以上に使えるとはいえ、不便に感じる点もあった。価格帯がかなり違うので仕方ない部分もあるが、やはりラムダッシュシリーズの5枚刃+自動洗浄対応モデルを使っていた身からすると気になるわけである。

  • 自動洗浄が使えないので定期的に自分で洗浄と注油を行う必要がある
  • ES-LV96より動作音と振動が多め
  • グリップ部分にラバー素材が使用されていないため滑りやすい

で、辛抱しつつ8月を待っていたところ、例年通り、新製品の発表があった。ここ数年のラムダッシュシリーズは、毎年新製品が出るけれど大幅な機能刷新があることはなく、だいたいはマイナーチェンジレベルである。今年の新製品の5枚刃モデルはES-LV*Bシリーズとなったが、大幅な機能刷新はなく、ヘッドの可動域が少し増えたりグリップ部分の加工が変わったり何故かスピーカー内蔵したり、という感じのマイナーチェンジっぽい感じだった。とはいえ、さすがに来年まで待つことは難しいので、思い切って最上位モデルES-LV9Bを購入。ES-LV96がメーカー保証が切れた1年半あたりで故障したことを考慮し、延長保証が使える店舗にて購入。5年延長保証を付けたけれど、さすがに5年間使うことはなさそうな気もする。

で、ES-LV9Bを使い始めたところ、ES-LV96よりヘッドの稼働自由度が増えた(去年のES-LV*A系より「3Dアクティブサスペンション」搭載で前後左右に加えて上下方向も稼働)ことで、使用感が少し変わって新鮮な感じがあった。以前より、何か、ヘッドがぬるぬる動くような感じである。これは悪くない。剃り味的には大幅な向上という感じはしないけれど、微妙にES-LV96より肌に優しくなった気がしないでもない。ただ、これはES-AST2A-Kを使っている間にシェーバーの使い方が変わったような気がするので、その影響かも。全般的に言うと、やっぱりラムダッシュ、使用感は快適である。願わくば、せめて3年は壊れないで使用し続けられることを祈る。

故障したES-LV96については、さすがに修理は無理だとは思ったけれど内部がどんな状況になっているかについて興味があった。下記する事情のため分解したついでに、内部の状況を確認してみた。

ES-LV96-1

ES-LV96はウェット剃り対応なので防水構造になっている。
防水カバーを開けてみたところ、内部に謎の液体が付着…。
一部の金属部分は腐食しているような気配がある。

ES-LV96-2

表示部分がある基板側も確認してみた。
こちらにも謎の液体が付着している。基板にも付着。
おそらく、故障の原因はこの謎の液体のために基板が
ショートした、あるいはどれかの部品が壊れたためだろう。

ES-LV96-3

内蔵されていた充電池。これにも液体が付着していた。
よく見ると、片方の端子近くが膨張しているような。

ES-LV96はウェット剃り対応だけれど、うちで使っている間にはウェット剃りは行わなかったため、ヘッド部分を除く本体部分が濡れることはまずなかった。それなのに内部に謎の液体が付着していたので、単純に浸水が発生したというわけでは無い気配。予想ではあるが、内蔵充電池の液漏れが発生したのではないかと思う。内蔵充電池はリチウムイオン充電池で電解液が入っている。電解液が漏れてしまうと各所にダメージを与えてしまうのは容易に想像できる。

余談であるが、今回のES-LV96の故障時の症状として、最初に記載したように、電源が入らなくなること以外に「いきなり勝手に電源が入る」という症状もあった。最初に故障に気がついたのは、深夜にいきなり勝手に電源が入った時である。これには正直言ってビビった。時間帯が時間帯だけあって、心霊現象が発生したのかと思ってしまったのだ。これ以後も勝手に電源が入る症状が再発したので、仕方なく、分解して電池を取り外す対応を行った。

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