以前からETCには興味があったのだけれど、車用のETCと比較するとバイク用ETCは高価だし、高速道路を利用する頻度もそんなに高くないので、確実に便利になるのは分かっていたものの手を出すまでには至らなかった。最近になって、バイク用ETCに期間限定で助成金が出ることが分かり、予算にも少し余裕があったこともあって手を出してみることにした。
バイク用ETCに対する助成金は、当初は期間限定かつ5万台限定で出るということだったが、5万台をすぐに突破したらしく台数制限がなくなり、2016年8月末までの期間限定で出ることになったようだ。ETC装着を決意したのは2016年8月上旬だったが、近場のバイクパーツショップでは既にバイク用ETCの在庫を確保できない状態で、取り寄せを依頼しても8月末に間に合わない気配だった。そこで、少し離れた店舗でETCの在庫が確認できれば、予約し装着を行ってもらうことにした。最終的には、伊川谷2りんかんでETCの装着を依頼することになった。
ETC車載器については、当初はETC2.0対応の機種を選択しようとしたのだけれど、現時点でETC2.0の恩恵を受けるのは首都圏の圏央道のみで関西では縁が無い状況なので、従来のETC対応の車載器から選択することにし、結局、JRCのJRM-11を選択。
ETC装着前に、ETCカードの発行も依頼。メインで使っているクレジットカードと同じ会社のETCカードを使うことにして発行依頼を行ったところ、数日でETCカードが届いた。
伊川谷2りんかんでのETC装着作業は夕方5時からだったので夕方5時に間に合うように出かけたかったのだけれど、所用で手間取り、出発が遅くなった。夕方5時に間に合わない気配だったので、2りんかんにあらかじめ連絡をした上で出発。現地到着は夕方5時を少し過ぎたあたりになった。店内カウンターで必要書類の記入とETC車載器本体・作業工賃の精算を行った後、ピット前でETC車載器とインジケータの装着位置に関して打ち合わせを行い、作業を開始してもらった。装着にかかる時間は2時間程度とのことだったので、2りんかん近くにあったブックオフで時間をつぶすことにした。7時頃に店舗に戻ったら、既に装着が完了していた。実際には、1時間強で装着作業が終わっていたらしい。
参考までに記載すると、今回のETC車載器装着費用の内訳は以下の通り。
ETC車載器本体 |
21492 |
装着作業工賃 |
12000 |
セットアップ料金 |
2700 |
ETC装着助成金 |
-15000 |
合計 |
21192 |
自宅から伊川谷2りんかんまでは、阪神高速と第二神明道路を経由すると、到着まで30分前後の時間がかかる距離がある。今回、往路はこれまで通り現金払いで阪神高速・第二神明道路を利用したが、復路は第二神明道路・阪神高速でETCを利用することにした。ETCゲートの利用自体は車で既に経験済みだったけれど、まだ数回というレベルでぜんぜん慣れていない。バイクでのETCゲート通過は当然ながら今回が初めて。また、十分に減速して通過しても開閉ゲートが開くタイミングが遅く、少し怖い。このあたりは慣れるしかないとは思う。
今回のETC装着で、高速道路での料金支払いがかなり楽になった。これまでは、料金所のゲート前、他車の邪魔にならない位置で一旦停止し、通行権と代金(クレジットカード払い可能の場合はクレジットカード)を用意してから料金所に入り、支払いを終えてから料金所の先の邪魔にならない場所でまた停止して財布・カード・おつり等をしまう、という流れになっていたのだが、ETCだと開閉ゲートがちゃんと開いている限りは通過するだけなのでラクチンである。やはり、ETCを導入して良かったと思う。