今年5月に購入したものの返品対応となってしまったThinkPad T440pの代わりの機種として、同じ価格体で似たようなスペックを持つノートPCの情報を集めていたのだが、その中でよさげなスペックを持つノートPCとしてASUS Zenbook UX32LN-RI5(以下UX32LN)という製品を発見。T440pよりCPU性能が下で光学ドライブ非搭載だが、UX32LNの方がより薄くて軽く、外部GPUも世代が新しくて性能が上、液晶についても評価は悪くないということで、思い切って手を出してみることにした。
UX32LNはBTO構成がなく普通に通販や店頭で販売されているので、価格等について検討した結果、今回はAmazonで発注。次の週末に無事に受け取ることができた。UX32LNに対して初期セットアップを実行し、必要な各種ソフトウェアをインストール。
ちなみに、UX32LNの液晶はZBD(Zero Bright Dot)保証の対象となっていて、輝点があったりした場合には交換対象となるのだが、目視した限りにおいて輝点や黒点は皆無であった。ただし、標準状態では液晶の色味はやや黄色よりになっているので、各種色調整を行い、気にならないレベルに持ってくることができた。UX32LNもT440pと同じくIPS液晶搭載であるが、T440pの時に気になった視野角や輝度ムラについては、ほとんど気にならず良い感じである。
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正面から。 |
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液晶を後ろに倒して上から見たのと同じ状況にした。 やや輝度は落ちるが、輝度ムラは無し。 |
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液晶を前に倒して下から見たのと同じ状況にした。 こちらも輝度ムラ無し。 |
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左寄りから見た状態。 輝度ムラはほとんど感じられない。 |
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右寄りから見た状態。 こちらも輝度ムラはほとんど感じられず。 |
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サンプル画像を表示してみた。 IPS液晶ではあるが、黒浮きはそんなに無い。 発色も良い方ではないかと思う。 |
UX32LNについては、さすがに完璧ではなく、いくつか気になる点も存在する。キーボードはストロークが短く剛性感も低めだが、問題になるほどでも無い。タッチパッドはホタンが独立していないのが気になるが、T440pでは酷評されているタッチパッドに比べればかなりマシ。ストレージは8GBキャッシュ搭載なSSHDであるが、多少遅い感じがする。これはSSDに換装して対処の予定。なお、メモリーはオンボード4GB+SO-DIMM4GBの合計8GB構成なのだが、CPU-Zで確認する限り、ちゃんとデュアルチャンネル対応になっていた。
で、例によってうちのPCの命名規則に従い、このUX32LNはAyanaとなりました。名前の元ネタについては説明するほどでもないかな。今のところ、このUX32LNについてはスペック面だけではなく質感においても十分満足できるレベルである。手を出して良かった。