先日購入したノートPCであるAyana(Zenbook UX32LN-RI5)については、全体的な使用感は悪くないものの、システムドライブがHDD(厳密にはSSHDであるSeagate ST500LM000)であることから、やや、レスポンスが気になっていた。このため、システムドライブをSSDに換装する方向で情報収集を開始。そんな折、容量の割に安価でパフォーマンスもそこそこ期待できるSSDであるCrucial MX100シリーズが販売開始されている事を知り、これに手を出してみることにした。
MX100シリーズについては、512GBなCT512MX100SSD1であっても2万円台前半という販売価格であったので、今回は512GB品を購入することにした。MX100シリーズはコストパフォーマンスの良さから販売開始してすぐに人気商品となり、購入を決意した時点では各通販サイトでは全滅状態だったのだけれど、近くのパソコン工房にたまたま512GB品の在庫があったので、そこで購入。
購入後、CrystalDiskMarkでベンチマークを取ってみたところ、メインPCであるYuiに搭載しているPlaxtor PX-256M3Pより良い結果が出ていることが分かり、少し悩んでしまった。
PX-256M3P | CT512MX100SSD1 |
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Yuiのシステムドライブ容量の余裕があまりなかったこともあり、最終的に、このCT512MX100SSD1はYuiで使用して、PX-256M3PをAyanaに搭載することにした。
まずは、Yuiのシステム一式をPX-256M3PからCT512MX100SSD1に移行する作業を開始。最初は、Windows7の標準機能であるシステムイメージ作成と回復を使ってPX-256M3Pの内容をCT512MX100SSD1に移行しようとしたのだが、システムイメージ作成は完了するものの、何度試してもシステムイメージ回復が成功せず、最終的に断念。結局、過去に実績があるAcronis TrueImageでのドライブクローン機能を使用して移行作業を完了。
続いて、Ayanaのシステム一式をST500LM000からPX-256M3Pへ移行する作業を開始。こちらも、Windows8.1上でのシステムイメージ作成と回復を使用して移行しようとしたのだが、何度やっても回復機能が正常動作せず、標準機能を使った移行作業を断念せざるを得なかった。結局、こちらもAcronis TrueImageによるドライブクローン機能を使用して移行作業を完了。
参考までに、Zenbook UX32LN-RI5は底面のT5トルクスネジを外すことで内蔵ドライブやメモリ等にアクセスできる。SSHDはブラケット経由で搭載されているので、換装時にはブラケットも移植する必要がある。
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SSDへ換装する前。 ST500LM000は基板面に銀色シートを |
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SSDへ換装後。 |
ST500LM000は、表面(基板面でない方)に黒いスポンジテープを貼り付けた状態で搭載されていた。スポンジを含めた厚みは9.5mm厚のHDDとさほど変わらない感じがしたので、もしかすると9.5mm厚のHDDやSSDが搭載できるのかもしれない。ただし、このスポンジが単なるスペーサ的な役割だけを担っているとは限らないので、実際に試す勇気は無し。
今回の移行作業でAyanaのドライブ容量自体は約半分になったが、パフォーマンス的にはさすがに良くなった。Ayanaの運用形態から、ドライブ容量が足りなくなることは考えにくいし、パフォーマンス向上のメリットは十分にあるので、今回の作業は価値があると思っている。ドライブ移行作業に手間取ったのは誤算ではあったが…。Windows標準機能が使えなかった原因は解明できず。