少し前に行われたIntelのCPU価格改定により、クアッドコアCPUが手を出しやすい価格帯にまで降りてきた。うちのメインPCであるYuiについては、前回の構成更新を行った際にコストパフォーマンスの面からクアッドコア採用を見送ったのだが、価格改訂後は3GHzなクアッドコアであるCore 2 Quad Q9650(以下、Q9650)が3万円台前半にまで降りてきたこともあり、手を出してみることにした。
Q9650はあっさりと入手できたので、それまで装着していたCore 2 Duo E8500(以下、E8500)から換装。Q9650のTDPは95WとのことでE8500(TDP65W)より発熱が多めなことが予想されたけれど、CPUクーラーについては既に大きめで十分な冷却性能がある製品(Scythe ANDY SAMURAI MASTER)を装着していたので、特に換装の必要無しと判断し、そのまま使用することにした。また、CPU以外の構成は変更無しなので、ソフトウェア面の対処は特に行わなくても大丈夫と判断。実際、対処はほぼ必要なかったようなのだが、デバイスマネージャでのプロセッサの認識が変になる症状(E8500が2個とQ9650が2個というように認識された)が発生。これについては、一旦、デバイスマネージャ上からE8500を削除し、再起動するだけでQ9650が4個認識される状態になってくれた。
なお、E8500のクロックは3.16GHzだが、Q9650のクロックは3.0GHzである。このため、シングルスレッドの処理においては微妙にパフォーマンスが下がることが予想された。ただ、ベンチマークレベルでもさほど差が出ることはなく、むしろ、コア数が倍になったことの影響の方が大きいようだ。
参考までに、前回の計測結果と比較してみる。ほとんどの数値が大差ない結果となっているが、3DMark06のCPUスコアが大きく伸びているのはコア数増加の影響であろう。
デビルメイクライ4(1920×1200フルスクリーン・アンチエイリアス:C8)
|
ランク |
1 |
2 |
3 |
4 |
E8500 |
RankS |
131.34 |
87.92 |
159.32 |
90.03 |
Q9650 |
RankS |
130.96 |
88.94 |
146.78 |
94.59 |
3DMark06
|
Total |
SM 2.0 |
SM 3.0 |
CPU |
E8500 |
14217 |
6630 |
7511 |
2696 |
Q9650 |
15845 |
6268 |
7483 |
4392 |
VOCALOMARK BB
E8500 |
27918 |
Q9650 |
28225 |
タイムリープベンチ
E8500 |
80 |
Q9650 |
80 |