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メインマシン、更新 (2008-04)

  • Posted by: おりおん
  • PC

少し前のことになるのだが、うちのメインマシンであるYuiの中身の入れ替えを実行した。今回入れ替えたのは、CPU・メモリ・マザーボードで、それ以外のパーツ類は基本的に流用してみた。あっさりとうまく入れ替え作業が完了することを期待していたのだけれど、今回はトラブルが発生し、なかなか、うまくいかなかった。

今回、採用したパーツは、CPUがCore 2 Duo E8500で、マザーボードがAsus製のRampage Formula、メモリがPC2-8500規格対応の製品である。

Core 2 Duo E8500をCPUとして選択したのは、その時点で入手可能なCore 2 Duo系CPUのうちでもっとも高速(3.16GHz / 二次キャッシュ6MB)で、かつ、さほど高価でなかった(4万以下)ためである。購入しようとした時期の直前まで極端に品薄であったため入手までにしばらく待たされることを覚悟したのだけれど、たまたま、各種店舗で在庫が復活してあっさりと入手できた。しかし、店頭在庫がないものと思ってパソコン工房の通販で発注した翌日、Sofmap店頭で在庫を発見しガックリ、というオチがついたけれど。

Rampage Formulaをマザーボードとして選択したのは、ハイエンドチップセットX48を搭載した多機能なマザーボードであったためである。これについては国内正規代理店扱いの製品が出るまでしばらくかかりそうな気配であり、仕方なく並行輸入品に手を出したのだが、当初、当てにしていたPCワンズの在庫があっさりとなくなり、PC-IDEAという店舗での発注となった。発注後、このPC-IDEAというところの評判があまり良くないことに気づいて愕然としたのだが、初期不良にさえ引っかからなければ何とかなると思い、そのまま取引を継続。品物自体は無事に届いて一安心だったけれど、後述の通り、しっかり、トラブルには巻き込まれた。

マザーボードであるRampage FormulaがPC2-8500規格対応の製品なので、それに合わせてPC2-8500規格のメモリを購入することにした。この時点ではさほど深く考えず、梅田SofmapにてPATRIOT製のPC2-8500規格対応の1GB×2セットを購入。

各パーツが揃ってから、念のためYuiのシステムからNIS2008をアンインストール(アクティベーション対策)し、システム一式をバックアップ。それから、Yuiに装着していたマザーボード・CPU・メモリを取り外し、Rampage Formula / Core2 Duo E8500 / メモリを装着。PATRIOT製メモリは2.3V駆動でPC2-8500動作するという製品なので、BIOSセットアップ画面にて設定を変更して対応。ざっと確認してから電源投入してみたのだが、ここで、最初のトラブルが発生。POSTに失敗し、まともに起動できないのだ。PC2-8500動作ではメモリクロックが1066MHzなので、クロックを1002MHzへと少しだけ落としてみたところ、起動には成功するものの不安定。試しにmemtest86+によるメモリ動作テストを行ってみたら、大量にメモリエラーが検出されてしまった。仕方なく、PC2-6400(クロック800MHz)設定にしてみたのだが、この状態でもmemtest86+でいくつかエラーが検出されてしまう。それまでのYuiの構成で使用していたPC2-6400対応メモリでもエラーが検出されたことでマザーボード不良だと判断し、この状況をRampage Formula購入元のPC-IDEAに報告してみた。すると、調査するのでマザーボードを送ってほしいとのことであった。返送の送料はこちら持ちだったのであまりやりたくはなかったのだが、仕方ないのでRampage FormulaをYuiから取り外し、PC-IDEAに返送。しばらくして、PC-IDEA側でもエラーが検出されたらしく交換品が返送されてきたので、一時的に元の構成に戻していたYuiに再度Rampage Formula他を装着。

トラブルはまだ続く。多少マシにはなったものの依然として不安定でmemtest86+でのテストでもエラーが検出される状況であったが、安定している環境もあるようだったので、その環境を参考にして、Rampage Formulaでの動作確認が行われているメモリを購入することにした。調査の結果、G.Skill製のPC2-8500対応メモリが動作確認済みであったので、それの1GB×2枚セットを購入。これを使ってみたところ、PC2-8500動作でもmemtest86+でエラーが検出されなくなった。どうやら、このRampage Formulaはメモリを選ぶマザーボードであるらしい。

これで、ようやく落ち着いたのではと期待していたのだが、Windows Vistaを起動している間、不定期にブルースクリーンになる症状が発生。この時点ではまだ旧構成で使用していたOS環境をそのまま使用していたので、前の環境で何か悪さをしているソフトがいるのではないかと考え、改めてWindows Vistaを再セットアップしてみたのだが、その環境でもたまにブルースクリーンが出る。頻度は決して低くはなく、場合によっては一日数回発生することもあり、とても、メインマシンとして運用できるだけの状況にはなかった。新BIOSとしてバージョン0401が公開され、メモリ周りの互換性を向上したとのことであったので更新してみたのだが、残念ながら、状況は変わらなかった。今度は、メモリ購入元のOverClock Worksに状況を報告してみたところ、不具合の可能性があるので調査のため返送してほしいとのことであったが、このOverClock Worksも、返送時の送料はこちらで持たなくてはならない上、もし不具合が発見されなければ調査手数料を要求されるという、ユーザにはあまり優しくないと思われる対応方針が取られている。PC2-6400動作では特に問題が起きなかったので、調査を依頼するために返送するかどうかかなり迷っていたところ、さらに新しいBIOSとしてバージョン0403が公開されていて、さらにメモリ互換性を向上したとのことであったので、今度こそと思い更新してみた。これは、当たりだったようだ。更新後、今のところはブルースクリーンが一切出ていない。システム負荷テストとして使えるORTHOSというソフトがあることが分かったので実行してみたところ、6時間強の動作でエラーは全く検出されなかった。まだ心配ではあるので一晩連続テストを実行する予定だけれど、これでうまくいけば、現在の構成でそのまま使用していく予定。

ちなみに、今回のメインマシン中身更新でのパフォーマンスアップはほぼ1.3倍というところ。CPUのクロックが1.3倍強、メモリクロックも1.3倍強の向上なので、ほぼ、予想通りの展開である。前回の更新ほどの差は感じないけれど体感できる程度の差はあるので、やってよかったとは思う。CPUの発熱も減ったし。また、Rampage Formulaにはファンコントロール対応のファンコネクタが合計6個もあるので、これまで使用していたファンコントローラST-35を使う必要がなくなり、5インチベイを一つ空けることができた。これもそれなりにメリットが大きかったりする。

 

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