新シェーバー、購入。(2024/08)

うちで使っていたシェーバーはPanasonicの5枚刃ラムダッシュシリーズであるES-CLV9Fで、購入から4年近く経つ。一度故障して修理してからは特に問題なく使用していたけれど、そろそろ年数が経っていて次の機種に更新したくなってきた。

しばらく前(2021年)からラムダッシュシリーズに6枚刃の機種が追加されていて、いずれは6枚刃の機種に手を出してみようと思っていた。ラムダッシュシリーズの新製品はだいた毎年8月頃に発表されて9月あたりに発売されるイメージだったので、そろそろ2024年の新製品が発表されるのではいかと考えて情報収集を行っていたところ予想通り8月に新製品の発表があり、その中にトップグレードの6枚刃機種としてES-L690Uがあって興味を引かれた。ラムダッシュシリーズの新製品は時々大幅なモデルチェンジがあるもののだいたいはマイナーチェンジに留まるイメージだったけれど、ES-L690Uはこれまでのマイナーチェンジと違って昨年のトップグレード機種であるES-LS9CXから色々と変わっているところがあった。予算に余裕があったこともあり、今回は思い切ってES-L690Uに手を出してみることにした。

ES-L690Uは9月1日発売との発表があったけれど、その前の週末にエディオン店頭を覗いてみたところ在庫問い合わせの札があったので在庫確認を依頼してみた。その結果、1個だけES-L690Uの在庫があったとのことで入手に成功。通販店舗で既に在庫あり表示になっているところもあるのでもしかしたらと思っていたけれど、本当に在庫があるとは予想していなかった。ちなみに店頭購入を選択したのは延長保証があるからである。

ES-L690Uを入手後、本体のバッテリーが空だったので動作確認のため充電を行うことにした。ES-L690Uからは本体の充電端子が専用端子からUSB Type-Cに変わっていて、USB Type-Cのケーブル経由で充電を実行。ちなみに、洗浄充電器の方は従来通りの専用端子のままで、付属のACアダプタも従来通りの専用端子である。洗浄充電器の方もUSB TypeC対応にすればいいのにと思ったけれど、まだそうできない事情があるのだろう。給電方法が専用端子とUSB TypeCが混在しているためか、パッケージにはUSB Type-C対応の充電器は含まれていないとのメモが貼り付けてあった。また、洗浄充電器のカップに水と専用洗剤を投入し、洗浄充電器側の準備も完了。

ES-CLV9F-L690U-Bottom 底面の端子部分。
左がES-CLV9Fで右がES-L690U。
ES-L690UはUSB Type-C端子。防水のためキャップも追加されている。

ES-L690Uの使用感としては、幾分ES-CLV9Fより静かになった印象で、今のところは剃り味も少しES-CLV9Fよりいい感じがする。本体上部にナビLEDが追加されていて、ラムダッシュAIによりSOFTモード・BOOSTモードが切り替わると色も変わる。また、ナビLEDは充電時には点滅する。過去のトップグレードの機種は本体ディスプレイがLED表示で、バッテリー残量表示と使用時間表示が切り替わるようになっていたけれど、ES-L690Uではカラードットマトリクスディスプレイ(おそらく液晶)にグレードアップされていた。このディスプレイはバッテリー残量表示・使用時間表示に加えてSOFT/BOOSTモードの割合表示が追加されていて、使用直後はこの割合表示になる。ディスプレイ下部にはボタンが追加されていて、これで各表示の切り替えを行う仕様となっている。このディスプレイは前記した各表示の他に、スマートロック解除時にはラムダッシュPROのロゴアニメーションが表示されたり、スマートロック開始時にはロックのアニメーションが表示されたりして、これまでのLED表示と比較すると格段に表示バリエーションが増えている。ここまでコストをかけなくてもいいような気がするが、これはこれでいい感じがする。

Head ES-CLV9FとES-L690Uのヘッド部分。
ES-L690Uは6枚刃なので少しヘッドが大きい。ただし実質的な刃の数は同じように思える。
ES-CLV9F-Display ES-CLV9Fのディスプレイ部分。
バッテリー残量表示と使用時間表示に対応。
ES-L690U-Display ES-L690Uのディスプレイ部分とナビLED。ヘッド下の白く光っている箇所がナビLED。
ディスプレイはバッテリー残量表示・使用時間表示に加えてSOFT/BOOSTモードの割合表示に対応。
ディスプレイにはアンロック時などにアニメーションが表示される。(この写真ではアンロックのアニメーションの途中)
ディスプレイ下部には表示切り替えボタンが追加されている。

ES-L690Uの本体デザインは、ES-CLV9Fで採用されていた金属外装やヘッド下部の金色パーツなどといった派手な箇所がなくなりシンプルなデザインになった。本体サイズは幾分ES-CLV9Fより少し細長くなった。持ちやすさで言えばES-L690Uの方が良くなったように感じるけれど、ラムダッシュ6枚刃シリーズになってから本体上側にある滑り止めっぽいラバーパーツが廃止されたのは少しマイナスポイントである。これまでひげ剃り中にこのラバーパーツに親指を添えて持つことが多く、ES-L690Uではやや滑りやすくなってしまったので握る強さを強める必要が出てきた。このあたりは慣れていけばマシになるかもしれない。

ES-CLV9F-L690U ES-CLV9FとES-L690Uのサイズ比較。
ES-L690Uは少し細長くなっている。

ES-L690U付属の洗浄充電器については、デザイン自体はほぼ同じものの、ES-CLV9F付属の洗浄充電器の横部分のシルバーだった部分がラバーコーティングらしき黒色に代わっていた。このコーティングは手触りが良く滑り止めにもなるので悪くないけれど、時間がたつと加水分解してベタベタにならないか心配。デザイン以外にもいくつか変わっている箇所(洗浄液カップ内のフィルターのデザインやシェーバー設置部分の洗浄液出口の形など)があるので、内部的にも色々と変わっているのかもしれない。

Cleaning-Charger ES-CLV9FとES-L690Uの洗浄充電器。
ES-L690Uの洗浄充電器のカラーがシンプルになったのは良いけれどラバーコーティング部分が加水分解しないか心配。

今回のES-L690Uの購入については、購入価格がかなり上がった(確かES-CLV9Fは4万円台だった記憶があるがES-L690Uは68310円)こと以外は満足度は高い。これまで使ってきたラムダッシュシリーズはだいたい2年ほどで故障することが多かったけれど、今回のES-L690Uはそうならないことを祈る。

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