タブレットPC、更新。(2023/12)

うちでタブレットPCとして使用していたのはAmazonからリリースされているFire HD 10で、2019年に発売開始された第9世代の製品である。使用状況が電子書籍の閲覧と動画視聴なのでまだ十分に使えていたけれど、時々、性能が足りないと感じるようになってきて、もう少し上のスペックの製品を使ってみたくなった。

次のタブレットPCとして、画面サイズが10インチ以上(これ以上小さいと電子書籍の閲覧が辛い)ということと、高性能な製品は必要無いけれどそこそこの価格で十分に性能がある製品という条件で情報収集を行った。カタログスペックはそこそこ高くて安価な中華メーカー製の製品は大量に発見したけれど手を出す勇気はなく、それ以外の選択肢から選ぶことにした。かなり迷ったけれど、最終的にAmazonのFire Max 11を選択。各種レビューサイトでCPU性能が過去のFire HDシリーズより格段に向上しているとの情報があり、画面サイズが11インチで微妙に解像度が高い(Fire HD 10は1920×1200、Fire Max 11は2000×1200)ことと、メモリーが4GBに増えていることなどが決め手となった。購入したのはストレージ128GB品で、純正専用カバーも購入。

Fire Max 11はまもなく届いたので、初期セットアップを行った後でFire HD 10との比較を行ってみた。

 

FireHD10-Max11-1 長辺サイズ比較。
左がFire HD 10で、右がFire Max 11。(以下同様)
微妙にFire Max 11の方が長辺が短い。
 
FireHD10-Max11-2 短辺サイズ比較。
微妙にFire Max 11の方が短辺が長い。
 
FireHD10-Max11-3 背面の比較。
Fire HD 10はプラスチックだがFire Max 11はアルミ製。
質感が良い。
 
FireHD10-Max11-Screen-1 Fire HD 10は上下ベゼルが太めだが
Fire Max 11は上下左右ともベゼルは細め。
 
FireHD10-Max11-Screen-W 白単色表示。双方とも輝度70%に指定。
ややFire Max 11の方が明るめかも。
 
FireHD10-Max11-Screen-R 赤単色表示。  
FireHD10-Max11-Screen-G 緑単色表示。  
FireHD10-Max11-Screen-B 青単色表示。  
FireHD10-Max11-Screen-Gradation カラーグラデーション表示。
微妙にFire Max 11の方が発色がいい感じがする。
 
FireHD10-Max11-Screen-Picture 鮮やか目の画像の表示。
同上。
 
FireHD10-GeekBench5 Fire HD 10のベンチマーク結果。
両者で動かせたのがGeekBench5のみだったので
GeekBench5の結果。
 
FireMax11-GeekBench5 Fire Max 11のベンチマーク結果。
Fire HD 10と比較すると、シングルコア性能で約2.6倍、マルチコア性能で約2.5倍。
 

WiFiについては、Fire HD 10はWiFi 5までの対応でかつ対応チャンネルに制限があって他のWiFi機器とWiFi 5接続を共有させるのがやや面倒であったのだが、Fire Max 11はWiFi 6対応で特に癖もなく高速に接続できる。

専用カバーについては、Fire HD 10はよくあるはめ込み式だったのだが、Fire Max 11はマグネットによる吸着式になっていた。Fire HD 10のカバーを外すのにはコツが必要であまり頻繁に脱着したくない感じだけれど、Fire Max 11のカバーはマグネットでくっついているだけなので脱着は簡単。かなりしっかりと吸着しているので簡単には外れない。

Fireシリーズのタブレットは、AndroidベースのFire OSで動作していて、Google Play ストアはそのままでは使用できずAmazonアプリストアに掲載されているアプリのみインストール可能になっている。 Amazonアプリストアに掲載されているアプリの数はGoogle Play ストアに掲載されているアプリよりかなり少ないので、使いたいアプリがないこともある。ただ、非公式な方法でFireシリーズタブレットでGoogle Play ストアを使用可能にする方法が公開されていて、Fire HD 10についても直接Google Play ストア関連のパッケージをインストールすることでGoogle Play ストアを使用可能にしていた。Fire Max 11についてもGoogle Play ストアを使用可能にする方法がいくつか公開されていた。Fire HD 10と同じように直接Google Play ストア関連のパッケージをインストールする方法の他に、PC上にFire Toolboxというソフトをインストールし、これ経由でGoogle Playストア関連のセットアップを行う方法が公開されていて、今回はFire Toolbox経由でGoogle Playストア関連のセットアップを行ってみた。やや手間がかかったけれど問題なくGoogle Play ストアのセットアップに成功。いくつかのパッケージをGooglePlayストアからインストールできた。

まだ十分にはFire Max 11を使えていないけれど、使用感としては、ベンチマークの結果と同じく幾分Fire HD 10よりFire Max 11の方が快適。しばらくは、Fire Max 11を使っていくことになりそう。

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