今年も小松基地航空祭の開催が発表された。今年は例年の9月末ではなく10月7日に開催されるとのことで、昨年同様に参加することにして準備を開始。
今年の航空祭は昨年と違って入場制限無しとなっていたけれど有料席の設定はあったので抽選に申し込んでみたのだが、残念ながら抽選には漏れてしまったようで当選連絡はなし。
また、今年は残念ながらブルーインパルスの航空展示はないことが事前に発表されていた。僕の場合、どちらかというとブルーインパルスの航空展示よりF-15等の戦闘機の機動飛行が目当てなので特に問題なしであった。ブルーインパルスの航空展示も撮影できるに越したことはないけれど、今回の小松基地航空祭は例年と比較するとイレギュラーな日程のようなのでスケジュールが合わなかったのであろう。その代わりなのか分からないけれど、エアレースパイロットの室屋義秀氏が参加することが発表されていて、アクロバティックの演技を行う予定とのことであった。
航空祭当日は早朝に基地入りすることになるし基地からの退出時間も確定できなかったので、今年も昨年同様に航空祭前日に現地入りして航空祭翌日に帰宅する計画としてホテルを確保することにした。ホテルの確保を行おうとしたのは航空祭当日の2ヶ月ほど前で、例によって小松駅近くのホテルは全滅だったので金沢駅近くのホテルを確保することにしたのだが、まさかこの時点で金沢駅近くのホテルの確保が困難となっているとは予想していなかった。今年の10月7日は三連休の初日だったので旅行客が多かったのかもしれない。かろうじて駅前のホテルに1室だけ空きがあったので、そこを予約。宿泊料金は昨年より高くなってしまったが、泊まれないよりはマシと考えて妥協。
自宅から金沢までは、これまでと同じように一旦大阪駅まで出てサンダーバードに乗車して行くことにした。サンダーバードの予約は予約可能になる1ヶ月前に行ったのだが、こちらは余裕を持って完了。去年に利用したグリーン車の具合がかなり良かったので、今年も同じようにグリーン車を予約した。金沢から小松までについても、時間短縮のためサンダーバードを予約。こちらは乗車時間が短いので普通車の予約にした。
昨年の航空祭は台風が接近してきていたことで開催が危ぶまれたのだが、今年はそんなこともなく天気にも恵まれる予報となっていて一安心であった。出発当日は余裕を持って自宅を出て大阪駅に到着。去年は食べ物を何も買わずにサンダーバードに乗車したため途中からかなり空腹になったので、今年は駅弁を購入してからサンダーバードに乗車。
金沢には無事に到着し、ホテルにチェックインして荷物を部屋に置いてから金沢駅前でお土産を購入し夕食を取った。当日朝は早朝に出発することになるので、早々に入浴を済ませて就寝。
去年は航空祭当日は6時半頃に小松駅に到着したのだが、その時点で既にシャトルバスが1時間待ちになってしまっていたので、今年は少し到着時間を早めて6時頃に小松駅に到着できるように動いた。金沢駅から小松駅までサンダーバードに乗車し予定通り6時頃に小松駅に到着。去年までは小松駅近くのボンネット広場あたりがシャトルバス乗り場となっていたけれど、今年はもう少し駅から離れたこまつの杜の駐車場がシャトルバス乗り場となっていた。今年のシャトルバスの料金は去年と同じで往復1000円だったが、事前にWeb経由で購入すると往復800円と少し安くなったので、これを利用。シャトルバス乗り場には6時10分辺りに到着し、6時40分頃にバスに乗車。小松基地には7時前に到着し既に入場待機の列が形成されていたのだが、しばらくすると開門時間を早めるとのアナウンス(8時開門→7時開門)があった。前述したように入場制限がなかったこともあり、手荷物検査だけですぐに入場することができた。まだ入場者が少なかったためエプロン区域の最前列を確保できそうであったけれど、ずっと最前列を確保することは難しそうだったので、これまでと同じようにエプロン区域の中間あたりに陣取ることにした。
かなり早く入場できたので余裕を持って準備を行うことができ、展示飛行についても最初から撮影を行うことができた。入場当初はやや曇りがちであったけれど、次第に晴れ間が広がってきていい天気になった。
以下の写真は航空展示の写真。時系列で並べてみる。各写真ともトリミング&リサイズ済み。
飛行展示の他にも地上展示もあったので撮影。
今回も飛行展示についてはシャッター速度優先1/2000秒ISOオートで撮影。等倍で見ると微妙にボケた写真が多かった。シャッター速度がまだ遅すぎたのかピントが合わなかったのかはよく分からなかった。これまでと同じようにドットサイトEE-1を頼りにして撮影したのだけれど、もしかするとまた別の方法を考えないと行けないかもしれない。ただ、ファインダーで飛行展示を撮影できる自信はほぼ無し…。
今回の撮影装備はメインとしてα6700+SEL200600G、サブとしてRX100M6を用意していたが、飛行展示で広角撮影を行わなかったのでサブの出番はなかった。α6700の連写性能がα6600より格段に上がってバッファ詰まりを考慮しなくてよくなったため撮影枚数は大幅に増加。最終的に撮影枚数は1万枚を超えていた。ただ、α6700のバッテリーの持ちはα6600より悪化していて、今回は最後までバッテリーは持たなかった。飛行展示の途中でバッテリー残量警告表示に気がついて慌てて予備バッテリーに交換して事なきを得た。
飛行展示が終わり全ての演目が終了となり、航空祭も終了。去年は航空祭終了後すぐにシャトルバス列に並ばずにしばらくしてから並んだ結果としてかなりの待ちを強いられたため、今年は航空祭終了後すぐにシャトルバス列に並んでみた。シャトルバス列の進行は去年と比べるとかなりスムーズで15時過ぎにはシャトルバスに乗車することができ、小松駅には15時半辺りに到着。去年は小松駅でも入場制限がかかっていてさらに長時間待たされたのだけれど、今年は入場制限は特になく、あまり待たされることなく電車に乗車することができた。小松駅から金沢駅に移動しホテルに到着。しばらくしてから夕食を取り入浴して就寝。
去年は航空祭当日夜に台風が直撃し翌朝のダイヤが大幅に乱れてしまった影響で帰りのサンダーバードの乗車が少し辛かったのだけれど、今年はそんなこともなく通常通りのダイヤで進行してくれて助かった。当初の予約通りのサンダーバードで大阪駅まで移動し、そこから自宅に帰宅。
後から調べてみたところ、今年の小松基地航空祭の入場者数は5万人との公式発表があった。去年の航空祭は入場制限をかけて3万人だったらしい。過去の小松基地航空祭は10万人を超える入場者数があったので、今年は入場制限をかけた去年は例外としてもかなり少なかったようだ。やはり、ブルーインパルスが来ないことが影響していたのだろうか。アクロバット飛行も見応えがあって良かったけれど、ブルーインパルスの演技の方が人気がありそうだし。
今年も小松航空祭に参加できてよかった。撮影結果にはまだまだ不満があることもあり、来年も小松基地航空祭が開催されるようであれば参加したい。