うちのサブPCであるAiについては少し前にSamsung 980PRO 500GBをシステムドライブとして搭載したのだが、早くも健康状態の悪化が始まっていた。980PRO 500GBの前に搭載していた980PRO 250GBも健康状態の悪化が始まっていたこともあり、24時間運用を行うPCのシステムドライブに普通のSSDを使うのは厳しそうな感じがしてきた。予算に余裕があったこともあり、再換装を決意。
各SSDの使用状況と健康状態は以下のような感じ。いずれもまだまだ十分には使えるとは思うけれど、さほど長期間使っていたわけでもないのに健康状態の悪化が進行してきたのが気になったのだ。
書き込み寿命 | 使用期間 | 書き込み量 | 健康状態 | |
980PRO 250GB | 150TBW | 約10ヶ月 | 約6TB | 97% |
980PRO 500GB | 300TBW | 約3ヶ月 | 約4TB | 99% |
今後もAiは24時間運用を行うので、より寿命が長いSSDへと換装することにした。少し前からNAS向けとしてWD Red SN700 NVMe SSD(以下SN700)が発売開始されたので、調査を開始。SN700はPCIe 3.0×4接続なのでパフォーマンス面ではPCIe 4.0×4接続な980PROシリーズには敵わないけれど、書き込み寿命の値はかなり大きい。同容量で比較すると3倍以上違う。PCIe 3.0×4接続のパフォーマンスでも十分なので、書き込み寿命の向上を目的としてSN700シリーズへと換装を行うことにした。
SN700シリーズのどの容量を採用するかは少し迷った。Aiの運用状況からすると250GB品でも容量は足りるのだけれど、250GB品の書き込み寿命は500TBWとシリーズ中ではかなり短い。500GB品は1000TBW、1TB品は2000TBWである。これまで980PROの500GB品を使っていたのでSN700も500GB品を採用しようかとも考えたのだが、今回の換装の目的が寿命向上であることもあり、最終的に1TB品を選択。
SN700の1TB品を購入することに決めた時点では品薄だったようで売り切れている店舗が多かったのだが、たまたまドスパラで在庫があった(最後の1個!)のを見つけたので発注し、まもなく届いた。980PRO 500GBの内容をクローンして、SN700 1TBからの正常起動を確認できたので正式に運用を開始。
余った980PRO 500GBについては、メインPCであるYuiに搭載していた980PRO 250GBと入れ替えることにし、980PRO 250GBの内容をコピーして運用を開始。980PRO 250GBについてはとりあえず予備として確保。
今回のSSD換装でシステムドライブの書き込み寿命が3倍以上に伸びたので、相当の期間は問題なく運用できることが期待できそうだ。突然故障したりしない限りは大丈夫だと思いたい。