うちのPS4 Proは、購入時に搭載されていた1TBのHDDを以前のPS4で使用していたSSHD(東芝MQ01ABD100H)に換装していたのだが、いずれは、SSDの搭載をしてみたいと思っていた。換装元が1TBなSSHDなので換装するSSDは最低で1TBクラスと考えていたけれど、1TBクラスのSSDは高価で手を出しづらい状況が続いていた。最近になって、1TBクラスのSSDの価格がかなり下がってきたため、思い切ってSSDへの換装を行うことにした。
換装するSSDとしては、少々迷ったあげく、最終的にSanDisk Ultra 3D SDSSDH3-1T00-J25(以下、Ultra 3D)を選択。容量は1TBで、3D TLC NANDを採用した製品である。これまでも、1TBクラスのSSDで安価な製品はあったのだけれど、いずれも普通のTLC NANDを採用した製品であり、耐久性に不安があったので手を出しずらかった。PS4やPS4 Proは常時録画機能があって常にHDDやSSDに対して書き込みが発生するので、ある程度の耐久性がある製品でないと採用しにくかったのだ。3D TLC NANDは普通のTLC NANDより耐久性がかなり向上しているので、3D TLC NANDを採用したUltra 3Dについても耐久性が期待でき、PS4 Proに搭載しても問題なさそうに思えたため、今回、採用に踏み切った。
PS4 ProにUltra 3Dを搭載する作業は以下のように行った。
- PS4 ProのSSHDの内容を外付けHDDにバックアップ。
- PS4 Proのシステムソフトウェアを完全インストールするためのUSBメモリーを準備。
- PS4 ProからSSHDを取り外し、Ultra 3Dを搭載。
- 2で準備したUSBメモリーを使ってPS4 Proにシステムソフトウェアをインストール。
- 外付けHDDにバックアップしておいた各種データ類をPS4 Proにリストア。
SSHDをUltra 3Dに換装する作業自体はすぐに終わったのだけれど、元のSSHDに格納していたデータの量がそこそこ多かったためバックアップ・リストア作業に時間がかかり、作業完了までには、それなりに時間を取られることになった。
作業完了後、PS4 Proの正常動作を確認。正確に計測してはいないが、PS4 Proの起動時間やゲームの起動時間・ロード時間について短縮された様子。換装自体はやって良かったと思う。ただ、そんなに積極的にPS4 Proを起動していないので、ある意味、もったいない気もするけれど。