うちのFireStormについて、また車検時期が近づいてきた。今回は4月に出かけたいイベントが2つあったのと、タイヤ交換を行う予定もあったので、少し早めに車検を受けておくことにした。
タイヤについてはまだスリップサインが出るほどは消耗していなかったけれど、前回の交換が7年前の上に、タイヤのサイドウォールの表記からすると製造から8年経過していることもあり、そろそろ交換したくなった。これまでミシュランのパイロットロードシリーズを採用していてハズレがなかったので、今回も交換するタイヤについてはパイロットロードシリーズの現行品であるパイロットロード4を選択。車検の予約と同時に発注し、タイヤ到着を確認した上で車検を依頼するためにレッドバロンに出撃。
車検の依頼時に、タイヤ交換以外に他にやっておいた方がいい作業を確認してもらった。その結果、今回はブレーキキャリパー清掃・クーラント交換・プラグ交換・エアクリーナーエレメント交換が追加になり、色々と手を付けることになってしまったので、それなりの出費が予想された。
FireStormを車検に預けてからしばらくして、リアブレーキフルードのリザーブタンクが劣化していてフルード交換に支障が出てしまっているとの連絡があり、このリザーブタンクも交換することになった。また、ヘッドライトのHIDについても、店舗内での簡易チェックで光量不足の可能性が指摘され、検査時に一時的にハロゲンバルブへ戻すことになった。
車検の各種作業は無事に完了し、レッドバロンからFireStormを引き取った。最終的に、今回の出費は盗難保険の更新まで含めると17万円超。さすがに痛い出費ではあるけれど、仕方ない。
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パイロットロード4のフロント。 パイロットロード2と比べると、細かいサイプが大量に追加されている。 |
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パイロットロード4のリア。 こちらにも、フロントほどではないけれど多くのサイプが追加。 |
タイヤが新品なので、少しでも皮むきを行うために六甲山を軽く流して走ってみることにした。乗り始めてすぐに感じたのが、リアステアが強くなったような感覚。パイロットロード2の時期でもリアステアが効いている感覚はあったのだけれど、パイロットロード4ではそれより強い印象である。リアステアと共に、やや倒れ込む癖が増えた感じもする。このあたりの特性の変化については慣れるしかないか。
ちなみに、パイロットロード4はパイロットロード2よりロードノイズのレベルが上がっている。多くのサイプがあることが影響しているようだ。パワーを掛けずに流して走行している際にはそれなりにロードノイズが聞こえる。不快なほどではないけれど。
他には、路面の細かいギャップを拾いにくくなった感じがあった。交換前のパイロットロード2の時では、路面のペイントの境目など、細かいギャップを通過する際に通過したことが分かる程度にハンドルに軽く振動が伝わってきていたのだが、パイロットロード4ではかなり伝わりにくくなっている。これはタイヤの特性なのか、あるいは柔らかい新品のタイヤと固くなった古いタイヤの違いなのかは分からない。振動が伝わりにくい点は歓迎できる点であるので、素直に喜んでおこう。
今回行ったエアクリーナーエレメント交換については、燃費に影響しそうな気がするが、これはまだ確認できていない。
ということで、今回の車検では色々いじった箇所があり、まだ慣れきっていないけれど、今のところ、悪くない感覚。しばらく様子を見てみようか。