少し前に購入したDSC-RX100(以下、RX100)について、フィルターを装着してテストを行いたくなった。Rx100はシャッター速度が最高でも1/2000秒なのでNDフィルターが使えると便利そうだし、風景撮影等ではCPLフィルターを使いたくなることもありそう。で、少しテストを行ってみることにした。
RX100は標準では鏡筒前端にフィルター取付けネジがないので、そのままではフィルターを取付けることができない。このため、フィルターを装着する場合には何とかしてフィルター取り付け用のネジを追加する必要がある。ここで思いついたのが、ステップアップリングをRX100の鏡筒に装着して、ステップアップリング経由で各種フィルターを装着する方法である。手持ちのマルミ光機製ステップアップリングを見たところ、内周部分には特に変な出っ張りがなかったので、RX100の鏡筒前端径より少し大きめの内径があるステップアップリングを確保すれば上手くいきそうであった。
実測でRX100の鏡筒前端径は46mmほどだったので、手持ちの55mm径フィルターを使うためにマルミ光機製の48mm→55mmステップアップリングを確保。ステップアップリングの内側に1mm厚のゴム板を張り付けてRX100に装着しようとしたら、ゴム板によりステップアップリングの内径が小さくなりすぎて、RX100に装着することができなかった。たまたま、手元に同じマルミ光機製の49mm→55mmステップアップリングがあったので、こちらにもゴム板を張り付けてみたところ、RX100の鏡筒前端にちょうど装着できるサイズになった。ただし、少し固めにはまり込んでしまい、RX100の鏡筒が格納できなくなってしまったので、少し工夫してみた。
実験結果はそこそこ満足行く感じである。ステップアップリングが緩くはまり込むようにしたので、電源OFF等で鏡筒が引っ込むとステップアップリングはスポッと抜けてくれる。ただし、RX100がパワーセーブ状態等で鏡筒を引っ込めてしまうとステップアップリングが抜けてしまうので、少し、取り扱いに注意が必要。まあ、そんなに頻繁に使うことはなさそうなので気にしないことにする。