うちのサーバAyakoについては、電源としてAntec製のTRUEPOWER 2.0 430Wを装備していたのだが、先日行ったメインマシンYuiの電源換装の結果が思いの外良かったので、こちらも電源を換装してみることにした。
換装する電源の条件としては、
- 出力は低め(Ayakoの通常時の消費電力は100W前後なので高出力電源は無意味)
- 80PLUS認定電源
- ストレート排気タイプ(ケースの構造上、電源周りに熱気が溜まりやすいため)
これを満たす電源としてAntec製のEarthWattsシリーズがあったので、Sofmapで見かけた380Wタイプを購入しようとしたのだが、購入を決意する直前に売り切れてしまったらしく在庫切れ。430Wタイプの在庫があったので、こちらで妥協することにした。ついでに、それなりに長い間使用していたAyakoの各ケースファンについても、長寿命タイプのファンを採用しているリアファン以外を換装することにし、S-FLEX SFF21D(800rpmタイプ)を3個購入。
換装前に起動時とアイドル時の消費電力を計測してから、換装作業を開始。簡単にケース内を掃除したりもして、電源とファンの換装を完了し、換装前と同じように消費電力を計測してみた。結果は以下の通り。
起動時(ピーク) |
アイドル時 |
|
換装前 |
約126W |
約85W |
換装後 |
約115W |
約77W |
予想通り、消費電力は低下。でも、ここまで差があるとは思わなかった・・・。
ちなみに、EarthWatts EA-430(以下EA-430)にはTRUEPOWER 2.0シリーズにあるファン専用電源コネクタと、電源ファンセンサコネクタが無い。ファン専用電源コネクタからファンの電源を取ることでファン回転速度を可変させる機能はそれなりに重宝していたのだが、Ayako自体、発熱量が少ない構成であまりファンの回転速度も上がっていなかったようなので、低速ファンでの固定回転数で十分だと思われる。電源ファンセンサコネクタがないのは少し不安だけれど、さすがにあきらめるしかない。EA-430のファンをセンサ付ファンへと換装し、ファンセンサコネクタを外部に引っ張り出せば回転数のモニタリングが行えるけれど、電源の改造になるので保証も切れてしまうし、今回は断念。
なお、今回のEA-430への電源換装はある意味いいタイミングだったのかもしれない。換装したために浮いたTRUEPOWER 2.0 430W(以下TP2-430)については、実試用期間が1年少々でまだ使い物になりそうなので中古品として売却の予定だったのだけれど、その際のチェックにて液漏れしている電解コンデンサを1個発見してしまった。特にAyakoが不安定な気配はなかったのだけれど、このままTP2-430を使い続けていれば、電源に起因する何らかの問題が発生していた可能性がある。電源換装してよかった。