うちには主に電子書籍や動画視聴で使用しているFireMax11がある。FireMax11は自宅内で使用することを意図していたのとある程度のスペックが欲しかったのでサイズと重量がそれなりにあり、持ち運びにはあまり向いていない。FireMax11で読んでいる電子書籍は主にコミックであるけれど、会社帰りの電車内でラノベを読むことがあって、こちらはまだ電子化を進めていなかった。こちらの方もそろそろ電子化を開始することにし、情報収集を開始。
電車内で使用するために日常的に持ち運ぶことになるので、FireMax11のような大きめのタブレットは選択肢から外すことにした。ラノベ等の単行本のサイズに合うタブレットの画面サイズは7インチあたりになりそうだけれど、もう少し大きめのサイズにしたくなったので8インチクラスのタブレットに関して情報を集めてみた。Amazonタブレットには8インチクラスのFireHD8があるけれど、多数の安価な8インチクラスのタブレットと同様に画面解像度がHD(1280×800)なのが気になって選択肢から外すことにした。8インチクラスのタブレットでもFullHDクラス(だいたい1920×1200)の画面を採用している製品があって、いくつかはコストパフォーマンスが良さそうであった。ただ、安価な製品はほぼ中華タブレットなので少し心配でもあった。
いろいろと情報収集してみた結果、最終的にALLDOCUBE iPlay 60 mini Proという製品を選択。同じシリーズの上位製品としてCPU性能が高いiPlay 60 mini Turboという製品もあるけれど、Turboの方はCPU性能は高い代わりに生体認証が皆無ということで選択しなかった。ちなみに、このiPlay 60 mini Proもいわゆる中華タブレットなので気になる点がないわけではないが、別に自分が国際的に重要な機密を扱うわけでもないし、今回は気にしないことにした。
iPlay 60 mini ProはAmazonで発注。他に、ノングレア画面保護フィルムとケースも追加で発注。ちなみに、iPlay 60 mini Pro本体価格はクーポン適用でギリギリ2万円以下というところ。発注が夜間だったので到着予定が翌々日になり素直に配達してくれることを期待していたけれど、Amazon Flexの担当者が宅配ボックスを使ってくれなかったために配達が遅れ、発注から3日後に到着。大きい荷物でないのに宅配ボックスを使わなかった理由は謎である。
iPlay 60 mini Pro等が到着したのでノングレア画面保護フィルムを貼り付けようとしたのだけれど、ここで思いの外苦戦してしまった。iPlay 60 mini Proには元から画面保護フィルムが貼り付けられていることを失念していて、その上からノングレア画面保護フィルムを貼り付けてしまった。ノングレア画面保護フィルムを一旦剥がしてから元から張り付いている画面保護フィルムを剥がし、再度、ノングレア画面保護フィルムを貼り付け。余計な手間をかけた結果としてホコリや気泡が入ったりしたので、それらの除去に時間がかかり、納得がいく結果になるまでに時間がかかってしまった。
ノングレア画面保護フィルムを貼り付け終わった後で保護ケースを装着して、セットアップを開始。iPlay 60 mini ProのOSはAndroid14の一部UIがカスタマイズされているALLDOCUBE OS 3.0だが、セットアップは素のAndroid14とさほど変わらない感じだった。セットアップが終わってから一部のアプリをインストール。本格的な電子書籍リーダーとしての運用は手持ちの単行本の消費の後になるので、とりあえずはテスト運用を開始。
比較対象として合っているかどうかは微妙だけれど、FireMax11とiPlay 60 mini Proを比較してみた。
iPlay60 mini Proの表示品質は高品質とまではいかないけれど値段のことを考えると十分以上だと思う。
両者で実行できるGeekBench6での性能比較結果は以下のような感じ。
Single-Core |
Multi-Core |
|
FireMax11 |
935 |
2254 |
iPlay 60 mini Pro |
711 |
1848 |
FireMax11のSoCはMediaTek MT8188で、iPlay 60 mini ProのSoCはMediaTek Helio G99である。MT8188の方が新しくて高速コアの性能が上なようで、その分ベンチマークで差が出た気配。ただ、CPUコア以外の部分ではHelo G99の方が上な部分もある。搭載メモリーはFireMax11がLPDDR4の4GBでiPlay 60 mini ProがLPDDR4Xの8GBということで、iPlay 60 mini Proの方が性能が高そうな感じがする。
ちなみに iPlay 60 mini Proは4G LTE対応だったりするが、おそらくSIMカードを装着して使用することはなさそう。他に、FireMax11にないGPSやバイブレーターもあったりするが、GPSの使用予定は今のところないし、バイブレーターは安価なものが装着されているようでバイブレーションの質はイマイチであり、バイブレーション機能はすぐにOFFにしてしまった。
iPlay 60 mini Proについては安価なだけあって微妙な点もあるけれど、総合的に言えばコストパフォーマンスに優れたタブレットではあると思う。本格的な運用はもうしばらく先になりそうだけれど、今のところは購入して良かったと思う。