ノートPC、光学ドライブ換装

うちのノートPCであるMariaについては、
購入時には既に他のPCに書き込み可能な光学ドライブを装備していたため書き込み可能なドライブの必要性をさほど感じなかったので、
BTOでは単なるDVD-ROMドライブを選択していた。しかし、この前、Windows Vistaのインストール時に、
他のPCで普通に読めたメディアがMariaのドライブではうまく読めなかったことで、新しいドライブへの換装を考えるようになった。

MariaはDELL Latitude D600(以下、D600)なので、
DELL純正のオプションでドライブを換装できることがベストであったが、残念ながら光学ドライブの純正品は入手できない気配であった。
他の手段としては、元の内蔵ドライブ自体を他のドライブと換装するか、あるいは外付けのドライブを導入するという選択肢が考えられたが、
D600は外付け光学ドライブからのブートをサポートしていないため内蔵ドライブ自体を換装することにし、
装備できそうなスリムタイプ光学ドライブを探索してみることにした。結果、NEC製のND-7550Aという製品を発見し、購入。

D600のドライブベイは、FDD・光学ドライブ・スペースセーバーのいずれかを装着することが可能な造りになっていて、
光学ドライブについては、フレーム(?)にドライブを装着した上でドライブベイに装着するようになっている。
光学ドライブのフレームからの脱着については、数ヶ所、ねじ止め固定されているだけなのでかなり簡単ではあるのだが、問題は、
フレームに付いている脱着用のノブである。このノブは、ちょうどスリムドライブの段差部分に付く形になっていて、
純正ドライブのベゼルはノブ部分に切り欠きを付けてノブに干渉しないようにしてあるのだ。
普通に入手可能なスリムドライブのベゼルにはもちろんそのような切り欠きがあるはずもなく、また、
元の内蔵ドライブGDR-8081NのベゼルとND-7550Aのベゼルには互換性もない。このため、
フレームに装着するためにはベゼル加工が必須となる。

GDR-8081N+ND-7550A Top GDR-8081N+ND-7550A Bottom ND-7550A Bottom

ND-7550Aのベゼルは数ヶ所ツメで固定されているだけであり、簡単に取り外すことができた。ノコギリで大まかな形を切り取り、
カッターナイフで削って微調整を行った後、ベゼルを再度装着。フレームに装着し、ノブとの干渉がないことを確認。

ND-7550A Bezel Before ND-7550A Bezel After 1 ND-7550A Bezel After2

ND-7550Aを装備したフレームをD600に装備してみたところ、問題なくDVDマルチドライブとして認識され、CDブートと、
Windows上でのDVD-RメディアへのISOイメージ書き込みも正常に行えることを確認。
フレームの脱着も問題なく行えることを確認できたが、ベゼルと微妙に干渉してしまっている気配なので、
もう少しベゼルを削った方がよいかもしれない。

ND-7550A Intallation

一つ問題があるとすれば、ドライブが純正品ではないため筐体との間で色と形が合わず、
D600の右サイドがやや不細工になってしまったこと。これは仕方ないことなので、あきらめるしかない。

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