7月の連休中はどこかにツーリングに出かけたいと考えていたのだけれど、そこで思いついたのが小豆島へのツーリングであった。
自宅から小豆島までは直線距離ではさほど距離はないけれど、小豆島まで連絡している橋はないのでフェリーを利用する必要がある。自宅から利用しやすそうなフェリー航路は、
- 神戸三宮フェリーターミナル ⇔ 小豆島・坂手港(約3時間半)
- 姫路港 ⇔ 小豆島・福田港(約1時間40分)
あたりになる。他にも新岡山港からの航路などもあるけれど、陸路が長いために選択肢から外した。上の2つのどちらの航路を選択するかは少々迷ったけれど、最終的に姫路港からの航路を選択。三宮からの航路は陸路は短いけれど航路の時間がかかる上に1日3便運航で時間の自由度が低めであり、一方、姫路からの航路は陸路はやや長めだけれど航路の時間は短めで1日7便運航されていて時間の自由度が高い感じである。
姫路港7時15分発の第1便に乗船するため出発当日は早起きして自宅を朝5時過ぎごろに出発し、姫路港には6時30分あたりに到着。二輪車は予約不可なので、バイクを指定された場所(オリーブの木の近くと言われた)に駐輪してから窓口にて乗船手続きを実行。
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フェリー乗り場。 |
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駐輪場所。早めに到着したので2台目だった。 |
乗船は車の後ということだったのでしばらく待機し、7時頃に乗船。駐輪場所は車両甲板の側面の方になっていた。バイクの固定は車止めのみであった。
船内では休憩しつつ時間を潰し、小豆島の福田港にはほぼ予定通りの9時前に到着し、車の退船の後でバイクも退船。
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福田港着。 |
今回のツーリングでは小豆島の中でエンジェルロードと寒霞渓に立ち寄る予定で、余裕があったら他の場所にも行ってみることにしていた。ツーリング当日(7/17)はエンジェルロードの砂の道が現れると予想される時間帯が朝5時から11時頃と夕方5時から夜11時頃とされていて、福田港の時点で朝9時過ぎだったのでそのままエンジェルロードに行っても砂の道が水没するまでにはかなり余裕があると判断。そこで、エンジェルロードまでの経路の途中にある小豆島オリーブ公園に立ち寄ることにした。オリーブ公園はギリシャ風の建物などあって、また、「魔女の宅急便」のロケが行われた場所らしくほうきを持って魔女体験している人があちこちにいた。
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イベント広場の巨大なモニュメント。 |
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オリーブ色の郵便ポスト。 |
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ギリシャ風車。 |
オリーブ公園をしばらくうろついてから、今回の目的地の一つであるエンジェルロードに向けて出発。エンジェルロードに到着したのは10時半ごろだったけれど、現地に到着した時点で既に潮が満ちてきていて砂の道が水没していた…。オリーブ公園に立ち寄らなければ間に合ったかもしれないと思い、少し後悔。
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そこそこ潮が満ちてきていて砂の道を渡るのは無理だった…。 |
エンジェルロードを後にして、次の目的地である寒霞渓を目指して出発。敢えて最短距離は選択せずに一部海沿いを進むルートを選択して、途中から寒霞渓スカイラインを経由して寒霞渓に至るルートを選択した。寒霞渓スカイラインの途中にはいくつか展望台があるけれど、今回はほとんど見落としてしまって立ち寄ることができず、そのまま寒霞渓に到着。寒霞渓からはロープウェイを利用して一旦下ってみたが、下った先はあまり見所がなかったのですぐにロープウェイで上まで戻った。
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ロープウェイからの景色その1。 紅葉シーズンだと凄く綺麗らしい。 |
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ロープウェイからの景色その2。 |
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寒霞渓上の方の展望台からの景色。 |
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寒霞渓にはいくつか奇岩がある。 これは「錦屏風」っぽい。 |
寒霞渓を一通りうろついた時点でまだ時間に余裕があったので、一旦逆戻りする形にはなるけれど「二十四の瞳映画村」に立ち寄ってみることにした。ここは昔に「二十四の瞳」の映画撮影が行われた場所で、当時のセットがそのまま残されているらしい。
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途中にあったマルキン醤油記念館で醤油ソフトクリームを食べた。 ほんのり醤油味で美味。 |
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「二十四の瞳映画村」入口近く。 |
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映画村内部の風景その1。 |
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映画村内部の風景その2。 |
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教室内の風景。 |
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廊下の風景。 |
昔の風景やいい感じの建物があったけれど、自分的にはさほど満足感はなし。
二十四の瞳映画村から退出してそのまま福田港に向かっても良かったのだけれど、少し時間に余裕があったので小豆島南東部の出っ張り部分を通る県道248号線を通ってみることにした。地図上ではそこそこまともな道に見えたのだけれど、実際に通ってみると離合不能なところがあったり路面に枯れ葉が積もっていたりするところがあったりして、道のコンディションとしてはかなり悪い方であった。滑りそうで怖かったのでかなり慎重に走行し、なんとか福田港に到着できた。時間的には17時15分発の便に乗船するのにちょうどいい頃合いで、すぐに乗船手続きを行って待機。今回は車より先に乗船を指示された。
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行きと違って帰りは車止めとロープで固定されていた。 固定方法が違ってたのは横にバイクが並んでいなかったためか。 (行きは横にもバイクが並んでいた) |
姫路港には予定通り到着し、そこから陸路で帰還。自宅着はだいたい夜8時ごろであった。
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今回のツーリングにおける小豆島内の走行ルート。 |
小豆島にはかなり昔(子どもの頃)に一度行ったきりで記憶もほぼ無く、今回のツーリングを新鮮に楽しむことができた。エンジェルロードを渡れなかったり、いくつか立ち寄りそびれたところがあったりしたけれど、全体的に言うとそこそこ楽しいツーリングとなった。また、改めてちゃんと計画を立てて行ってみたいと思う。