MOTO GPS RADAR 4、リコール。(2021/09)

うちのNinja1000SXにはレーダー探知機としてデイトナ扱い(製造元はCOMTEC)のMOTO GPS RADAR 4を装着しているのだが、たまたま情報収集していた際にリコール情報を発見してしまった。使用中に不具合が発生する等の問題ではないけれど他の機器に影響を及ぼす問題とのことで、製造元のCOMTECで無償対策修理が受けられることが分かったため無償対策修理を申し込むことにした。

不具合内容は、「CS放送の一部受信に影響を与え、電波法で規定されている技術基準に適合しない無線設備である」とのこと。総務省から指摘を受けたそうだ。機器内部で電波が発生していて、その周波数がCS放送の帯域と被っているためにCS放送の受信に影響を与えてしまうらしい。この問題はMOTO GPS RADAR 4に限定されているわけではなく、COMTEC製の多数の車用のレーダー探知機も同じ問題を抱えているとも発表されていた。

無償対策修理はCOMTEC社のサイトにある対策修理受付ページから申し込むことができるので、早速、MOTO GPS RADAR 4の対策修理を申し込み。対象製品をCOMTECに送付し、対象修理が完了次第COMTECから返送されてくる流れである。製品不具合に対する修理なこともあって着払いでの発送を指示されていた。製品のみの発送でも問題ないようであったので本体のみをプチプチで保護した上でCOMTECに着払いで発送。

対策修理受付ページでは製品返却までは通常より時間がかかる旨の案内をされていたので、しばらく待つことにした。最終的に発送から3週間経った頃に返送されてきた。シリアルが変更されるとのことだったので製品交換になることも予想されたのだが、画面部分に貼り付けていた保護シートはそのままだったし背面側のステー取り付け用のネジ穴付近の擦り傷もそのままだったので、本当に内部の修理のみが実行された様子。背面ラベルのシリアル部分については新しいQRコード付きのシリアル番号のシールが貼り付けられていた。

返送されてきたMOTO GPS RADAR 4については元のようにNinja1000SXへ装着。各種設定がデフォルト状態にリセットされていたので必要に応じて設定を変更。問題なく動作することも確認できた。

今回のリコールについては、時間はややかかったもののCOMTEC社の対応は誠実で問題なく、COMTEC社の評価を下げるものではない。適当な対応を行ったり不具合を認めなかったりして評価が下がる会社もある中で、COMTEC社の対応は十分に合格点だと思う。

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