うちの洗濯機はドラム式な日立製ビッグドラムBD-V3200で、購入してからだいたい4年半くらい経つのだが、少し前から乾燥フィルターのところに埃が付かなくなっていることが気になっていた。本来なら、洗濯・乾燥するたびに乾燥フィルターがフィルター容器一杯に膨らんで、それなりの埃がフィルターで集められているはずなのだが、ほとんど乾燥フィルターに埃が付着せず、また、乾燥フィルター自体も十分に膨らんでいない状況であった。この状況は明らかにおかしいので、対処を行うことにした。
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状況的に、乾燥フィルターより上流に埃がたまっていて乾燥空気の流れが悪くなっているのではと予想できたので、まずは掃除機で乾燥フィルター上流部分の埃を取ろうとしてみたが、埃が取れる気配は無かった。状況を確認するために用意したUSB内視鏡ケーブルを乾燥フィルター上流部分に突っ込んでみたら、何やら埃の塊のようなものに遮られてそれ以上咲に突っ込めない状態であった。
本来なら、メーカーのサービスに依頼して清掃作業を行ってもらった方がいいとは思ったのだけれど、おそらく有料だろうし、実際に自分で分解清掃を行ったという人もいるようなので、思い切って分解清掃を行ってみることにした。
乾燥フィルター上流の清掃を行うには、BD-V3200の上部カバーを外して、乾燥フィルター上流のダクトを外す必要がある(詳細はググってね)。やや手間がかかる作業ではあるが、難易度自体はそれほどでも無く、十分気をつけて作業すれば何とかなるというレベルである。
上記の作業後、普通に洗濯・乾燥が行えるのを確認。乾燥フィルターが十分に仕事をしてくれるようになり、ちゃんと埃を集めてくれるようになった。また、作業前に頻発していた「乾燥時間見直し中」表示も起きなくなったし、乾燥後の衣類の温度も前より低くなった。これは、作業前は乾燥空気の流路が埃で塞がれていたために十分な乾燥空気の流量が確保できず、その結果として本来の時間よりも長い時間がかかり、乾燥空気自体も必要以上に加熱されてしまっていたのではないかと思う。作業前より扉付近に付着する埃の量が増えてしまったのは気になるが、その代わりに、時々発生していた、洗濯物(靴下など)が扉のパッキン付近に落ちて埃まみれになる症状も無くなった。
今回、思い切って作業を行ったのは良かったと思う。ただ、作業をしていて思ったのは、埃を含む空気の流路にあちこち出っ張りがある設計は果たして良いのかどうかという点である。出っ張りがあると埃が引っかかりやすくなって、その結果、埃の塊が成長してしまうのではないかと思うわけである。最新機種だとこのあたりはどんな設計になっているのか分からないけれど、機会があれば見てみたい気がする。