HDR、交換

うちにはJ:COMのHDRが導入済みなのだが、このHDRはHUMAX製のJC-5000という機種でHDMI端子を装備しないタイプであった。J:COMの宅内調査のついでに、HDRをHDMI端子を装備しているタイプへと交換してもらえないか聞いてみたところ、工事費用がかかるものの交換可能とのことであったので、交換を依頼。

僕がJ:COMのHDRサービスに加入したのはHDRサービス開始のごく初期で、その時点ではJC-5000が採用されていたのだが、サービス開始からさほど間をおかずにPanasonic製のTZ-DCH2000というHDMI端子を装備した機種へと変わった。このことについて少々悔しい思いではあったけれど、うちにはHDMI端子が搭載されているTVが無かったのでHDMI端子の有無に拘る理由がなかったため、、敢えてこのTZ-DCH2000へと交換する大きな理由もなかった。しかし、HDMI端子を装備したREGZAの導入に伴い、HDMI端子を装備したこのTZ-DCH2000へと交換したくなったわけである。

宅内調査が行われたのは昨年の12月半ばだったので、年内はTZ-DCH2000への換装は難しいのではと考えていたけれど、何とか昨年の年内に作業を行ってもらえることになった。作業前に、JC-5000のHDD内に残っていた録画番組をRecPOTへ移動し、JC-5000側のHDD初期化と各種情報の初期化を行っておいた。

HDRの交換作業自体は比較的あっさりと完了。TZ-DCH2000の付属品にはHDMIケーブルが含まれていなかったので購入しなければならないかなぁと考えていたのだけれど、業者の方がサービスでHDMIケーブルを付けてくれたので助かった。まだ、何気にHDMIケーブルは結構な値段がするのである。

最低限のセットアップは行ってもらえたので、HDMIケーブルを使った再接続等を含めた再設定を開始。接続TV設定はD3設定にするとアスペクト比4:3の放送まで16:9相当に引き延ばされてしまったので、「1125i固定」へと設定変更。この時点で気がついたのだが、TZ-DCH2000は1080p出力ができないらしい。かといって720p設定にするのも何か悔しいので、とりあえず1125i設定にして1080i相当の表示をさせることにした。

実際の使用感では、JC-5000とTZ-DCH2000を比較すると一長一短というところで、どちらの機種も癖がある感じ。ただ、TZ-DCH2000はHDR導入以前に使用していたTZ-DCH500と操作性が似ているので、何とか慣れることはできそう。

JC-5000は電源OFFからの予約録画時は普通に起動して録画を実行するタイプで、その際にライン出力経由で普通に映像が出力されるのでRD-A600でも外部入力経由で録画していたのだが、TZ-DCH2000は普通にHDDへの予約録画を行うと、電源OFF状態からの予約録画ではスタンバイ状態のまま録画を実行するようだ。このため、何度かRD-A600での録画に失敗(真っ黒・音無し)してしまった。解決策はないのかと調べてみたところ、予約録画の際に録画先の指定として外部録画機器で録画できる指定があることが分かり、この設定を使うことにした。この記事を書き込んでいる時点ではまだ動作は未確認だが、うまくいくことを祈る。

JC-5000はディジタルチューナを2基搭載していて、2画面機能もそれなりに充実している方である。同サイズ2画面表示・PinP表示などが行え、画面間の入れ替えも自由である。しかし、TZ-DCH2000ではJC-5000と同様にディジタルチューナを2基搭載しているものの、2画面機能は2番組同時録画時のみPinP表示が行えるだけで、その上画面入れ替えさえもできない様子。正直言って、2画面機能に関してはJC-5000の圧勝だと思う。あまり重要視している機能ではないので何とかなるけれど。

リモコンについては、TZ-DCH2000用のリモコンの方が僕には合っているようである。JC-5000のリモコンのボタンは全てゴムボタンで、かつ、移動系ボタンが上下左右全て独立している点がかなり気に入らなかったのだ。TZ-DCH2000のリモコンのボタンはゴムボタンではなく、その上、移動系のボタンが一般的な円盤タイプ(?)になっていて使いやすい。ただ、JC-5000のリモコンでは蓋の中ではあるもののボタン一発でiLink機器の操作メニューが出せたのだが、TZ-DCH2000では操作系のメニューから数階層辿らないとiLink機器の操作メニューが出せない。使用頻度は低い機能なのでさほど気にならないことではあるが、面倒な仕様ではある。

あと、TZ-DCH2000の再生ナビ画面で再生したい番組を選択し、その番組の再生が終わったら次の番組まで勝手に再生される仕様は変だなぁと思う。普通に考えると、選択した番組の再生を終了したら、TV画面に戻るのが自然だと思うのだが・・・。設計意図がよく分からん。

今回のJC-5000からTZ-DCH2000への換装については、全体的に見ると、HDMI化など、確実にメリットはあったのだが、退化した機能もあり、やや、微妙な感じもする。ま、HDRのメーカーとしてはHUMAXよりPanasonicの方を信用しているので、後悔はさほど無いけれど。

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