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各PC、CPU交換後、サーバトラブル発生、解決?(2013/06)

  • Posted by: おりおん
  • PC

先日のメインPC構成更新の結果、余ったCPUを各PCの間でドミノ移植したのだが、その結果、サーバMamikoで突然ハングアップするといった問題が発生するようになった。この問題の解決のため、色々と試行錯誤。

トラブルの状況としては、深夜のおそらくバックアップのスケジュールが稼働したころにハングアップするという状況で、CPU換装後、ほぼ毎日発生していた。まず、Mamikoの安定性の確認のため stress によりCPU回りの高負荷状況を継続させて確認してみたところ、しばらくしてカーネルパニックでハングアップすることを確認。

まず最初に疑ったのは、Mamikoに移植したCPUであるCore i3 2125の異常である。原因の切り分けのため、Mamikoに搭載していたマザーボードP8H67-M PROを作業用PCであるKanaeに搭載していたマザーボードDH67GDと入れ替えてCore i3 2125を搭載し、Mamikoの環境で最小構成で起動した上で stressによる負荷テストを実行。元の環境だと30分持たずにハングアップしていたのだが、DH67GDに換装した状況では1時間経ってもハングアップ等の問題は発生しなかった。逆のパターンとして、Mamikoの環境でP8H67-M PROにCore i5 2500Kを搭載した状況で同じように最小構成で起動し、stressによる負荷テストも実行。こちらも1時間のテストを完走。このテストの結果、マザーボードもCPUも問題なさそうだとの結論に達したのだが、元の構成に戻すのも気持ち悪かったので、DH67GD+Core i3 2125の組み合わせでMamikoを運用することにした。ただ。DH67GDは内部SATAポートが5ポートでMamikoの構成では1ポート足りなくなったので、手持ちの玄人志向SATA3-RI2-PCIeを追加して対応。DH67GDのオンボードLANはIntel 82579Vなので、これまで使っていたNIC(Intel Gigabit CT Desktop Adapter)は取り外し。

この状態でMamikoは数日の間安定稼働できていたので、このままで運用しようと考えていたのだけれど、ふと気になったのが、Mamikoで問題が発生するようになってから、USB接続の温度計(TEMPer)での温度計測実行時にたまにカーネルOopsが発生していた件である。もしかすると、このTEMPerに絡んで問題が発生していたのではないかと考えたのである。確認のため、一旦、MamikoのマザーボードをP8H67-M PROに戻し、Core i3 2125を搭載した上でTEMPerを装着せず通常構成で起動して、再度、stressによる負荷テストを実行してみた。その結果、1時間持たずにカーネルパニック発生。つまり、TEMPerは特に関係なかったということになる。再度、DH67GDにマザーボードを戻し、運用を開始。

DH67GDでの運用を開始してから、一つ気になっていたのが、CPUのVCore電圧がP8H67-M PROより少し高めになることであった。P8H67-M PROではVCoreの最低値がセンサー読みで0.8Vあたりになっていたのだが、DH67GDだとセンサー読みで最低値が0.9Vあたりになり、その分、アイドル時の消費電力が高めになるのではないかと考えたのである。気になったので、上記した安定性チェックのついでにアイドル時の消費電力をワットチェッカーで計測してみたところ、P8H67-M PROではアイドル時に56Wあたり、DH67GDだとアイドル時に48W当たりという結果になった。予想と逆の結果で、その上、意外に差があることが分かって少し驚いた。DH67GDの方が構成がシンプルな分、消費電力が低めになるのだろうか。あと、Mamikoの構成(CPU+マザー+HDD6台)の構成で、アイドル時とは言え、消費電力が50Wを切っているとは思わなかった。

で、しばらくは、MamikoはDH67GD+Core i3 2125の構成で運用することに決定。今のところは、HaswellアーキテクチャのCore i3シリーズが出てくる今年9月あたりまではこのままになりそう。HaswellアーキテクチャだとCPUクロックの最低値が800MHzあたりにまで下がるので、さらに低消費電力になりそうな気がする。

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