たまにバイクにカメラを車載して動画を撮影したくなることがあり、PSP用のカメラや超小型ビデオカメラの類を入手して試してみたことがあった。しかし、画質面や録画時間の面で満足がいく結果が得られず、何とかしたいと思っていた。そんな感じで情報収集を行っていた際に、Panasonic製のLUMIX DMC-TZ7の録画性能に対する評価がそこそこ良いことが分かり、購入してみることにした。

DMC-TZ7を購入する際に比較したのは、後継機種であるDMC-TZ10と、SONY製のDSC-HX5Vあたり。DMC-TZ10については、録画性能についてはDMC-TZ7と大差ないらしいということで候補から外した。DSC-HX5Vについては、フルHD録画が可能などスペック面でDMC-TZ7を上回るのだが、価格帯が上がることと、撮像素子がCMOSであることが気になって候補から外した。CMOS素子はどうも振動に弱いようで、録画画像が歪む（コンニャクる、というらしい）可能性があるようなのだ。

で、Transcend製の16GB Class10なSDHCカードとDMC-TZ7を購入。早速、撮影テストなど行ってみた。

広角端だとこんな感じ。

望遠端だとこんな感じ。光学12倍ズームが可能なので、結構頑張ってくれる。

DMC-TZ7の静止画撮影の画質については必要十分であれば良いと考えて購入したのだが、十分以上、使い物になる感じ。ただし、CCD素子のサイズが小さめなこともあってか、暗所での撮影は不得意なようである。暗所性能に定評があるFinePix F200EXRと比較すると差は歴然。暗所撮影する機会はあまりなさそうだし、そのような状況ではα550を持ち出すと思うので気にしないことにする。

DMC-TZ7の動画については、AVCHD LiteでのハーフHD(1280x720 実質30fps)での録画が可能。さすがにフルHDほどの精細感はないが、十分ではある。録画時間の制限がないこともかなり大きい。16GBのSDHCカードなら2時間以上の録画ができるので、かなり便利である。DMC-TZ7ではMotionJPEG形式での録画も可能だが、こちらは1ファイル当たり2GBの制限があるので長時間録画ができない。1280x720だと録画時間は8分強ということでかなり厳しい。MotionJPEGでの録画の出番はなさそうである。

なお、録画の結果については別エントリで記載の予定。画質自体は十分なことを確認できているのだが、録画としてみると満足な結果は得られていない。車載時の振動対策などでいろいろと試行錯誤中・・・。