うちのFireStormは中古で購入した時点から社外マフラー(NOJIMA Fasarm Pro Titan・以下Fasarm)が装着されていて、これについてはさほど不満点はなかったのだが、やはり、音が大きめなのはかなり気になっていた。たまたま、FireStormの駐輪場所を変更する機会があり、今まで以上に音に気を遣わなければならなくなったので、思い切って純正のマフラー一式に戻すことにした。

純正のマフラー一式は新品で発注すると余裕で10万円オーバーコースだったので、今回は、冒険だと思いつつ、オークションで一式を入手してみることにして、調査を開始。たまたま、うちのFireStormに適合しそうな逆車用純正マフラー一式が出品されていて、多少傷があるものの一式で2万円程度だったので、思い切って落札してみた。この一式にはリアエキゾーストパイプが欠品していたのだが、これも、それらしいものが出品されていたので、こちらも落札。発送先をいつものレッドバロンに指定してFireStorm自体を先に預けておいて、到着後、ガスケット等の他に必要なパーツを発注してもらい、マフラーの装着作業を行ってもらうことにした。最終的に、追加パーツと工賃、マフラー一式込みで約3万円ほどで装着完了。元から付いていたFasarm一式については回収し、とりあえず保管しておくことにした。

純正マフラー装着後の換装としては、「意外にこれも悪くないかな」という感じ。音はかなり静かになったものの、予想していたほどおとなしすぎる音でもなく、多少は自己主張してくれる。パワー感は、音が静かになったことが影響しているのか、他にも要因があるのかわからないが、微妙におとなしくなった気がする。マフラー一式の重量がFasarmよりは確実に重くなっているので、切り返し等、車体の反応が悪くなることも予想していたのだが、これもほとんど感じられず。ただ、エンジン回転数がタコメーター読みで3000rpm前後になると、共振が発生してしまうのか、振動が前より増えた。3000rpm前後は何気に街中でよく使う回転数なので少し気になるが、ごく狭い範囲なので回転数を上げるか下げるかすれば振動は減る。燃費面への影響はまだよく分からないが、音が静かになった分、常用回転数が少し高めになったような気もするので、もしかすると、やや悪くなったかも。