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メインPC、構成更新。(情報収集~パーツ争奪戦・2021/10,11)

  • Posted by: おりおん
  • PC

うちのメインPCであるYuiについては、Core i9-9900K等を使った構成に更新してから3年ほど経過し、そろそろ新しい構成に入れ替えたくなってきていた。Intel Coreの第10世代や第11世代については積極的に手を出したくなるほどの魅力は感じていなかったけれど、第12世代になって様々な新要素が追加されることが分かり、興味が出てきた。

Core 第12世代となるAlder Lake世代のCPUについては、高性能コア(Pコア)と高効率コア(Eコア)を利用したハイブリッドアーキテクチャの採用という大きな変更が行われていて、最上位であるCore i9-12900K/KFについてはPコア8個とEコアが8個という組み合わせになっていた。Pコアはハイパースレッド対応で1コア2スレッド動作、Eコアはシングルスレッド動作なので、合計だと16コア24スレッド動作となる。また、メモリーも前世代までのDDR4対応からDDR5対応が追加されていた。ここまでの大幅な変更は久しぶりなのと、Pコアの性能もかなり向上していることが分かってきたので、思い切って手を出すことにしたわけである。ただ、i9-12900K/KFは爆熱という評価もあり、少し不安でもあった。

Alder Lake世代の情報に関する正式な発表は10月27日に行われたのだが、それまでにいろいろな情報が錯綜していた。特に気になっていたのはやはり価格で、当初はCore i9-12900Kの価格が10万円以上になるとの情報が出ていて、手を出せるかどうか不安になっていた。最終的には8万円を切る価格になることが分かり、何とか手を出せそうであった。10月27日夜からCPUの予約も解禁され、少し迷った結果、Core i9-12900KFを選択してツクモにて予約。KではなくKFにしたのは、内蔵グラフィックスは特に必要に思えなかったことと、i9-12900Kのおまけパッケージにあまり魅力を感じなかったためである。i9-9900Kの時には入荷数がかなり少なかったために激しい争奪戦が展開され、数分程度で売り切れる状況であったのだが、i9-12900K/KFについては各店舗とも比較的余裕がある数が入荷するようで、争奪戦は発生していなかった。ただ、さすがにi9-12900Kは翌朝までに売り切れた店舗が多かった。i9-12900KFはかなり後まで売れ残っていた…。よく考えてみると、内蔵グラフィックスはテスト等で使う機会もあるし、おまけパッケージも放置しておけば良いので、i9-12900Kを選択しておけば良かったと少し後悔することになった。

i9-12900K/KFの発売解禁日時は11月4日の22時と発表されていて、Alder Lake世代に対応するマザーボードとDDR5規格のメモリーモジュールもその時間から発売が解禁される様子であった。マザーボードについては、例によってASUS製の製品から選択することにした。選択肢としてはROG MAXIMUS Z690 HEROか、ROG STRIX Z690-F GAMING WIFIあたりから選ぶことにし、MAXIMUS Z690 HEROを狙うことにした。MAXIMUS Z690 HEROは高機能な代わりにかなり高価(約8万円) で、あまり必要に思えない機能があった。一方、STRIX Z690-F GAMING WIFIの方はいくつかMAXIMUS Z690 HEROより劣っている部分があったものの機能面では必要十分ではあったので、こちらでも良いか、とは思っていた。ただし、これまで使っていたCPUクーラーであるNoctua NH-D15がSTRIX Z690-F GAMING WIFIには搭載できない(CPU周りのVRMのヒートシンクに付属する装飾部分に干渉するらしい)のが気になっていた。DDR5規格のメモリーモジュールについては、かなりの品薄が予想されていて、うまくいけば購入できるかも、という感じであった。

11月4日の22時の少し前にPCに張り付いて待機し、22時ジャストからいくつかのサイトで商品検索を開始。当てにしていたサイトはPCワンズとツクモであった。PCワンズでは以前のi9-9900K争奪戦の際に購入成功したので、今回も何とかなるのではと期待していた。ツクモはi9-12900KFの予約解禁日時直後に予約可能になっていたので、マザーボードやメモリーモジュールについても発売解禁直後に何とかしてくれると期待していた。しかし、22時を過ぎても両サイト共に製品検索してもZ690マザーボードもDDR5規格メモリーモジュールも現れなかった。何度も検索しても同じで、時間が無情に過ぎていく状況…。1時間ほど経過したところでさすがに諦めた。他のサイトでもMAXIMUS Z690 HEROもDDR5規格のメモリーモジュールも完売状態であり、MAXIMUS Z690 HEROについては入手を諦めて、まだ各所で在庫が残っていたSTRIX Z690-F GAMING WIFIを購入することにし、ドスパラで発注。発注後に、上記したようにNH-D15が装着不可であったことを思いだしてキャンセルしようかと思ったのだけれど、i9-12900K/KFはフルロード状態だとハイエンドCPUクーラーでも冷却しきれないとの情報もあったので、キャンセルは行わず、冷却性能強化を目的の一つとして簡易水冷のCPUクーラーに手を出すことにした。簡易水冷のCPUクーラーとしてはいくつも選択肢があったけれど、十分な冷却性能があってYuiのケースであるFractal Desigin Define R6に無理なく装着可能そうな360mmラジエータータイプで、かつ、LGA1700対応である製品から選択することにし、ASUS ROG STRIX LCII 360 ARGBを選択し発注。Define R6に360mmタイプのラジエーターを装着しようとすると5インチベイが使用不能になるので、BD-Rドライブの接続用としてUSB3.0接続外付け5インチベイ対応ケースであるRATOCのRS-EC5-EU3Xも追加で購入。

DDR5規格のメモリーモジュールについては品薄状態が酷く、国内の通販サイトでは入手できそうな気配がなかった。DDR5規格のメモリーモジュールの取り扱いがありそうな通販サイトを何度もチェックしたけれど入荷している気配は無く、最悪の場合、メモリーを入手できるのは来年になるのではないかと思えてきた。国内の通販サイト経由で入手できそうにないのでAmazon.com等の海外の通販サイトの情報も調査していたのだけれど、たまたま、アメリカでPCパーツの取り扱いを行っているneweggにてADATA XPG LANCERシリーズのDDR5-5200規格の製品の在庫があるのを発見。国内への発送も可能との表示があり、購入することにした。neweggではまだ商品を購入したことがなくアカウントも持っていなかったので慌ててアカウントを作成。アカウント作成後でも幸運なことに在庫がまだ残っていたので、DDR5-5200 32GBキット(16GB×2)を発注。購入価格は日本への送料込みで約4万円であり、国内で入手するのとさほど変わらない価格であった。neweggで発注したのは11/5で、11/11に到着。ちなみに、発注後30分もしないうちにXPG LANCER DDR5-5200 32GBキットは完売していた。発注できたのはかなり幸運だったらしい。

これで必要なパーツの確保を完了できたと思っていたのだが、ふと気になったのが電源ユニットであった。i9-12900KFはフルロードだとかなりの熱を発する上に消費電力も高いとの情報があったので気になっていたのだ。これまでYuiに装着していた電源ユニットは660W出力ATX電源であるSeasonic SS-660XP2Sで、このままでも十分だと考えていたのだけれど、ドスパラ店頭で店員さんと雑談する機会があり、その店員さんは電源強化すべきと言っていた。試しに、現状のi9-9900Kの構成でCPUとGPUに高い負荷をかけるOCCTの電源テストを実行してみたところ、消費電力が650Wを超えていることが発覚。CPUフルロードでの計測だと消費電力が400W台だったので十分だと思っていたけれど、GPUまで高い負荷をかける状態だと現状でもギリギリという状況だった。さすがにこのままでi9-12900KFの消費電力に耐えられないので、思い切って電源も更新することにした。今後、さらに消費電力が高いビデオカードへの更新があり得るので、余裕を持って1000Wクラスの電源へと換装することにし、調査の結果、Antec Signature 1000 Titaniumを発注。

これで、必要なパーツは一通り揃った。以下、パーツ入れ替え~動作確認編に続く…。

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