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出雲方面ツーリング。(2021/08)

今年もお盆時期に夏期休暇があり、山の日が絡むことで合計10連休になった。夏期休暇中には実家に帰省する以外には特に用事が無かったので休み日数に余裕があり、せっかくなので長めのツーリングを行おうと考えた。そこでふと思いついたのが出雲方面へのツーリングであった。

出雲方面へのツーリングにしようと考えた理由は、かなり前に鳥取方面へツーリングに出かけたことはあったものの山陰方面にはあまり出かけていなかったのと、出雲大社に行った記憶が無かったので一度は行ってみようと考えたからである。ついでなので、出雲市に宿を取って連泊し出雲大社以外にもいくつか名所を訪問することにした。

ツーリング決行日は8月の10日から12日に決めて、天気予報を気にしつつ待つことにした。しばらくの間はツーリング期間中に雨が降る可能性がある予報になっていたので心配していたのだけれど、決行日の直前の予報では何とか雨には遭遇しない気配であったので、ツーリングを決行することにした。…この時点では、11日までの天気予報は大丈夫だったが微妙に12日の予報が怪しかった記憶が。

自宅→境港→出雲

往路。
自宅から六甲山経由で中国道に入り米子道経由で境港に到着。
境港で水木しげる記念館・水木しげるロードを散策した後、
中海・宍道湖の横を通って出雲市のホテルに至る。

出雲→石見銀山→日御碕灯台→出雲大社→出雲→自宅

復路。
宿から石見銀山に行って石見銀山周辺を散策し、続いて日御碕灯台へ。
日御碕灯台を散策後、出雲大社に行って散策してからホテルに戻り、
しばらく休憩。翌日に帰宅予定だったが予定変更して当日に帰宅。

自宅から境港まではだいたい250kmほどの距離になり、休憩込みで5時間強で到着すると予想できた。境港の水木しげる記念館が17時閉館で最終入館が16時30分とのことであったので、入館時間に間にあるように計算して自宅を出発。そこそこの距離があり多めに休憩も取ったことで多めに時間がかかったけれど、16時より少し前に境港の水木しげる記念館に到着。水木しげる記念館近くの有料駐車場にバイクを駐車し、水木しげる記念館に到着。水木しげる記念館は時間帯を区切って完全入れ替え制での入館になっていたので、16時入館の整理券を受け取ってしばらく待ち、入館。

水木しげる記念館。
この角度から見るとそんなに規模は大きくないように見えるが、
実際に入館してみるとそこそこの規模があった。

水木しげる記念館では、水木しげる作品に加えて水木しげる氏の生涯に関する展示もあった。「ゲゲゲの鬼太郎」以外の作品についてはあまり知識がなかったし、氏の生涯についての展示についても興味深かったので、思いのほか、楽しめた印象。入館料も良心的な価格だったし。

水木しげる記念館と境港駅の間は「水木しげるロード」となっていて、妖怪をモチーフとした店がいくつもあったり、様々な妖怪のブロンズ像の展示があった。ブロンズ像は、一部の像を除いて小さなものがほとんどであったが、かなり数が多く、知らない妖怪の像も多かった。一通り写真を撮ったけれど多すぎるので一部だけ掲載。

鬼太郎。

鬼太郎と目玉おやじ。

目玉おやじ。

ねずみ男その1。

ねずみ男その2。

猫娘。

砂かけ婆。

子なき爺。

ぬりかべ。

一反木綿。

閻魔大王。

傘化け。

ぬらりひょん。

がしゃどくろ。

境港駅のポストには鬼太郎と目玉おやじが。

一部の街灯は目玉おやじデザインになっていた。

水木しげるロードを1往復することを優先してしまったので、いくつかの施設に入りそびれてしまったのは失敗であった。ゲゲゲの妖怪楽園は既に閉館してしまっていたし、妖怪倉庫は場所を把握していなかったので訪問しそびれた。妖怪神社は神社前の目玉おやじの清めの水は見つけたものの神社本体には気がつかず行きそびれてしまった…。

一通り水木しげるロード関連を堪能した後、出雲市内のホテルに向かって出発。時間に余裕があったら先に日御碕灯台に立ち寄って夕日の撮影を行いたかったのだけれど、残念ながら日没時間(19時過ぎ)には間に合わないことが分かったのでおとなしくホテルへ向かうことにした。ホテルへのルートは最短ルートを採用せず中海経由で宍道湖の北岸を通るルートを採用。大きな湖は琵琶湖で見慣れていると思っていたけれど、中海や宍道湖は別の趣があり、良い風景であった。

べた踏み坂

少し前に車のCMで「べた踏み坂」として有名になった坂。
境港方面から中海に浮かぶ大根島へ渡る橋である。
CMでの見た目ほどきつい坂ではない。

ホテルに到着したのは19時30分頃で、そこそこ疲れていたこともあり、簡単に夕食を取って風呂につかり、早めに就寝することにしたのだが、就寝前に12日の天気予報を確認したところ、出雲方面から自宅までのルートで雨を避けられないことが分かった。11日までは雨が降らない予報であったので、長時間雨の中を走行するか、あるいは雨が降らないうちに夜間に走行するかの選択を迫られた。雨具は持ってきていたので雨の中の走行は可能ではあったけれど、雨の中を長時間走行すること自体が辛いことと、夏場に通気性のない雨具を着て長時間走行することは体調面でかなり辛いと予想したため、今回は夜間走行を選択。ホテル側に確認したところ夜間出発だとチェックアウト時間を過ぎるので2泊分の料金になるとのことだったが、仕方ないので諦めた。

翌朝は早めに起きて朝食等をこなし、ホテルを出発。ツーリングを計画した当初は石見銀山・立久恵峡・日御碕灯台・出雲大社の4箇所を巡ろうと思っていたけれど、時間的に厳しそうだったので立久恵峡を諦めて石見銀山→日御碕灯台→出雲大社のルートで巡ることにした。

石見銀山は出雲市街から50kmほど離れたところにあって、高速道路経由でだいたい1時間ほどで到着。今回は石見銀山公園の駐車場までバイクで行くことにした。石見銀山公園から先は車やバイクは進入不可となっていた。石見銀山内の目的地の一つである龍源寺間歩までは2km以上の距離があって、徒歩だと45分ほどかかるが自転車だと15分ほどということで、レンタル自転車を借りることにした。駐車場近くにあるレンタル自転車屋で電動アシスト自転車を借りることができたので、まずは龍源寺間歩まで行くことにした。龍源寺間歩までの道のりはきつい坂道こそなかったものの緩い坂道がずっと続いていて、電動アシスト付きの自転車といえど100%アシストしてくれるわけで無いので、そこそこ足が疲れた。

龍源寺間歩入口。

龍現寺間歩の内部。
ひんやりしていてかなり涼しかった。

龍源寺間歩はそんなに規模が大きい間歩ではないとの情報は知っていたけれど、予想以上にあっさりとしていた。入口から出口までほぼL字型の経路で、角を曲がったらすぐに出口まで一直線である。距離は約273mとのこと。以前に行ったことがある生野銀山では公開されている坑道の長さが約1kmで、いくつか分岐があったり鉱夫人形や鉱山機械などの展示があったりしたので、それと同様のものを期待してしまっていたので拍子抜け。石見銀山は銀鉱山がメインというより石見銀山周辺の街並みなどを含めた一帯が観光地のようなので、ちょっと目的がずれていたと思う。

龍現寺間歩を後にして、石見銀山地域の街並みを眺めつつ石見銀山資料館を目指すことにした。このルートではほぼ下りなので自転車だとかなり楽ちんである。石見銀山資料館へはさほど苦労することなく到着したのだが、ここで大きな誤算が。石見銀山資料館は水曜日が定休日であることを知らなかったのだ。訪問した11日はまさに水曜日。仕方ないこととはいえがっかりしてしまった。

石見銀山資料館からレンタル自転車屋まで戻り自転車を返却し、駐車場に戻って日御碕灯台へ向かって出発。このルートでは高速道路を経由せず下道で移動した。途中で昼食を取ったり休憩したりしたこともあり、約1時間半ほどかかって日御碕灯台に到着。

日御碕灯台。
けっこう高い灯台である。石造灯台としては日本一とのこと。

日御碕灯台からの眺め。

日御碕灯台パノラマ1

日御碕灯台からパノラマ撮影。その1。

日御碕灯台パノラマ2

日御碕灯台からパノラマ撮影。その2。

天気が微妙だったのが残念だったけれど、日御碕灯台からの眺めは、さすがに高いだけあって良かった。高い灯台だけあって登るのはかなりしんどかったけれど、それだけの価値はあったと思う。日御碕灯台周辺の地形は柱状節理などあって荒々しかったが、いい感じの風景であった。

日御碕灯台を後にして、出雲大社へ向かうことにした。日御碕灯台と出雲大社はそんなに離れていなくて、20分もかからずに到着。出雲大社の駐車場から入口の鳥居の方まで戻り、そこから境内に入り直した。

出雲大社第一鳥居

出雲大社第一鳥居。
残念ながらこの鳥居は通りそびれた。

出雲大社第二鳥居。
ここから境内に入り直した。

出雲大社拝殿。
でっかい注連縄で有名。

出雲大社の本殿には入れなかったので八足門方面から本殿を望む。

出雲大社を出発した時点で既に時間は17時を過ぎていて、ホテルには17時20分過ぎに到着。しばらく休憩してからホテルをチェックアウトし、18時頃に出発。高速道路に入ってしばらくすると暗くなって気温が下がったためかヘルメットのシールドがやたらと曇り、視界が厳しい状況となった。ヘルメットはGT-Airでピンロックシールド採用なので曇りにくいはずなで、一旦パーキングエリアに入ってシールドを確認してみたが曇りの原因がよく分からなかったのでピンロックシートを外して対処することにした。後ほど曇りの原因はが判明。シールドとピンロックシートは本来なら二重サッシ窓のように空気層を挟んで周囲は密着しているはずなのだが、密着せず隙間ができていた。このため曇り止め効果がなくなり、また、エアベンチレーションの空気もピンロックシートに阻まれているためにシールド内側には当たらず、その結果、シールド内側が曇りまくっていたらしい。なお、隙間についてはピンロックシート取り付けピンの調整で解消できた。

夜間の高速道路の走行については、暗くて視野が限られるために気を遣う必要はあったけれど、交通量がかなり少なかったこともあり何とかなった。ただ、やはり日中走行よりは疲れが多めに出たこともあり、多めに休憩を取りつつ走行。自宅に到着したのは出雲を出発してから約7時間後となる深夜1時頃であった。さすがにぐったりしていたので早々に就寝。

今回の出雲方面ツーリングについては、天候による計画変更はあったものの実行して良かったと思う。総走行距離は720km以上となり、昨年に実行したしまなみ海道ツーリングでの走行距離(約600km)を超えて過去最長距離となった。真夏の時期にこの距離を走行できたので、季節が良ければもう少し長い距離に挑戦できそうである。

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