僕がメインで使っていたスマホはXPERIA 1 SO-03Lで、購入から2年ほど経過していた。指紋センサー等いくつか不満点はあったものの、まだまだ十分なパフォーマンスがあってアップデートで不満点も解消されてきていたので安定して運用できていたけれど、最近になって最新機種の噂が出始めていろいろとXPERIA 1から進化している点があったので興味が出てきた。
最終的に最新機種はXPERIA 1Ⅲとして公開されたのだが、XPERIA 1と比較すると以下のような大きな違いがあった。
- 指紋センサーが電源ボタンと一体化
- ヘッドホン端子復活(これはXPERIA 1 Ⅱから)
- カメラ性能が上がってレンズ構成も3+1に
- ワンセグ・フルセグTV機能なし
- 画面リフレッシュレート120Hz対応
指紋センサーについてはXPERIA 1で電源ボタンと分離されたのだが、その前に使っていたXPERIA XZやさらに先代のモデルでは電源ボタン一体だったので退化した印象があった。やはり、電源ボタンと一体の方が使いやすいイメージがある。ヘッドホン端子はXPERIA 1で廃止され有線ヘッドホンが本体のみでは使用不可になった。USB端子へアダプタを接続すると有線ヘッドホンも使えるけれど、あまりスマートでないしアダプタ経由の接続だと不便である。カメラ性能については像面位相差AF等といったデジタルカメラα系のスペックが導入され、センサー数はXPERIA 1と同じで3個であるが焦点距離が分かりやすくなった。また、望遠レンズがペリスコープレンズ採用の可変焦点距離となり、焦点距離として合計4種類(16・24・70・105mm)が使えるようになった。テレビ関連の機能についてはほとんど使うことが無かったので無くなっても問題なしである。画面リフレッシュレート120Hz対応については、スクロール等がかなり滑らかになる代わりにバッテリー消費が増えるようだが、実際にはバッテリー消費の違いはほとんど感じられなかったので120Hz設定で運用。滑らかさが段違いである。なお、画面表示についてはXPERIA 1より微妙に色温度が低いようだ。低めとはいえ黄色っぽいということは無いので、すぐに慣れた。XPERIA 1Ⅲはスマートフォンとしての基本スペックについてもXPERIA 1よりCPU性能向上・RAM容量増加(2倍!)・ストレージ容量増加(4倍!)と、かなり向上している。バッテリー容量も増えた。
XPERIA 1Ⅲはかなりハイスペックであるために高価なスマートフォンになりそうであったが、上記したようにスペック面でかなり魅力があるために思い切って手を出すことにし、予約開始を待つことにした。予約開始がアナウンスされてすぐに、ドコモオンラインショップで予約。価格は15万円を超えていたが、そこそこ貯まっていたドコモポイント以外に値引きできる要素がなかったので、ほぼそのままの価格で購入することになりそうであった。
しばらくしてXPERIA 1Ⅲの発売日になり無事に受け取ることができた。週末になってから機種変更の手続きをいくつか実行。ドコモ純正のバックアップアプリやXperia Transfer 2アプリ、Android自体のデータ移行機能などを利用し、機種変更手続きはさほど苦労することなく完了。おサイフケータイやLINEなど、いくつかのアプリで独自の移行手続きが必要なものがあったので、個別に対応。
セットアップ完了後、いくつかベンチマークを取ってみた。
XPERIA 1 | XPERIA 1Ⅲ | 倍率 | ||
3DMark | Wild Life | 3085 | 5794 | 1.88 |
GeekBench5 | Single-Core | 724 | 1129 | 1.56 |
Multi-Core | 2595 | 3556 | 1.37 | |
PCMark | Work3.0 | 9394 | 11741 | 1.25 |
CPDT | SeqRead | 358.6MB/s | 1.55GB/s | 4.32 |
SeqWrite | 114.3MB/s | 535.2MB/s | 4.68 | |
RandomRead | 2.22MB/s | 43.4MB/s | 19.55 | |
RandomWrite | 6.9MB/s | 32.6MB/s | 4.72 | |
MemoryCopy | 6.9GB/s | 12.3GB/s | 1.78 |
3DMarkはCPU性能やGPU性能を含む総合性能を計測するベンチマークで、GeekBench5は主にCPU性能を計測するベンチマーク、PCMarkはPC上の各種作業をシミュレートしたベンチマーク、CPDTはストレージ性能とRAM性能を計測するベンチマークである。CPU性能やGPU性能についてはSoCの世代がかなり違う(Snapdragon 855→Snapdragon 888)こともありかなりの向上。ストレージについてはXPERIA 1がUFS2.1、XPERIA 1ⅢがUFS3.X(UFS3.1?)ということで劇的に速度が違う。これだけ違うと、アプリ使用時などでデータロード時間短縮にかなり寄与するようだ。ちなみに、MicroSDXCカードへのアクセス速度についてもXPERIA 1では30MB/s程度で頭打ちになっていたのがXPERIA 1ⅢではMicroSDXCカードの本来の速度に近い速度が出る。
カメラ周りの機能についてもかなり変化があるので、撮影テストを行ってみた。焦点距離も違うので単純には比較しにくいが、それぞれの機種について各距離で撮影してみた。
XPERIA 1 | XPERIA 1Ⅲ | |||
16mm | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
24mm | ![]() | ![]() | ||
26mm | ![]() | ![]() | ||
52mm | ![]() | ![]() | ||
70mm | ![]() | ![]() | ||
105mm | ![]() | ![]() |
天気があまり良くなかった上に時間帯も遅かったために撮影条件としてはイマイチ良くない状況ではあったこともあり、大差は無い感じがする。デジタルズーム無しでも焦点距離が105mmまで使えるのは有り難い。
XPERIA 1Ⅲについては、搭載しているSoCであるSnapdragon 888の発熱問題が取り沙汰されていて、やたらと熱くなるとかバッテリーの持ちが悪い等の噂があったが、実際に使用してみると、確かに使用開始直後には発熱が多い状態はあったもののしばらくすると落ち着いて問題ないレベルになっていた。バッテリーの持ちについてはXPERIA 1と同じ感じであるが、バッテリーの容量自体はXPERIA 1の3000mAhからXPERIA 1Ⅲでは4500mAhに増加しているので、消費電力自体はかなり多い気配である。
しばらくXPERIA 1Ⅲを運用してみて特に問題が出なかったので、XPERIA 1については正式にサブ機としての運用に変更。これまでサブ機として使用していたXPERIA XZについては処分することにした。XPERIA 1についてはカーナビ運用の際にもXPERIA XZのように不安定になる事も無く安定して運用できている。XPERIA 1ⅢとXPERIA 1を併用する場合に指紋センサーの操作で混乱することがあるが、これは慣れるしかない。
XPERIA 1Ⅲについての満足度はかなり高いので、あとは最低2年は問題なく運用出来ることを祈る。実はXPERIA 1については有機EL画面の画面左下の一部に表示欠損が出ていて、目立つ箇所ではないとはいえ気にはなっていたので、同じようなことにならないことを期待。
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