Home > AV > ブルーレイレコーダー、更新。(2020/12・購入/設置編)

ブルーレイレコーダー、更新。(2020/12・購入/設置編)

  • Posted by: おりおん
  • AV

うちではブルーレイレコーダーとしてPanasonic製のDMR-BRG2010(以下BRG2010)を使用していて、2年ほど前にHDDが故障して修理した以外には特に問題なく運用できていた。BRG2010は購入してから5年以上を経過していて、4K放送に対応していないこともあり、そろそろ、更新したいと考えるようになった。で、情報収集を開始。

次のブルーレイレコーダーについて要求するスペックとしては、4K放送への対応と、UltraHD Blu-rayへの対応、最低でも3チューナ以上、というところであった。うちにあるJ:COM LINKは4K放送に対応していて録画もできるのだが、やはり、メインのレコーダー側も4K放送に対応させておきたかったのだ。UltraHD Blu-rayについては、現時点ではメディアを所有していないものの、将来的に購入する可能性を考え、対応しておこうと考えた。チューナー数については、BRG2010の6チューナーを全て使い切るような状況はこれまで発生せず、最低でも3チューナーあれば対応できることが分かったため、3チューナー機でも大丈夫と考えた。ただ、現状ではチューナーを6基以上搭載していて、かつUltraHD Blu-ray対応の機種は高価な全録機以外には存在していないので、ある意味、妥協、と言えなくもない。

上記条件を満たす機種としてリストアップしたのは、Panasonic製のDMR-4CTシリーズと、SONY製のBDZ-FBTシリーズであった。HDD容量については、BRG2010の2TBだとやや心許なく思えていたために、3TB以上の機種を選択することにして情報収集を開始。両シリーズを比較してみたところ、以下のような感じであった。

  DMR-4CTシリーズ BDZ-FBTシリーズ
発売時期 最近(2020/9) 去年(2019/11)
チューナー数

3
(全て4K対応)

3
(4K対応は2チューナー)

DMR-BRG2010からの
録画済番組の移動
自動で可能
(お引越しダビング)
全て手動?
レスポンスへの評価 悪い? 良い

当初は、ややBDZ-FBTシリーズに傾いていたのだが、発売時期が去年であることと、3基のチューナーのうち4K対応チューナーが2基であることが引っかかっていた。一方、DMR-4CTシリーズについては、前世代であるDMR-4Wシリーズと比較すると4K対応チューナーが3基に増えたとはいえ基本的な構成が同じで、また、DMR-4Wシリーズのレスポンスについて悪いレビューを見かけたこともあり気になっていた。ただ、DMR-4CTシリーズの発表時に番組表表示の高速化が謳われていたので、実際に操作してみてレスポンスを体感してから判断しようと考えた。

たまたま、エディオンの店頭でDMR-4CT301(以下4CT301)の展示があり実際に操作することが可能であったので、操作を試してみた。操作感はBRG2010とさほど差がないような感じであり、レスポンスへの不安は解消された。また、価格を確認してもらったところ、提示されていた価格より幾分下がった10万円弱の価格を提示された。この価格は当時の4CT301のネット上での最安値をやや上回る程度であり、かなり惹かれるものがあった。ちなみに、その価格は機種限定のキャンペーン価格であり、上位機種であるDMR-4CT401(HDD4TB)についてはさほど値引きされないとのことであった。HDD容量が4TBあればかなり安心できるのだが、価格差が5万円近くあったのでHDD容量については妥協することにし、4CT301を購入することにした。過去にHDDの故障を経験していて長期保証の有り難みを分かっていたので、長期保証が付帯するエディオン店頭で購入。

自宅に4CT301を持って帰ってから、早速、セットアップを実行。一旦、BRG2010の接続を仮接続に変更し、これまでBRG2010を接続していたポジションに4CT301を接続することにした。BRG2010は4K放送に非対応なのでHDMIケーブルは普通のケーブルを使用していたのだが、4CT301は4K放送・UltraHD Blu-rayに対応しているので、PremiumHDMI認証済のHDMIケーブルが必要になる。たまたま、使用頻度が低いPremiumHDMI認証済のHDMIケーブル(AVアンプとPCのモニターへの接続で使っていた)があったので、それを流用し、AVアンプへと接続。アンテナ線については、4CT301に一旦接続して、4CT301からBRG2010へ接続。

接続完了後、4CT301を起動し、初期設定を実行。初期設定中にスマホアプリである「どこでもDiga」への接続を行うことができ、初期設定の操作が「どこでもDiga」上で行えるようになっていて、少し感心してしまった。リモコンでの操作よりアプリ上の操作の方が楽なので、そのような方針になっているのだろう。初期設定中、BRG2010が認識され、番組予約の引っ越しを行うことができたのだが、これはごく一部の予約以外は失敗してしまった。失敗の理由は不明だが、4CT301が番組表の情報を取得できていない状態だとダメなのかもしれない。番組予約については改めて設定し直して対応。

初期設定完了後、BRG2010のHDD上の録画済み番組を4CT301へ移動するための設定を行った。最近のDigaには「お引越しダビング」機能があり、Diga同士で録画済み番組を移動することができる。BRG2010/4CT301とも「お引越しダビング」対応機種なので、ネットワークに接続された機種間で録画済み番組の移動が可能である。操作は比較的簡単で、4CT301上のお引越しダビング画面(少しメニュー階層が深いところにある)から「番組をダビングする」を選択したあとでダビング元であるBRG2010を選択し、BRG2010上の番組を個別に選択するか、あるいは一括ダビングを選択すればよい。ダビング作業自体は電源OFF状態で行われるので、両機種とも電源を切って、ダビング完了まで待つことになる。電源が入るとダビングは中断され、電源が切れるとダビングは再開される。ダビング速度については、PCでネットワーク越しのファイルコピーを行うときのイメージでそこそこの速度が出ることを期待していたのだが、実際には、単純なファイルコピーよりかなり遅かった。正しい数値でないかもしれないけれど、BRG2010上の500番組弱(概算で約210時間、約1.6TB?)のダビングが完了するまで6日以上かかった。(日曜夜から土曜朝まで)

これで4CT301について一通りの準備が完了したため、運用を開始することにした。しばらくの間は様子見期間として仮運用の形でBRG2010と併用して運用してみて、問題が発生しないようであれば、4CT301の正式運用を開始し、BRG2010を引退させる予定。

長くなったので、続きは運用/レビュー編にて。

Comments:0

コメントする

Home > AV > ブルーレイレコーダー、更新。(2020/12・購入/設置編)

Search

Feeds

Return to page top