Home > AV > J:COM LINK、導入。(2020/01,02)

J:COM LINK、導入。(2020/01,02)

  • Posted by: おりおん
  • AV

うちではJ:COM TVを導入していて、HDR+サービスにも加入しているので、セットトップボックスとしてPanasonic製のTZ-DCH8000が配備されていた。このTZ-DCH8000が配備されたのは2009年2月頃で、ハードウェアの世代としてはかなり前のものになる。配備以来、特に故障することもなく運用できてはいたのだが、最近の世代のレコーダーと比較すると、レスポンスが遅かったり映像を1080p出力できないなど、不満点がいくつもあった。しばらく前から、新しいセットトップボックスへと変更したいと考えつつ、なかなか思い切れなかったのだが、改めて調査の上、思い切って新世代のセットトップボックスへと変更することにした。

J:COMからは、しばらく前から4K放送対応のセットトップボックスがリリースされていたが、昨年末(2019年12月)になって、新たに、J:COM LINKというセットトップボックスがリリースされた。JCOM LINKは、TZ-DCH8000と違って内蔵HDDも光学ドライブも搭載していない製品ではあるが、USB接続の外付けHDDへの録画に対応し、DLNA機能への対応を謳っていたので、興味が出た。料金シミュレーションを行ってみたところ、HDR+サービス使用時よりも費用が抑えられることが分かったので、思い切って、これに手を出すことにした。

以前にHDR/HDR+サービスを申し込んだ際には、申し込みから実際の交換作業までにそこそこ待たされた記憶があり、J:COM LINKへの交換も待たされることを予想していたが、思いのほかあっさりと交換予約を行うことができ、申し込み時点での次の週末に交換作業を行ってもらえることになった。J:COM LINKへ接続する録画用の外付けHDDもあらかじめ用意し、交換作業当日を待つことにした。

交換作業は、単にセットトップボックスを交換するだけでは無く、J:COM LINKの調整やソフトウェアアップデートも行われたのでやや時間がかかったものの、だいたい1時間強で完了。うちには、アンテナ線にブースターを装着していたのだが、以前に、TVが全く受信できなくなったことがあり、ブースターを経由しないと受信できたので、ブースターの故障を疑い、それ以来はブースターを取り外していた。今回、ブースターを経由しないと正常な信号レベルが確保できないとのことで、取り外していたブースターを再度取り付けることになった。念のため、J:COM LINKへ接続する前に分配を行い、J:COM LINK側のみブースターを経由するようにしてくれた。この接続で、地上波・BS・CATVとも正常に受信でき、J:COM LINKに接続した外付けHDDに番組録画ができることも確認。これで運用を開始することになった。

上がJ:COM LINKで下はBlu-rayレコーダー DMR-BRG2010。左側の縦長の箱は外付けHDD。
J:COM LINKは結構小さい。

当初、J:COM LINKに接続した外付けHDDはI-O DATA製のHDCZ-UTL3KBという製品で、各種テレビやセットトップボックスへのUSB3.0接続に対応した製品である。この製品は電源連動にも対応していて、テレビやセットトップボックスの電源が切れるとHDDもスタンバイになる、と謳われている。しかし、この製品をJ:COM LINKに接続し、J:COM LINKを待機状態にしても、HDDはスタンバイ状態にならず、ずっと動作中のままであった。J:COM LINKの電源を完全に切るとHDDはスタンバイになるので、どうやら、J:COM LINKは待機状態であってもUSBの電源が切れないようだ。HDCZ-UTL3KBに搭載されているHDDは型番から24時間起動に対応していないWD Blueシリーズであることが確認でき、このまま運用することに不安があったので、J:COMに問い合わせてみた。その結果、J:COM LINKの電源連動については保証できないとの返答があったので、別の外付けHDDを接続することを試してみることにした。手元に、テレビに接続していた外付けHDD(玄人志向のGW3.5AA-SUP3/MBにWD Blue WD20EZRZを入れたもの)があったので、これをJ:COM LINKに接続して試してみることにした。その結果、J:COM LINKを待機状態にしてもHDDケース自体の電源は切れないものの、しばらくの間HDDへのアクセスが無いと、HDDの回転が止まることを確認できた。J:COM LINKを起動し、録画番組一覧を表示するなどしてHDDへのアクセスがあると、HDDが回転を始めることも確認できたので、この外付けHDDを正式に使用することにした。この外付けHDDは元々テレビの録画用として使用していたものだけれど、テレビでの録画は一部の緊急時を除いてほとんど行っていなかったので、テレビ用のHDDは特に用意せず、そのまま接続しないようにしておいた。

J:COM LINKを使用開始してからしばらく経つと、いくつか、気になる点が出てきた。そのうちの一つは、録画番組の再生が乱れてブロックノイズが出ることがあることで、もう一つは、録画番組を再生開始してからしばらく(約30秒)すると勝手に再生が停止することであった。双方の症状をJ:COMに報告したところ、状況を確認してくれることになった。

ブロックノイズの件については、番組受信時にも発生していて、調査してもらったところ、J:COM LINK設置時に接続されたブースターの設定が適切では無かったとのことで、念のためブースターを新品に交換して調整を行った上でケーブル類も交換してもらい、受信状況が良くなったことを確認。実際に、ブロックノイズも出なくなった。

番組再生が勝手に止まる件については、J:COM LINKを待機状態から復帰させてすぐに番組再生を行うと発生することを確認できた。J:COMの担当の方の目の前で状況を再現できたので確認してもらったのだが、他では報告が無い症状で原因不明とのことであった。元々接続していたHDCZ-UTL3KBでは発生していたかどうか記憶が怪しかったので、一旦、J:COM LINKにHDCZ-UTL3KBを接続してから待機状態にしてしばらく(15分ほど)放置した上で、再度、J:COM LINKを起動したところ、症状が発生しなかったので、HDDのスタンバイ状態が影響している可能性があるとのことで様子見することになった。ただ、改めてテストを行ってみたところ、HDCZ-UTL3KBでも症状が発生することを確認できたので、外付けHDDがどれであるかは特に関係ないらしい。J:COM LINKを起動してからしばらく放置した後で録画番組を再生開始したら症状が発生しないので、起動直後の再生は行わないようにして様子をみることにした。気持ち悪い症状ではあるが実害はさほどないので、とりあえず、我慢。

今のところ、J:COM LINKの使用感としては、ほとんどの点についてはTZ-DCH8000以上で、交換したことは間違いではなかったと思う。TZ-DCH8000より劣化したと感じるのは、リモコンのレスポンスがイマイチ、という点である。J:COM LINKは無線リモコンを採用していて操作時にリモコンの頭をJ:COM LINKに向けなくてもいいのだけれど、ボタンを押してからのレスポンスが微妙に悪い。反応するまでワンテンポ遅れる感じである。リモコン自体の操作感もあまりいい方では無い。いずれも、気にはなるけれど使い物にならないレベルではないので、とりあえず、我慢か。

ちなみに、現時点(2020/3)では、J:COM LINKのDLNA機能はJ:COM NETを契約していない環境では利用できない。DLNA機能があることがJ:COM LINKへ交換を決意した理由の一つだったので、がっかりとしたのであるが、アップデートで対応予定との情報をもらったので、とりあえず、待つことにする。アップデートは今年春予定とのことだが、順調に準備が進んで、アップデートが遅れないことを期待。

Comments:0

コメントする

Home > AV > J:COM LINK、導入。(2020/01,02)

Search

Feeds

Return to page top