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Fire HD 10 2019年モデル、購入。(2020/03)

  • Posted by: おりおん
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最近、時々電子書籍を購入することがあり、スマホの画面では小さすぎて見にくいのでタブレットで見ることにした。うちにあるタブレットであるNexus 7(2013)では、十分に快適に見ることはできるものの、やや画面が小さく感じられるので、もう少し大きな画面のタブレットが欲しくなった。で、情報収集を開始。

画面サイズとしては、検討の結果、10インチ前後とすることにした。これ以上大きいと使いにくそうだったし、かといって8インチクラスではNexus 7とあまり変わらないのではと考えたからである。画面解像度はNexus 7と同等以上で、最低でもFullHD以上という条件で調査。Androidタブレットでスペックを満たす製品は2万円台でいくつか存在していたが、ストレージ容量が少なめであったりしたので手を出しにくかった。もっと高価な機種だとストレージ容量も多くなるけれど、積極的にタブレットとして使うことは少なくて、主に電子書籍の閲覧用なので、あまりに高価な製品には手を出したくなかった。

調査の結果、AmazonのFire HD 10の2019年モデル(以下、Fire HD 10 2019)がそこそこいい感じに条件を満たしていたので興味が出た。ただ、Fire HD 10 2019は厳密に言えばAndroidタブレットではなく、Android9ベースのFire OS 7を採用した製品である。アプリ類はPlayストアではなくAmazonアプリストアから取得するようになっているが、Amazonアプリストアの品揃えはPlayストアよりかなり少ない。アプリの使用を前提とするなら、Fire HD 10 2019は一般のAndroidタブレットより制限が多いため選択肢には入らないのだが、今回は、主目的が電子書籍の閲覧なので、さほど影響は無いと考えた。で、思い切ってFire HD 10 2019に手を出してみようと考えたわけである。

ここで、気になったのが、Fire HD 10 2019のレビュー評価であった。電子書籍閲覧で使用するKindleアプリの不具合とか、液晶画面の質の悪さなど、悪いレビューばかり目立つのだ。また、Fire HD 10は環境光センサーを装備していないとの情報もあり、やや、手を出すには厳しいかな、と思えたのだ。ただし、Kindleアプリについてはアップデートで不具合が解消されたようだし、液晶画面についても、初期出荷タイプはアラが目立つものの、最近の製品だと改善されているらしい情報もあった。環境光センサーについては装備されているかどうかはよく分からなかったけれど、最悪の場合、目をつぶることにし、手を出すことにした。

Fire HD 10 2019にはストレージ32GBモデルと64GBモデルがあり、購入時点では32GBモデルが15980円で64GBモデルが19980円と価格差は4000円あったのだが、ストレージ32GBモデルは品切れであったので64GBモデルを発注。同時に、専用カバーと画面保護フィルムも発注。発注後、Fire HD 10 2019本体と専用カバーはまもなく届いたが、画面保護フィルムはやや遅れて届くようだったので、とりあえず、本体のセットアップだけ進めておいて、画面保護フィルムが届き次第、正式運用を開始することにした。

実際にFire HD 10 2019の画面表示を見るまでは画面の品質について不安があったのだけれど、届いた製品についてはほとんど問題なく一安心。環境光センサーが装備されていない情報があったけれど、本体設定で明るさ自動調整のON/OFF選択があったので本体をよく見てみたら、フロントカメラの近くに環境光センサーがあって、そこを暗くしたり明るくしたりすると画面の明るさも変化することを発見。画面の明るさの自動調整ができないとやや不便だろうなと思っていたので、自動調整ができることが分かって一安心であった。

画面の表示品質については、Nexus 7 2013と比較してみた。なお、画面の明るさ自体は両者でやや異なるが、これは調整次第で何とかなった。

Nexus7-FireHD10

画面サイズの比較。
この写真ではNexus 7の明るさ設定が暗めなので
画面も暗めになったが、調整でもっと明るくなる。

Nexus7-FireHD10-White

上がNexus 7 2013で、下がFire HD 10 2019。
白い画像(RGBとも100%)を表示し、暗めに写してある。

両者とも明るさのムラはあまりない。黄ばみもなし。
やや、Nexus 7 2013にムラがあるかも。

Nexus7-FireHD10-Red

R100%の画像を表示。

明るさのムラはほとんど無し。

Nexus7-FireHD10-Green

G100%の画像を表示。

明るさのムラはほとんど無し。

Nexus7-FireHD10-Blue

B100%の画像を表示。

明るさのムラはほとんど無し。

Nexus7-FireHD10-Gradation

グラデーション画像を表示。

表示品質にはほとんど差はなし。

Fire HD 10 2019の方に一部ムラがあるように見えるが、
写真撮影時に手の影が入ってしまった影響である。

上の写真を見てもらえると分かるとおり、初期のレビューにあった画質の悪さはほとんど感じられなかった。初期ロットと最近のロットでは液晶が変更されたのかもしれない。

Fire HD 10 2019とNexus 7 2013の間でベンチマークの比較を行おうとしたのだが、Fire HD 10 2019は前述したとおりPlayストアが使えないため、Playストアにある最新のバージョンのベンチマークソフトをインストールすることができない。このため、Nexus 7 2013と同じ条件での比較がそのままでは行えないのだが、非公式の方法でFire HD 10 2019でもPlayストアを使用可能にすることができるとの情報があり、実行してみた。その上で、両者で3DMark・PCMarkを実行してみた。

    Nexus 7 2013 Fire HD 10 2019
3DMark
Sling Shot
Overall 563 1555
  Graphics 517 1425
  Physics 814 2288
PCMark Work 2.0 2347 5120

両者の間ではCPUやGPUの世代がかなり違うこともあり、ベンチマーク的にはかなりの差が付いた。ただ、実際の使用感で言えば、数字の差ほどに違いは感じない。

本来の使用目的であった電子書籍の閲覧については、目論見通り、画面サイズが大きいだけあって十分に見やすい大きさになる。Fire HD 10 2019では、コミックの2ページ見開き表示が十分に実用になる。Nexus 7 2013では、1ページ表示は十分な大きさなのだが、2ページ見開き表示を行うとやや厳しく感じていたのだ。

このFire HD 10 2019を購入したのは今のところ正解であったと思う。単に電子書籍の閲覧だけではなく、各種動画の表示にも十分な大きさであり、また、Androidタブレットとしてもある程度使えそうな感じである。

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