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ブルーレイレコーダ、導入

  • Posted by: おりおん
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うちでテレビ録画のレコーダとして使用していたのは東芝製HD DVD対応レコーダ、RD-A600であったが、既にHD DVDが負け組になって久しく、いつかはブルーレイディスク対応レコーダを導入するつもりであった。とりあえずの候補として先日発表された東芝製ブルーレイレコーダの新製品RD-X10を挙げていたのだが、スペック面などで他社製品より見劣りする部分が多く、今回は思い切って東芝以外の他社製品のブルーレイレコーダを導入することにし、調査を開始。

少なくとも数年の間は使っていくことになりそうなのでハイエンドなブルーレイレコーダを対象にして調査してみた結果、候補はPanasonicのDIGAシリーズであるDMR-BWT3100と、SONYのハイエンド機なBDZ-AX2000に絞られた。うちにはPanasonic製のHDD・DVDドライブ内蔵CATVセットトップボックスTZ-DCH8000やD-VHSデッキNV-DHE20、RecPot HVR-HD160Mがあり、これらの機器との親和性はDMR-BWT3100の方が高いので、一時期、DMR-BWT3100に決めかけた。しかし、本体では番組のジャンル別検索が実質的に使い物にならない(番組表でハイライト表示できるだけ)という、僕の運用の仕方において大きな欠点と言える仕様があり、DMR-BWT3100を候補から外すことになった。で、BDZ-AX2000を購入することにした。

以前に、通販でレコーダを購入して不良品に当たり、かなり面倒なことになったことがあったので、今回も店頭での購入を行うことにし、店頭価格を調査。この時点では正式な発売日より少し前だったのだが、自宅から少し離れたところに、小さめの店ではあるがほぼ最安値で販売している店があることが分かり、出撃し、延長保証を付けて購入。

埃だらけになっていたTV台の中を掃除した後、BDZ-AX2000の設置作業を開始。設置前に、試しにRD-A600の上にBDZ-AX2000を置いてみた。幅はほぼ同じだが、高さは少しBDZ-AX2000の方が低い。奥行きについてはかなりの差がある。

BDZ-AX2000とRD-A600の奥行き比較

高さが低くなったことで、BDZ-AX2000の上にRecPotを置けるようになった。今までTV台の中に設置できなかったRecPotをTV台の中に設置できるようになったので、少しだけ整理できたような感じ。

RecPot BDZ-AX2000 TC-DCH8000 NV-DHE20

各種配線の接続も完了し正式に運用を開始できる体制が整ったのだが、いきなり完全に置き換えるのは不安だったので、しばらくの間、RD-A600側も残して運用することにした。この状態で一週間強の運用を行い、特に問題がなさそうだったので、RD-A600は引退させることにした。

RD-A600とBDZ-AX2000を比較すると、レコーダとしての世代が数世代違うこともあり、いろいろな点で進化があり、また、逆に退化したように思える点もある。BDZ-AX2000の方が進化したと思える点は、

  • 起動時間は圧倒的に高速。BDZ-AX2000は、通常起動モードでも数秒で画面が表示され、10秒ちょっとで操作可能になる。RD-A600では操作可能になるまで数十秒(1分前後?)の時間がかかり、かなりうっとうしかった。
  • HDD容量が3倍以上になった。BDZ-AX2000はWエンコーダ搭載でHDDの使用容量を節約できるが、これだけあるとDRモードでも十分やっていけそう。
  • 録画系統の区別が無くスペックが同等なので、録画予約においてどちらの系統で録画するのかを指定しなくても良くなった。RD-A600ではTS1/TS2という区別があり、TS1でないとマジックチャプターが効かないなど、いくつか制限があった。BDZ-AX2000ではどちらの系統で録画してもおまかせチャプターが効くので便利。
  • 番組表の情報量がかなり増えた。RD系の番組表は、RD-A600でもRD-X10でも同時に表示できるチャンネルや番組の数が少なめなのだが、BDZ-AX2000ではフルハイビジョン対応番組表でより多くの情報を表示できる。

逆に、退化したと思える点は、

  • PCとの連携機能の欠如。RD系と他社のレコーダを比較するのは可哀想なのかもしれないが。RD-X4/RD-X6/RD-A600のネットdeナビ機能は便利だったのだ。これを使って予約表をプリントアウトしていたりしたし。
  • ジャンル別検索での最大表示件数の制限がきつい。RD-A600では余裕で500件以上の結果を表示できていたのだが、BDZ-AX2000では最大200件に制限されている。条件を追加して再検索することで200件以内に抑えることで対応できるが、手間が増えて少し嫌。ちなみに、「国内アニメ」ジャンルを地上波・BSのチャンネルを対象にして検索すると余裕で200件を超えます。
  • 録画一覧をリモコンボタン一発で表示できるようにして欲しい。RD系の「見るナビ」相当のボタンがないので、XMBを出して数ステップを費やして録画一覧にたどり着かなければならない。慣れれば問題ないかもしれないが。
  • 外部入力が1系統しかない。せめて2系統は欲しい。

微妙に思える点は、

  • BDZ-AX2000のXMBな操作系には慣れるしかない。レスポンスは、PS3ほどではないにしろ十分速いのでさほど気にならない。
  • リモート機器設定を行うことで、インターネット経由で予約管理ができるのは便利ではあるのだが、この設定を有効にするためには待機電力の増加を覚悟しなければならない。通常起動モードでの待機電力は0.6Wほどだが、リモート機器設定を有効にすると一気に20Wに上昇する。リモート機器設定での管理は便利だけれど、この待機電力はいただけない。

初めて手を出したレコーダがRD-X4で、今まで、約6年強の間をRD系で通してきたために、RD系の操作系にすっかり慣れてしまっていた。さすがに他社製のレコーダとの作法の違いはあっさりと吸収できそうにないが、いずれは慣れて気にならなくなるであろう。

ちなみに、これまでは自宅で使用可能なブルーレイディスクの再生機器がPCとPS3で、ブルーレイディスクとDVDの再生は再生画質に定評があるPS3で行うことが多かった。BDZ-AX2000はブルーレイレコーダなのでブルーレイディスクの再生はこちらで行うことになりそうだが、DVDの再生画質については、PS3とBDZ-AX2000のどちらが上なのかが分からなかったので、とあるDVDソフトを再生してみて、RD-A600・BDZ-AX2000・PS3での画質を比較してみた。主観的な評価で言えば、RD-A600での再生画像は単純に拡大してスムージングしたような画像で、PS3での再生画像はエッジを強調したかっちりとした画像だが、時には強調されすぎてリンギングが出てしまう。BDZ-AX2000での再生画像は、PS3ほどではないにしろ、エッジが強調された画像で、PS3ほどはリンギングが出ない。BDZ-AX2000での再生画質が意外に悪くなかったので、これからはBDZ-AX2000での再生がメインになりそう。

Comments:2

Sohma | 返信

今更ですが、伺いたいことが。もし未だrd-a600お持ちでしたら、iLink端子経由でrd-a600の番組をBDに焼けませんか?

そろそろ買い替えたいのですが、rd-a600の番組を移せたらと思いまして......

おりおん | 返信

コメントに気がつくのが遅れてしまい、申し訳ありません。
残念ながら、RD-A600は既に処分(売却)してしまったため手元にありません。
ざっと検索してみたところでは、RD-A600からiLink経由で録画をDigaにダビングできた人もいるようです。
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000278510/SortID=13722357/

うまくいけば、RD-A600上の番組をDigaに移した上でDigaでBDを焼く、ということができるかもしれません。

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