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GoPro HERO9 Black、購入。(2021/02,03)

  • Posted by: おりおん
  • カメラ

うちにはアクションカムとしてSONYのFDR-X3000があって時々車載動画などの撮影で使用していたのだけれど、既に購入から4年以上経過していた。SONYのアクションカムの新製品が出そうな雰囲気は全くなかったけれど、そろそろ新しいアクションカムに手を出したくなってきた。SONY以外の製品としてはGoProのアクションカムがあり、最新世代であるGoPro HERO9 Black(以下HERO9)はかなり魅力的なスペックであったので、思い切って手を出してみることにした。

(この記事は動画付きでかなり重いのでご注意)

HERO9の購入先については、少し迷ったものの、GoPro公式ストアで購入することにした。販売価格が最も安かったことが理由である。購入時の価格は1年間のサブスクリプション込みで43000円であり、64GBのmicroSDXCカードとスペアバッテリーも付いてきた。サブスクリプションの価格は1年間有効で6000円であるが、不要なら解約できるし、サブスクリプション有効なら本体保証やGoPro公式ストアでの値引きがあるので、それも魅力があった。ちなみに他の通販サイトの価格はだいたい5万円以上であった。

GoPro公式ストアでサブスク付き本体に加えてメディアモジュラー(外部マイク端子やHDMI端子などを増設できるやつ)も購入したので、購入価格の合計は約5万円というころであった。MAXレンズモジュラーも公式ストアで購入したかったのだけれど品切れだったので諦めて、別の通販サイトで購入。他に、三脚ネジアダプタやRAMマウント対応アダプタ、液晶保護フィルムも購入。

GoProHERO9-Set

購入したもの一式。

GoPro公式ストアで購入したHERO9本体等はシンガポールからUPSで発送されたのだが、微妙なトラブル(GoProのユーザー登録で住所を日本語で登録したため文字化けしてしまい判別不能になったらしい)や土日を挟んでしまったこともあり、10日ほどかかって自宅に到着。バッテリーの充電も行い、テスト撮影を行うことにした。HERO9とFDR-X3000で似たような条件で撮影できる2K60p広角と4K30p広角は同時にFDR-X3000でも録画して、録画結果を比較してみることにした。

X3000-GoPro9

FDR-X3000とHERO9はRAMマウント経由で同時に搭載してみた。

微妙にレンズ位置が違ってしまうが、気にしないことにする。

以下、バイクに搭載して録画テストを行った結果である。各動画は再エンコードしているが画質はあまり落としていないため、かなり重いのでご注意。HERO9は4K60p広角にも設定できるが、録画するのを忘れた…。音声についてはかなり風切り音が入っているので、参考にならないと思う。

  GoPro HERO9 BLACK FDR-X3000
2K60p広角
4K30p広角
2K60pリニア  
2K60pリニア水平維持  
4K60pリニア  
4K60pリニア水平維持  
MAXレンズモジュラー
2K60p超広角
 
MAXレンズモジュラー
2K60p超広角水平維持
 
MAXレンズモジュラー
2K60p広角
 
MAXレンズモジュラー
2K60p広角水平維持
 
MAXレンズモジュラー
2K60pリニア
 
MAXレンズモジュラー
2K60pリニア水平維持
 
MAXレンズモジュラー
2.7K60p超広角
 
MAXレンズモジュラー
2.7K60p超広角水平維持
 
MAXレンズモジュラー
2.7K60p広角
 
MAXレンズモジュラー
2.7K60p広角水平維持
 

FDR-X3000のブレ補正は空間ブレ補正採用でそこそこ優秀なんだけれど、4K30fpsではバイクからの振動を補正しきれずコンニャクが盛大に出る。HERO9では同じ状況でもそこそこブレを補正できているので、HERO9のブレ補正機能はかなり優秀なようだ。ただ、HERO9は暗所でのブレ補正が弱いとの評価があるので少し心配。ただ、あまり暗所撮影はしないと思うので、おそらく問題にはならないと予想。

HERO9にあってFDR-X3000にない機能としては、前面・背面モニタと、リニア補正・水平維持がある。カメラ本体にモニタがあるのはやっぱり便利。HERO9の操作は背面モニタでのタッチパネル操作になるのだが、やや反応が悪いのが残念ではある。リニア補正や水平維持を有効にすると微妙に画質が甘くなる感じがあるが、歪みが無い自然な感じの動画になるので、画質が微妙に甘くなる点を考慮しても十分に利用価値がある。おそらく、普段はリニア補正と水平維持をかけた状態で撮影することになりそう。

MAXレンズモジュラーはHERO9のレンズカバーを回して外して付け替える形になる。HERO9はMAXレンズモジュラーを自動認識するわけではなくて、取り付け後、HERO9の方でMAXレンズモードを有効にする必要がある。MAXレンズモジュラーを最初に取り付けようとした際には、かなり力をかけてもMAXレンズモジュラーが最後まで回りきらず不良品なのかと思ってしまったのだが、情報収集した結果、MAXレンズモジュラーには取付がかなり固いものがあり、その場合、取り付け部分を潤滑すると取り付けられるとのことであったので、MAXレンズモジュラーの取付部分にバイク用のチェーンルブを爪楊枝を使ってごく少量だけ塗ってみた。その結果、やはり取付は固いものの、何とかMAXレンズモジュラーを最後まで回しきって取り付け完了できるようになった。

MAXレンズモードでは最大解像度が2.7Kまでになってしまうものの、より強力なブレ補正と、360度水平維持ができるようになる。MAXレンズモードでは無い場合の水平維持は45度までになる。ただ、うちのバイクに車載して録画する分には傾きが45度を超えることはなさそうなので、水平維持の強化という目的ではMAXレンズモードを使用することはなさそうである。

メディアモジュラーは外部マイクを使用するために購入した。HERO9のマイクは前面にあるので走行中は風切り音が入りまくるし、メディアモジュラー側のマイクも風防がついているものの走行中は風切り音に対してはほとんど無力である。外部マイクとしてはFDR-X3000でも使っていたECM-CS3がそのまま使える。ECM-CS3も設置位置によっては風防を付けていても風切り音を拾ってしまうので、設置位置については試行錯誤中。

今のところHERO9の使用感としてはだいたい満足できるレベルなのだけれど、気になる点としては、バッテリー消費速度が思っていたよりは早い感じなのと、状況によってはブレ補正が悪い方向に効いてしまう(動画中でカクっと補正が変化することがある)点がある。バッテリーについては購入時に予備バッテリーが付いてきたので2個体制だったけれど、より速く充電するために専用充電器を購入(これにもバッテリーが付いてきた)したことで3個体制になった。これだけバッテリーがあればおそらく問題なく運用できると思う。

あと、HERO9にはFDR-X3000と同じようにGPSが搭載されていて位置情報を記録できるのだが、その位置情報を利用できるソフトウェアはGoProからは提供されていない。FDR-X3000ではSONY純正のPlayMemories Home上でマルチビュー動画を作成する際に位置情報を利用して速度や軌跡を追加できるのだが、HERO9では純正ツールで位置情報を利用した情報を追加した動画を作成することはできない。情報収集したところ、RaceRenderというソフトを使うと位置情報を使った動画を生成できることが分かった。RaceRenderはフリー版もあるけれど制限がきつくて使うのは厳しい。制限が全て解除されるUltimate版の価格は約60ドルで、手を出せない金額ではない。おそらく購入することになりそうだ。

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