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フレッツ・テレビ、導入。(2021/03,04)

  • Posted by: おりおん
  • AV | 家電

うちではマンションの共聴設備に加えてJ:COMテレビも契約していて、地上デジタル放送・BSデジタル放送とJ:COMテレビの各種チャンネルを視聴できる状況であったのだが、いくつか不満点があり、何とかしたいと考えていた。何気なく情報収集していたところ、フレッツ・テレビのサービスがあることに気がついた。サービス内容を確認したところではこれまでの不満点を解消できそうであったので、さらに調査・確認を行うことにした。

これまでの受信形態での不満点としては、以下のものがあった。

  • 開局時期が新しいBSディジタル局(BS11等)が正しく受信できない。
  • 110度CS放送は全く受信できない。
  • J:COMテレビの有料チャンネルはSTB経由での受信になるので録画先がブルーレイレコーダーとSTB側に分かれてしまう

BS11等が正しく受信できない件については、マンションの共聴設備が古いために新しい局に十分対応できていないことが理由のようだ。受信自体はできるものの不定期に受信レベルがガクッと低下することがありブロックノイズが多発してしまう。マンションオーナーに連絡したことはあったけれど改善はされなかった。BS11等はJ:COMテレビのSTB側では正しく受信できるので、これまではSTB側で受信し録画することで対応していた。110度CS局が受信できない件についてもマンションの共聴設備が古くて対応できていないためのようだ。(全てのチャンネルが受信レベル0になる)

J:COMテレビの有料チャンネルの録画がSTB経由になるのは仕方ないことではあるけれど、なるべくブルーレイレコーダー側に録画を集約したいと考えていた。上記したようにBS11を録画しようとするとSTB側で録画する必要があることもあり、これも解決したいと考えていた。

うちには部屋まで光ファイバーを引いているため、光ファイバー経由で放送を受信できるサービスが利用できる環境になっている。光ファイバー経由で放送を受信できるサービスとしてはひかりTVとフレッツ・テレビがあって、ひかりTVについては前から知ってはいたのだがインターネット通信とテレビ放送で光ファイバーの帯域を共有する(IP再送信)方式でインターネット側の速度に影響が出そうだったので契約しようとは考えていなかった。フレッツ・テレビについてはインターネット通信側と放送受信側でそれぞれ別波長の光を使用するとのことで放送受信していてもインターネット側には影響を与えない。また、フレッツ・テレビでは地上デジタル放送・BSデジタル放送以外の有料チャンネルを受信するためにはスカパーと契約する形となり、受信可能なチャンネルもほぼJ:COMTVと同じであったので、J:COMテレビからの移行に問題はなさそうであった。

J:COMテレビからフレッツ・テレビに移行しても問題なさそうと判断できたので、フレッツ・テレビの設置を申し込むことにした。申し込みの時点では自宅近辺は一部がサービス提供エリアとされていて、実際にサービス提供エリア内かどうかが分からなかったので問い合わせてみたところサービスエリア内との返答があったので、正式に申し込みを実行。申し込んだ日付は3月7日であったが、繁亡期と重なってしまったらしく直近で週末に設置作業が可能な日時が4月3日とのことであったので、4月3日の午前に設定作業を依頼することにした。申込時にはスターターキット配布の希望について確認されたので、希望する旨連絡。スターターキットの内容は、5mあるいは10mの同軸ケーブルと分配器のセットである。うちではV-ONUとテレビ等の間の距離が5m以上10m未満というところだったので、同軸ケーブルは10mのものを選択した。スターターキットは設置作業予定日の数日前に到着。

設置作業の内容としては設置済みのONUと光ファイバーの間にテレビ用のONU(V-ONU)の追加となる。V-ONUについて検索してみたところ屋外設置用の大型のV-ONUについての情報ばかりがヒットして心配になったのだけれど、実際に設置されたのは屋内設置用の小型の製品であった。

V-ONU ONU

左が今回設置されたV-ONU。
右はONU。V-ONUの方が少し背が高いが
体積はさほど変わらない印象。

V-ONUの設置の前にはONUに直接接続されていた光ファイバーをV-ONUにも接続する作業が行われた。壁から出ている光ファイバーを一旦光コンセントに接続できるようにして、その光コンセントからV-ONUに光ファイバーで接続し、さらにV-ONUから光ファイバーでONUに接続するという感じの作業を担当の方が行われていたのだが、光コンセントへ光ファイバーを接続するために光コネクタを接続した後に信号レベルが出ない状況になったらしく苦戦されていた。マンション側のMDF内の接続の確認や更新なども行われたけれど信号レベルは回復せず困惑されていた様子だったが、どうやら屋内の光ファイバーについて極端に屈曲していた部分があって、それを改善することで信号レベルも復活したらしい。約30分ほどで無事に設置作業も完了したようで、担当の方は次の現場に向かっていった。

設置作業完了後、スターターキット同梱の同軸ケーブルをV-ONUに接続し、壁を這わせてテレビ等のエリアまで導いて分配器を接続し、テレビとブルーレイレコーダーのアンテナ入力に分波器経由で接続。テレビ・ブルーレイレコーダーとも正しく放送を受信できることを確認できた。J:COMテレビと一部の放送局が異なるので放送局再スキャンも実行。これまで正しく受信できていなかったBS11等の開局時期が新しいBSデジタル放送局についても問題なく受信できることを確認。また、110度CSデジタル放送局についても問題なく受信できることを確認できた。

ただ、この時点で少し不安になったのがV-ONUの映像インジケータが点灯しないことであった。担当の方はアンテナ接続したら点灯すると言っていたし、V-ONUについて検索してみても正常受信時に点灯・受信失敗時に消灯・異常時に赤点灯という感じの情報しかなく、点灯していないことが何らかの異常を示しているのではないかと不安になったのだ。問い合わせてみたところ非点灯でも異常なしとの回答をもらったので一安心。

フレッツ・テレビでの地上デジタル放送・BSデジタル放送の受信が正しく行えることを確認できたので、スカパーと契約して110度CSデジタル放送局の契約を行うことにした。とりあえずは基本プランを選択して追加でAT-Xも契約。Web上で契約手続きが可能なのであっさりと手続き完了。受信も確認できた。フレッツ・テレビで新4K8K放送(BS4K左旋・BS8K・110度CS4K)を受信するためには「光対応 新4K8K衛星放送アダプター」(価格は約1万円)というものが必要になるのだが、これはスカパーの公式サイト経由で購入可能なので発注。ちなみにこの「光対応 新4K8K衛星放送アダプター」はスカパー契約と同時に110度CS4K放送の契約を行うと無償で提供されるのだが、その方法がよく分からなかった。スカパー契約の際に電話連絡で契約を開始する必要があることが分かったのだが、既にWeb経由でスカパーを契約してしまったので無償提供の対象外になってしまった。スカパー公式サイト経由での納入では半額になったので我慢するしかない。

「光対応 新4K8K衛星放送アダプター」は発注からしばらくして届いたので、設置作業を行った。V-ONUからのアンテナ出力をアダプターの入力側に接続し、アダプターの地上デジタル出力とBS/CS出力をそれぞれブルーレイレコーダーのアンテナ入力に接続、ブルーレイレコーダーのアンテナ出力をテレビのアンテナ入力に接続、という形である。これで、ブルーレイレコーダーとテレビでBS左旋・110度CS4K放送を受信できることを確認。ただ、この時点では110度CS4K放送は未契約のためお試し状態で受信できているだけで正式に受信を行うためには契約する必要があり、視聴する可能性があったJ SPORTS 4K放送セットを契約することにした。スカパーのサイトの案内通りにJ SPORTS 4K放送セットを契約しようとしたのだが、手順通りのはずなのに契約の選択肢にJ SPORT 4K放送セットが出てこない。仕方ないのでスカパーの方に電話で問い合わせたところオペレーターさんが契約手続きを行ってくれた。これで、スカパーに関する必要な契約手続きは一通り完了。

なお、WOWOW 4KについてはWOWOW契約済みなら4K放送登録(無料)を行うことで受信可能になる。4K放送登録はWeb経由で行えるので登録作業を行い、WOWOW 4Kが受信できることを確認。

以上でフレッツ・テレビを利用する環境が整ったのでJ:COMテレビは解約することにした。J:COMテレビのSTBであるJ:COM LINK(XA401)経由で録画した番組については、ダビング可能なものはLAN経由でブルーレイレコーダーにダビングを行い、ダビング不可能な4K放送の録画番組については未視聴のものを全て視聴。J:COMに解約の申し込みを行い正式に解約し、J:COM LINKも回収してもらった。

今回のフレッツ・テレビ契約の結果、目論見通り録画を全てブルーレイレコーダー側に集約することができたのだが、やや心配になったのが同時録画数である。J:COM LINKは2番組同時録画が可能なのでブルーレイレコーダー側と合わせて5番組同時録画まで対応できていたけれど、J:COM LINKが退役したので同時録画数はブルーレイレコーダー側3番組同時録画までになった。これで十分だとは思うのだけれど、保険として、テレビ側の録画機能も生かしておくことにした。BRAVIA KJ-48A9Sはチューナ2基搭載で1番組だけ裏録画可能なので、ブルーレイレコーダー側で対応できない場合はこちらの録画機能を使うことにする。録画用のHDDとしてXA401に接続していた外付けHDDを初期化した上で流用しようとしたのだが、外付けHDDを認識できるもののエラーが出て正しく運用できなかった。しばらく前から未使用だった2.5インチ外付けHDD(Touro Mobile 1TB)を接続してみたところ、問題なく認識されエラーも出なかったので、これを録画用HDDとして採用することにした。テレビ側の録画頻度は低そうだし、容量もとりあえず1TBあれば十分だと思う。

ちなみに、フレッツ・テレビ視聴に関わる費用はJ:COMテレビ利用時の費用より微妙に高くなった。フレッツ・テレビの方が利便性が上がっているので許容できる範囲ではあるのだが、場合によってはスカパーの契約を見直してコストを下げるかもしれない。

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