最近になって、自宅からさほど離れていない住吉川にカワセミが出没するとの情報を得た。カワセミの撮影は以前にも行ったことはあったのだが、自宅から少し離れた場所にある奥須磨公園での撮影で、その上、あまり近くでは撮影できなかった。住吉川は街中の川なのでもう少し近くで撮影できるかもしれないと思い、出撃してみることにした。

住吉川のどのエリアにカワセミがいるかは分からなかったので、河口に近い阪神の魚崎駅近くから東側の川岸に降りて、上流方面に歩きつつカワセミを探すことにした。途中、いきなりカワセミと遭遇したけれど、カメラ機材の準備を行っている間に逃げられてしまい撮影できなかった。そのまま上流方面まで2kmほど歩いて行ったけれどカワセミに遭遇することはなく、ある程度まで行ったところで諦めて引き返して、西側の川岸を下流方面に歩いて行った。しかし、やはりカワセミに遭遇することはなく、今回は外れだったかなと思い始めていた。そんな折、最初にカワセミに遭遇したエリアあたりで、再度、カワセミに遭遇。

カワセミはあちこちに移動していて、川岸に止まることもあれば、川の中の岩の上に止まることもあった。撮影エリアの住吉川の川幅はそんなに広くなくて（10mもない？）、川の中の岩までの距離も遠くない上に、このカワセミは比較的人に慣れているらしく、かなり人が近づかないと逃げることはなかった。SEL200600Gの望遠端で撮影してみたら、そこそこのサイズで撮影することができた。上の写真はリサイズしてあるけれどトリミングしていない。さすがに飛んでいる途中やダイブの瞬間は撮影できなかった。

別の日に、再度、カワセミ撮影のため住吉川に出かけた。前回の撮影でカワセミの出没エリアがだいたい分かったので、そのエリアで撮影を行うことにした。今回は飛んでいる姿やダイブの瞬間を撮影することを目指して、使用レンズを身軽なSEL70350Gに変更し、ドットサイトEE-1を使用して追いかけやすい体制にした。

ドットサイトを使ったことでカワセミの動きを追いやすくなり、何度か、飛んでいる姿の撮影に成功することができた。ダイブの瞬間の撮影にもチャレンジしたけれど、今回も失敗。上の最後の写真はダイブ後の撮影で、これも実際は失敗作。ピントがちゃんと合わなかった。また、比較的近い場所でカワセミがホバリングしている状況に遭遇したので撮影してみたのだが全てピントを外してしまい全滅。非常に残念であった。なお、上の写真はいずれもリサイズ＆トリミング済み。

住吉川はには各種排水が流入しないらしく、街中を流れる川にしては水も澄んでいて、かなり綺麗であった。カワセミ以外にも数種類の野鳥がいた。カワセミの餌になる小魚や虫もいるみたい。こんなに近くに野鳥を撮影できる場所があるとは思わなかったので、また、機会があれば撮影しに行きたい。