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ショックマウント、導入。(2020/09)

ツーリングなどでバイクにアクションカムを搭載して車載動画を撮影することがあるのだが、ある程度の振動まではアクションカム側のブレ補正で吸収できるものの細かい振動は防ぎきれず、動画に細かいブレが残ってしまっていた。細かい振動を防ぐ方法は色々と試していたけれどまだ決定打がなく、改めて調査していたところ、ショックマウントという製品を発見。さほど高価でなかったこともあり、試してみることにした。

ショックマウントとして発売されている製品は、カメラのホットシューに装着してPCMレコーダーを搭載し、カメラから伝わる微振動をPCMレコーダー側に伝えないようにすることを意図しているようだ。微振動を伝えないという機能をバイクからの微振動をアクションカムに伝えないという目的に応用できそうなので、試してみたくなった。調査の結果、購入したのはBOYA BY-C10という製品。細めで柔軟性があるプラスティック製バーを経由してデバイスを搭載するタイプの製品である。BY-C10については、デバイスをマウント本体に固定するためのネジは小ネジ(1/4インチ)であるが、マウント本体を固定すためのネジは大ネジ(3/8インチ)であったので、大ネジ→小ネジ変換アダプタも一緒に購入。

ActionCamWithShockMount-1

ショックマウント経由でアクションカムを装着した状態。
RAMマウントを使って、ステムマウントから装着。
ウインドスクリーンを避けるためにアクションカムは高めの位置に装着。

ActionCamWithShockMount-2

ショックマウントとアクションカムの拡大。
ショックマウントの構造が分かる。

この状態で撮影テストを行ってみたところ、ショックマウントを使わない状態と比較すると明らかに微振動が軽減されていることが分かった。特に、これまで4K動画を撮影した際に避けられなかったコンニャク現象がほぼ出なくなったのは大きい。ただし、ショックマウントを使用時のデメリットが無いわけではない。大きめの振動があると揺り戻しが来るし、カメラの回転方向のブレが少し出てしまう。揺り戻しについては仕方ないので諦めるとして、回転方向のブレについては、以前に試してみたことがあるSONY純正パーツAKA-MVAを使用した状況よりは明らかにマシで、十分に実用になるレベルであると思う。今後もショックマウントを使用してみようと思う。

以下、ショックマウント導入前と導入後の動画を比較してみる。2K動画では大きな差はないが、4K動画では顕著な差があることが分かる。

 

2K-60fps

4K-30fps

ショックマウントなし
ショックマウントあり
実は、前の記事の琵琶湖一周ツーリングで記載した新兵器というのは、このショックマウントであったりする。ツーリング前に動作テストを行う余裕がなく、まさにぶっつけ本番で採用したのだが、予想以上に効果があって驚いていたのだ。

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