Home > バイク > FireStorm、キャブレターオーバーホール。(2018/06)

FireStorm、キャブレターオーバーホール。(2018/06)

  • Posted by: おりおん
  • バイク

うちのFireStormについては、前回車検時に色々と見てもらった際に、エンジン高回転時に黒煙が発生することを指摘されていた。しばらく様子を見るつもりであったけれど、多少は気になっていたのと、予算に余裕があったので、思い切ってキャブレターのオーバーホールを依頼し、調査・調整を行ってもらうことにした。

今回も、いつもメインテナンスでお世話になっているレッドバロンの工場でオーバーホールを行ってもらうことにした。まず、オーバーホールを正式に依頼する前にオーバーホールに関連する各種部品の在庫確認を行ってもらったところ、問題なしとの連絡を受けた。作業工賃についての見積もりも教えてもらい、うまくいけば4万円台、ワーストケースでも6万円程度、とのことであった。その次の週末からオーバーホールを行ってもらうため、レッドバロンの工場にFireStormを預けることにした。

FireStormを工場に預けた翌週になって、工場から最初の連絡があった。ジェット類の番手についての連絡であったのだが、その際に、スロージェットの番手について#45との連絡があった。ふと気になったので調べてみたところ、#45は国内仕様での番手であり、海外仕様であるうちのFireStormでは#48が正解であった。このため、改めて工場に電話し、海外仕様なのでスロージェットの番手は#48が正しいことを連絡。工場側でも番手の違いを認識していたそうで、#48で進めることを確認できた。

数日たってから、再度、工場から連絡があった。フロント側のキャブレターについて、ダイヤフラムが破れていたためバキュームピストン一式の交換が必要とのこと。リア側については問題なかったようだが、不安なので、前後とも交換してもらうことにし、その旨、返答。バキュームピストン一式は意外に高価(8500円らしい)なようで、この交換により、6万円弱の出費がほぼ確定することになった。

diaphragm

今回交換されたバキュームピストン一式。
左側がリア側、右側がフロント側。
分かりにくいがフロント側に破れあり。

diaphragm-torn

フロント側バキュームピストン一式拡大。
2カ所、ダイヤフラムが破れている。
取付時に皺が付くらしく、その皺に沿って破れた気配。

FireStormを工場に預けてから、次の週末になって、作業完了の連絡があった。費用は、作業工賃と部品代の合計で59000円ほど。作業前後でパワーチェックも行ってもらえたようで、作業後、最大出力が微妙に増加した様子。ただ、高回転域(車速200km/h以上)で失火が発生している様子だが、そこまで回すことはおそらくないので、とりあえず様子見とすることにした。前述したバキュームピストン一式の他に、各種ガスケット類・ニードルジェットホルダー・フルートバルブが交換された。調整箇所としては、パイロットスクリューを絞ったとの連絡があった。前後キャブレターについて、作業前は全閉から2回転3/4・2回転1/2戻しになっていたのを、作業後は前後とも1回転戻しにしたとのこと。パイロットスクリューの設定は低中回転域に効いてくるらしいので、作業後は、低中回転域での混合気を作業前より薄くする設定になっていることになる。この状態でしばらく走行してみて、様子を見てみようと思う。ちなみに、作業前で指摘されていた黒煙については軽減されたとのこと。

FireStormを引き取ってからはまだ十分に走行できていないが、走行中に気がついた点として、アイドリングが安定していることと、バックファイアがなくなったことがある。低中速域については、気のせいかもしれないが、幾分スムーズになった感じもあった。引き取り直後に給油したついでにヤマルーブPEAカーボンクリーナーを投入したので、その影響の可能性もある。アイドリングについては、経験上、おそらくカーボンクリーナーの影響だと思うけれど、バックファイアがなくなったのは、今回のキャブレターオーバーホールの影響ではないかと思う。以前ならアイドリング中に時々「バコンッ」という感じで振動を伴ってバックファイヤが発生し、時にはエンストすることもあったのだ。

今回のキャブレターオーバーホールについては、当初の予想よりは出費が多くなったものの、実施して良かったと思う。このまま、しばらく様子を見てみる予定。

Comments:0

コメントする

Home > バイク > FireStorm、キャブレターオーバーホール。(2018/06)

Search

Feeds

Return to page top